
こんにちは、alpapa(アルパパ)です。(@alpapa11)
0~6歳の子供の性格の原因は、はやり親の影響が大きいです。
しかし、親の性格=子供の性格ではなく、
親の子供への対応の結果が、子供の性格として出てくると言われています。
主に親のどこが原因か?
子供の性格を変えるには親がどう対応するのが効果的か紹介していきます。
目次
子供の性格が悪い原因は親です、が・・・。
「子供の悪いところは親のせい」
誰もがまず思い浮かべることですが、
その通りです。
ただし、子供の性格は、
遺伝による元々の気質、家庭環境、経済状況など総合的な要素の結果なので親だけが原因かというとNOですし、
遺伝から経済状況まで、
結局は親が原因といえばYESです…。
子供の性格は、
生まれ持った気質と環境から作られます。
生まれ持った気質に良いも悪いもなく、
それをどう活かすか?次第です。
生まれつきの気質に対して、
親がどう対応してあげたか、
どんな環境を与えてあげたか、が性格に大きく影響します。
一般的には、遺伝(生まれつきの気質):環境(6歳以下ならほぼ親)の影響は、0歳で→100:0、これが5~6歳になる頃には→50:50になり、その後、反転して→30:70になると言われています。
つまりどんな気質の子が生まれても、
6歳になる頃にはその子の半分は環境(親)によって作られています。
その後、小学生〜大人にかけては、気質(遺伝):環境(親→友達へ)の影響は、30:70となっていくので、6歳以降の子供の性格に一番影響を与えるのは友達と言えます。
ザックリまとめると、
0~6歳は、親。
6歳~大人は、友達(人間関係)。
これが性格に強く影響します。
『朱に交われば赤くなる』
というやつですね。
なにはともあれ、
0~6歳は心の土台を築く重要な時期なので、子供の性格はどうせ親のせいと思われてしまう…というのも現実です。
就学前の幼児に限っては、友達から生活環境、何をするにも親次第。
子どもが触れるもの全て親の監視下にあるため、ここは否定できないところですね。
人格と心は、幼い頃に100%親から作られて、ほぼ一生変わらないと言われています。
引用元「頭のいい子にする最高の育て方」/はせがわわか(著)
ただし!
親の性格=こどもの性格
親の子供への対応=その結果、こどもの性格に反映
です。
なので親がどれだけいい人でも、愛情がうまく伝わってなかったり良くない叱り方をしていたりと、子供への対応が良くなければ、子供の性格は歪んでいきます。
特に性格形成に重要な3歳まで、まだまだ影響を強く受ける6歳までは、親も気をつけて育てましょう。
6歳までって…
育児が一番大変な時期ですよね..。
正直、なかなか完璧に対応できる親は少なく(たぶんいません)、そのせいか、誰もが1つくらいは歪んだ面や心の傷を持っています。
これに関しては成長とともに人前で出さない術も学んでいくので、度を超さない限り心配ありません。
しかし、幼児の間はそんなこと気にぜず全部出します。
子供の性格は2歳半〜3歳ごろから顕著に見えてきますが、それは赤ちゃんの頃からインプットされたものがジワジワ表れる時期がこの頃だからです。
なので、性格が悪く見えても、
子供はインプットされたものを出してるだけで基本的にそこに悪気はありません。
幼児は見て聞いて知っていることから真似していきます。
つまり、親が子どもに見せる事&聞かせる事=真似しなさいと教える事です
子供の性格は、親の見せる言動、
そして自分へ対する反応や接し方によって作られていきます。
改善すべきは、子供ではなく、親の方です。
子供の性格を変えるには、親が子供への対応を変えればいいのです。
では、具体的に親のどんな対応が原因で、どうなるのか次項で紹介していきます。
子供の性格が悪くなる原因
改善ポイントを紹介しますので、
思い当たるふしがある方はご参考ください。
子供の性格に影響する「生まれ持った気質に合わない」接し方

子どもには持って生まれた気質があり、
それぞれに得意・不得意があります。
あなたがお子さんの
「性格が悪い、ダメなところ」と
感じるのはどんな一面ですか?
それを改善するのに、子供には、
どのくらいのやる気やエネルギーが必要だと思いますか?
実は0~6歳の幼児期は、
短所の改善に適した時期ではありません。
苦手なことを「できるようにならないと将来困る」と叱るより、まずは得意な事をたっぷりやらせて長所を伸ばす事に重点をおいてください。
長所をたっぷり伸ばし、
身についた自信が、苦手な事を克服するやる気なります。
このやる気やエネルギーがない状態で、
「悪いところを直なさい!」というのは、子供にとってかなりのストレスです。
親がその子のそのままを受け入れ、良い面に目を向け、自信・自己肯定感を育んでいけば、その子は活きてきます。
逆に、「うちの子は〜ができない、できるようにならないと!」と長所より短所の改善ばかりに目を向けると、子供は自信を失い、やる気も出ず、傷つきます。
もちろん最低限のしつけは必要ですが、短所の改善には大量のエネルギーを使うので、まずは長所を伸ばし「自信、やる気」を育てエネルギーを充電しからにしましょう。
【ポイント】
悪い面を直すのは、
良い面を伸ばして自信をつけてから!
子供の性格が悪くなる原因『親の言葉』

