アート&音楽

たかが色、されど色。色が幼児にもたらす影響や育児への取り入れ方

こんにちは、絵描きママのalpapa(アルパパ)です。(@alpapa11)

色が育てる子どもの心とは?
幼児期に関わる色と脳への影響について説明します。
さっそく子どもの色彩環境を整えてあげましょう!

Sponsored Link

赤ちゃんへの教育、まずは色から

なんとなく色って大事って聞くけど、どうして?
なんだかんだで、あんまり子供の成長に関係ない気がするなぁ。

そんなママの疑問に結論からお答えします。

すごく関係あるので3歳までにたくさんの色に触れさせてあげましょう!

幼児指導の基礎概念において、トップにくるのは「色」です。

知育をするにあたり何からやればいいか迷ったらまず「色」から始めてください。

幼児期の色の経験は、主に以下のことに影響が濃く出ます。

  • ■色彩感覚が育つ。
  • ■感性が磨かれる、豊かに育つ。
  • ■多面的な視野が育つ。
  • ■脳が刺激をうけて活性化。

まず色彩感覚ですが、色彩感覚とは
「色を感じ取る能力」「色を使いこなす能力」です。

例えば、多くある色の中で「どれが一番濃い?」とか「一つだけ違う色あるのわかる?」といった微妙な色の違いを感じ取れたり、それらを使いこなす能力です。

また色彩感覚が育つと感性も豊かになります。

季節や温度によって変わる空の色を感じたり、

この色ならあの服にピッタリだとイメージできたり、

自分の感覚を表現する、という能力が育ちます。

感性の豊かさというのは、
その人の人間性も生活も豊かにするものです。

幼児が見る「色」人としての深い部分にゆっくり影響していきます。

続いて、
「多面的な視野が育つ」ことについて

幼児期に多くの色を見て育った子は、物の微妙な違いを観察することが得意です。

例えば、
小学生1~2年の子に「葉っぱを描いて」というと、多くの子は緑一色で塗りつぶしたりしますが、幼児期の色の経験が豊富な子は、葉脈を濃い緑で描いたり、季節や状況によって色を変えたり、あれこれアレンジしたりします。

つまり、想像して物事を多面的に見ることができるのですね。

ものごとを多面的に見る能力は、生きていく上で大きな助けになります。

問題を解決するにも、別の道を探すのも、相手の気持ちを汲めるのも、あらゆる方向から物事を洞察する力があってこそです。

最初に『3歳まで』とお伝えしましたが、3歳までの心の構造(潜在意識の構造)は大人とは状態が違い、赤ちゃんが見たり聞いたりした事が深く内面に刷り込まれる仕組みになっています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください↓


そして最後に「脳が刺激をうけて活性化」について

幼児期は脳に刺激が必要な時期で、とりわけ色からの刺激は重要です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、白黒がぼんやり見える程度ですが2、3ヶ月くらいからいろんな色を認識できるようになり、6ヶ月には立体感・距離感がついてきます。

そして1歳半くらいには10~20色ほどを言えるようになり、この頃には青、紺、水色などの同色の差もしっかり区別しママに教えてくれます。

脳の発達とともに認識できる色が増えるのですが、脳は刺激を受けるほどよく活性化し発達します。

そして「色」にはそれぞれ異なった刺激があり、多くの色を見るほどあらゆる刺激を受けます。

脳というのは、
刺激をえて何かひとつの特性や能力が伸びると、それと直接関係しない部分の能力まで伸びるという性質があります。

生後2ヶ月から楽しむことができる「色」からの刺激は、効率よく脳を発達させてくれるのです。

色による刺激とは?

ここでちょっと脱線し、
そもそも「色」って何?と考えてみると色というのはそこにあるものではなく、そこにあるものに脳が色をぬったものです。

リンゴが赤く見えるのは、
リンゴに光が当たる→光の波長が反射して目に届く→その光を網膜の視細胞が受け取る→視細胞が脳に信号を送る→受け取った信号から脳が「ハイこれは赤ね!」と識別して色を塗る→結果、リンゴが赤く見える。

これが「色」です。

光の波長を脳が識別して色をぬって見せてくれてるのが色です。

ただそこに色があるのではありません。
色は、脳の働きにより目の前に現れるのです。

なので、
幼児が多くの色を見分けるというのは、脳がそれだけいろいろな刺激をうけて、色を識別できる感覚が育ったということです。

0才〜幼児期の脳の発育に、刺激はかかせません。

特に、インプットゴールデン期の3歳以下は潜在意識にバリアがなく刺激や情報はすべて潜在意識に蓄積されるため、やはり3歳までに多彩な体験をさせてあげる事をおすすめします。

そして幼児は、
何もしなくても自分からカラフルなおもちゃに手をだして刺激を求めにいく事があります。

それだけ脳に刺激が必要な時期ということでしょうか、大人から見たら毒々しい色もありますが、意外にナチュラルな木の積み木よりドキツイ色のおもちゃを好んだりします。

子供が大好きなボールプールもママは目がチカチカしますね…(^_^;)

また、脳が色を識別する途中にホルモン分泌が行われます。

色によって違う刺激、分泌されるホルモンも異なるので、見る色によっては感情や体調に影響がでるのです。

この色の生理反応は、大人にも影響がありますが、とりわけ感情むき出しの幼児期は色からの影響がもっと大きい、と思っていてください。

Sponsored Link

どうやって色を教えるか?効果的な方法!

赤ちゃんに色を教える、
効果的な方法は、トーナルカラーカード色板を使って遊ぶことです。

もし可能なら、にじみ絵のような絵の具遊びも積極的にさせてあげましょう。

トーナルカラーカード・色板とは、
どちらも色のついた普通のカードなのですが、100~300色以上がセットになっています。

これらの色を赤ちゃんに見せながら、
「色の名前」をママが言葉で言うのがポイントです。

一枚一枚カードを見せて「これは赤」「こっちは緑」という具合に教えていきます。

カードや板以外にも、葉っぱや果物など実物のものを使うのもGOODです。

公園やお買い物の時「オレンジの葉っぱ」「赤いリンゴ」など赤ちゃんが見ている色を言葉で色の名前を言って教えてあげてください。

色の名前を文字でも見せたい場合は、色は色、文字は文字と分けましょう。

色を見ながらの声がけ、
そして見せた色を日常で使うことで、色の刺激は知識となり定着しアウトプットされます。

トーナルカラーカードは画材屋さんなどで購入できます、色見本、配色カード、折り紙などいろいろあり、例えば赤系の色だけでも何十色もあります。

そしてこれを1色づつフラッシュカードや色板にして使っていきましょう。

日本の伝統色は色も名前も美しく、
こういった色を季節に感じれる感覚が育てばステキだなぁと思います。
▶︎日本の伝統色一

そして何より理想的なのは、自然の色に触れて遊ぶことです。

秋の紅葉の山、冬の雪景色、春の新緑に花々、夏の万緑、
各季節に自然の多彩な色の中で遊ばせてあげるのが最高です。

「あの葉っぱは”もえぎ色”だよ」とか「”あかね色”の実がなってるね」など、子供が遊んでいる時にさりげなく色の名前を言葉で教え、多くの色をどんどん心に入れていってあげましょう。

遊んでいる時に心にはいった色は、その色を知った時の思い出、温度、香り、触感など総合的に良い刺激となります。

先ほど色によるホルモン分泌の話に触れましたが、3歳以降、あまりにごちゃごちゃした配色のインテリアや色も物も散らかった環境にずっといさせると、脳への刺激伝達が激しく「色がうるさい・・・刺激がチカチカして落ち着かない」と寝つきが悪くなったり、ストレスがたまる子もいます。

お片づけはきちんとする、
お昼寝をする寝室は落ち着いた色にするなどして、色彩環境を整えてあげてください。

また逆に家中をモノトーン一色のインテリアに、無色の木のおもちゃで統一するのもオススメしません。

カラフルなおもちゃが苦手な家庭なら、
せめて絵本はカラフルなものを選んで読み聞かせするなど工夫をしましょう。

子どもが黒ばかり使う場合は心の病気?

画用紙を黒で塗りつぶしていると「え、まさか精神的ストレスが・・・!」と
心配になりますが、これは2歳ごろまではよくあることなので心配いりません

2歳前後までは単に「わかりやすい」色を好んで使う子が多いです。

赤や黒は赤ちゃんでも見えやすい=わかりやすい=選びやすい、といった理由なので
特に心配することはありません。

年齢に個人差はありますが、成長とともに自然と別の色も使うようになります。

他の理由としては、
単に黒が好きという場合もあります。

例えば、
ママが黒い服ばかり着ている、バイキンマンなど黒い色のキャラクターがお気に入り、海苔が好物、家の車が黒で車に乗せると、など好きなものの対象が黒い場合、その影響で黒が好きになったということもあります。

もし気になるようでしたらさりげなく色彩環境を整えてあげましょう。

ただし「こっちの色を使ってよ!」と強制するのはよくありません。

子供の服の色はどう影響する?

哲学者のルドルフ・シュタイナーがこんな言葉を残しています。

「落ち着かない多動的な子どもには、赤を塗らせてごらんなさい」


赤で紙を塗りたくったら、かえって興奮してよけい落ち着かなくなるように思いますよね。ところが、赤を塗っているうちに、心の中には赤の補色の緑が現れて、心がおちついてくるというのです。

引用元:「子ども・絵・色」シュタイナー教育の中から / としくらえみ(著)

よくあるテストで、赤をしばらく見てから白を見ると、赤の補色(反対の色)の緑(青緑)が見えるというのがあります。

やってみるとわかると思いますが、赤を見つめた後は緑っぽいしみのようなものがチラつきますね。

これは「補色残像現象」というもので、ある色をしばらく見たあと何もないところ(白)を見ると、その補色(反対の色)が残像としてボワンと浮かぶのです。

「赤」を使うことで心に「緑(青緑)」を。
「緑(青緑)」を使うことで心に「赤」を。

子どもが「今日はこの色の服がいい!」という時は、無意識に心の状態を整えようとしているのかもしれません。

もし、子どもの身の回りの色を大人が全て決めてしまっている場合は、「好きな色を自分で選ばせる」という事もさせてあげてください。

騒がしい子には、赤やオレンジを。
おとなしい子には青や緑を、という具合に、色を与えてみるのもGOODです。

心の状態は常に変化して、子どもの脳も心も成長していきますが、大切なのは、子どもが色を感じ、色を楽しむ、という経験です。

ぜひ幼児期に、多くの色に触れ、たくさん遊ばせてあげてください(*^^*)

Sponsored Link