子供は「バカ」と叱ればバカになり、
「どうして意地悪するのよ!」と責めるほど意地悪な性格にまっしぐらです。
間違っても
「ほんっと性格悪いわね!」
「あなたケチね、わがままだし」
なんて言葉をかけないようにしてください。
親が言うほどその通りの性格になります。
『親が子供にかける言葉』は、
想像以上に深く性格に影響します。
性格だけでなく、能力、学力、そして運にまで影響します。
いつから影響するかというと妊娠中からですが、とにかく6歳ごろまでは言葉に気をつけて育ててください。
子供の脳は、まだ完成していません。
脳波も意識構造も大人とは違います。
この状態はどんな状態か、わかりやすく言うと洗脳状態です。
6歳までの脳は、
言葉の暗示にかかりやすく、親のいうことをなんでも信じ、冗談は通じません。
6歳までは、今まさに
「どんな脳になるのかプログラミング中」で、親や周囲の言葉を集めてプログラムしている最中です。
0~6歳を育てるママに知ってほしい事↓
ママは絶対知るべき!6歳までの子供の脳と心、今日からの育児を変える
「育児と言葉」に関するオススメの本も紹介しておきます↓
【子どもが育つ魔法の言葉】の感想とレビュー
子供の性格が悪くなる原因『親が与える人間関係』

例えばもし、
周囲に否定的な言葉を使う大人がいれば、子供はその影響を受けます。
お行儀の悪いお友達がいれば、つられて行儀が悪くなったり、まねしておふざけします。
人は真似をして学んでいくので、周りのすべてが学びの対象です。
これは共感能力や社交性あると見て良い面もあるのですが、困るほどであれば誘われても遊ぶ必要ありません。
幼児のうちは、
お友達や環境は親が選んであげれます。
大人の集まりに子供を連れて行く時も気をつけてください。
仲がよくても愚痴を言う友人、子供に悪影響な話をする人がいるなら連れて行かないのが無難です。
日常と違うイベントは刺激が強いので、
幼児の記憶に刷り込まれやすいです。
もし、良くない事があった時は
「5分間暗示法」などで傷を流してあげるのも効果的です。
引くほど効いた5分間暗示法のやり方↓
魔法の【5分間暗示法】の効果は絶大!子供を叱りすぎた時のフォローにも
6歳をすぎると、
子供の性格は、周りの環境からの影響がより強くなります。
これは大人も同じですが、
人は人間関係からもっとも影響を受けます。
小学校へ入ってからの子供の世界は、友達です。
小学校へ入ってからガラリと性格が変わる子も珍しくありません。
明るくなったり社交的になるのは嬉しい影響ですが、度を過ぎたおふざけばかりするようになると困ったものです。
周囲に流されすぎないよう、
6歳までの幼児期に『自信、自己肯定感』をしっかり育て、心の土台を作ってあげる事が大切です。
6歳以降、親がしてあげれる事は少なくなってきますが、子どもが成長できる良い仲間と場へ送り出してあげてください。
そして親はいつでも駆け込める安全地帯であることが理想です。
理想…です。
Sponsored Links子供の性格が悪くなる原因『親のきまぐれ』

親が気分屋だと、こどもは混乱してわがままになります。
例えば、いつもはダメといっていることを、親が気分次第で「今日はいいよ」と許したり、逆にいつもはいいよということを「今はダメ!」と親の気まぐれでルールを変えると子供は混乱します。
親や大人の気まぐれな態度によって「何がいいのか悪いのか」基準がわからなくなるため、その子の中でさじ加減をはかるものさしがしっかり育ちません。
さじ加減を考えずものを言うので、周囲からみたらわがままな子に映ります。
楽観的な性格は良いことですが、幼児に対してしつけるときは一貫してください。
例外が起きる時は「今日は誕生日だから特別ね」「おばあちゃんが来てくれた時だけね」など、きちんとルール外になる理由を説明しましょう。
うちの子、人の話を聞かない!3歳で聞けない原因と6歳までに直すコツ
子供の性格が悪くなる原因『子供を叩いてしつける』
子供を叩いてしまうことによる悪影響は、山ほど報告されています、その報告をまとめると、叩いてしつけると脳がダメージを受け性格が歪むです。
そもそも叩いて恐怖や痛みで従わせて、いい影響が出るわけないです。
子供を叩くことの悪影響についてはこちらをご覧ください↓
【子供を叩いてしつけるのは逆効果】暴力が与える影響とダメな理由
育て方間違えた?3歳でよく見られる悪い性格

3歳はイヤイヤ期も終わって知恵もどんどんついてくる頃、
急に成長した一面が見られます。
この頃よく見られるのが、
お友達への意地悪。
おもちゃをぶんとったり、隠したり、お友達を叩いたりする子がいます・・・
これは本人的には
自分のテリトリーを守るに事に必死で、
「おもちゃを取られないためにはどうすればいいか?」
「どうすれば親に怒られず、おもちゃを優先できるか?」
考える力も知恵もついてきた結果なのですが、親の目を盗んでお友達にいじわるしている様子を見てしまうと、陰湿にに見えて心配になります。
そして3歳はまだ加減ができず、
おもちゃを引っ張るにも度が過ぎて相手を泣かせてしまったりします。
しかしこのような一面は
大人の対応次第で改善していきますし、自制心も育ってくるので4歳ごろの年中さんにはほとんど見られません。
こういう時は、一方的に否定したり叱りつけず、例えば「このおもちゃで遊びたかったのね」とまずは気持ちを受け止めてあげてください。
それから「お友達のおもちゃを取るのはダメです」と善悪を教えます。
ここで注意は「悪い子!」など人格否定した言い方はせず、悪い行為の方を正してください。
そして「使いたいなら、どうしたらいい?貸してって聞いてみる?一緒に遊ぼうっていう?順番待ってるって言ってみる?」など、お友達と話し合いで解決させるよう教えてあげてください。
争いごとは子どもにとって人間関係と交渉を学ぶ最高の場です。
引用元:男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方/竹内エリカ
3歳はとにかくお友達ともめるのが多い時期です。
でもこれは、人間関係を学ぶチャンス、交渉力をつけるチャンスですので、親が全て解決してしまわず、子どもにいろいろな問題解決の仕方を教えていってあげてください。
よっぽど怪我をするような悪い事でない限り、いきなり否定したり叱りつけて終わらせないようにしましょう。
初めはできなくても、
お友達と相談したり、我慢をしたり、
3歳〜4歳にかけてだんだんとできるようになってきます。
幼児の自制心が育ってくるのは、
一般的に4歳と言われています、詳しくはこちら↓
マシュマロテストで子供の自制心がわかる!待てるようになるのは何歳?
児童館などでも、おもちゃの取り合いで大騒ぎしているのは幼稚園入学前の子たちばかりではないでしょうか?
幼稚園に入って1年たち4歳になるころには「予測脳」が発達し、順番、どうぞ、ゆずりあい等、ルールや約束をしっかり守ったり、先を予測して行動できるようになります。
しかしもし4~5歳になっても毎回こんなケンカをしていたら「仲良くできるよ」と前暗示かけるのも効果的です。
子供がお友達と仲良く遊べない、うまくできない時のおまじない
子供の性格を変えるには、親の対応を変える
子供の気になる性格を変えていきたい、
改善していきたいと思うなら、まずは親の方が子供への対応を変えてください。
親の日常での叱り方、褒め方、教え方、接し方を見直し、子供の気持ちを汲んだ対応をするよう、変えていってください。
これらの対応で、特に意識してほしいのは子供にかける『言葉』です。
言葉で気をつけたい、叱る時の言葉についてはこちら↓
【子供のダメな叱り方】親として最低限ここだけは押さえておきたい事
褒める時は、
子供の心を満たしてあげるのが◎
褒める時の対応についてはこちら↓
子供の褒め方『すごい』だけでは結果マイナス?失敗しない簡単な褒め方
おもちゃの取り合いでも、
3歳ごろならまず子供の気持ちを優先させてあげてください。
子供を否定する言葉を使わず「そっか、まだ遊びたいんだよね」と、いったん気持ちを汲んで受け止めてあげてから「そういう時はひっぱらず”少し待ってね”と伝えるんだよ」とか「おもちゃは順番だからそろそろ交代しようね」など状況に合わせて対応していってください。
親の地道な対応と言葉がけの積み重ねがジワジワ効いてきます。
Sponsored Links3歳で気になる性格は6歳ごろまでに直すべき

3歳で明らかに気になる子供の一面があれば、6歳までになんとか改善を試みてください。
繰り返しますが、
改善させるのは、子供の態度ではなく、親の対応の方です。
なぜ6歳までかというと、
6歳になり小学校へ入ると子供の世界は「友達」になります。
6歳以降、子供はだんだん自分の世界に親を入れていくれなくなります。
親が頑張ったところで、影響力が薄れていくのです。
ママのいうことは完無視しても友達の一言で一喜一憂したりします。
親がどれだけ「かわいい」と褒めても、
友達が「ダサい」と言った服は着なくなります。
親がどれだけ「テストの点なんて気にしなくていいよ」と言っても、友達に「えっ赤点だったの!?」と笑われたら泣いて帰ってきます。
そしてもう一つ大きな理由は、脳は6歳までに9割完成します。
同時に、性格、思考ベースなども9割出来上がってきますので、変化につながるまで時間もかかり、何より「本人の努力」も必要です。
万人に当てはまる育児の「正解」というのはありませんが、もし子供の性格で気になる一面がある場合「この子にはどう接してあげるのがベストなのか?」と、6歳になる前に一度見直す機会を作ってみる事をおすすめします。
0~6歳は手をやく時期ですが、
親の声がしっかり潜在意識に届いている時期でもあります。
この間に、将来への幸せの種をたくさん巻いてあげてください。