![パステルアート子供向け](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-4kids.jpg)
こんにちは、alpapa(@mamaschool_mei)です。
子供が、何となく元気ない。
最近、うちの子、暗いなぁ。
うちの子、もしかして
モヤモヤと感情をため込んでしまっている?
こんな時に、子供の心のお掃除をして
溜まった感情を色で表に出す
『パステルアートセラピー』のやり方を紹介します。
言いたいことが言えない
感情を表にださない子にも、
大人にもオススメです。
このパステルアートセラピーを、
幼稚園から『死にたい』と訴えていた子に行ったところ、数回のセッションで心が癒えたという話も合わせて紹介します。
目次
パステルアートセラピーで子供の心を明るく『心のお掃除の仕方』
![子供向けパステルアート・描き方](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art-1.jpg)
【パステルアートセラピーとは?】
心を癒す目的で行われる表現活動です。
心にモヤモヤ溜まった感情や悩みを
色を使って吐き出す事で、心の掃除をしてクリアなマインドになれます。
【パステルアートセラピーの描き方】
子供と一緒に、
自宅で簡単にできる方法を紹介します。
《用意するもの》
・パステル (クレヨンでもOK)
・紙 (画用紙やスケッチブックなど)
・手拭きorタオル
パステルも画用紙も、
どんなものでもOKです。
パステルでは柔らかすぎて
折ってしまう子は、クレヨンがやり易くオススメです。
どれがいいか迷う方は、
記事の最後におすすめ画材を紹介しています。
パステルもクレヨンも手に色がつくので
タオルなど手を拭くものはあると便利です。
では始めてみましょう。
子供とできるパステルアートセラピーのやり方
子供にしてもらう描き方はこちら、
- 今の気分の色を選んでもらう
- 子供が選んだ色を左手に握らせ、好きに色を走らせる。
- 『もうこの色はいい』と思ったら次の色へ。
とてもシンプルですが、効果的です。
子供が何となく元気がない時、
こんな感じに、心のモヤを色で吐き出させてやってください。
![パステルアートセラピーの方法](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy.jpg)
『今から心の中のお掃除してみようか?』
『もしかしたら、散らかってるかもしれないね』
![パステルアートセラピー](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy1.jpg)
『お掃除したいから、今の心の中、どんな色か教えて?』
『今、何色な感じの気分?』など
その子に一番伝わりやすい言葉で質問し、
今の感情の色を選んでもらいます。
![パステルアートセラピー](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy2.jpg)
子どもが選んだ色を、左手に握らせ
『こうやって好きに描いてごらん』
![パステルアートセラピーの方法](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy3.jpg)
と、グルグル好きに描かせます。
気が済むまで何本でも
何枚でも好きに描かせてあげます。
特に何かを描こうとしなくていいです。
何かを考えようとしなくていいです。
今の気分の色を、無心になってただ吐き出すだけでいいです。
![](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy8.jpg)
左手で握らせるのも、思考より、
右脳の感情やイメージを刺激するという目的です。
その感情を吐き出し尽くし、
「もうこの色はいいや」と本人が感じたら
次の色へ。
こうしてただ描き出していくと、
描き終わるころには、
自然とモヤモヤが晴れていきます。
幼稚園から『死にたい』と言う子の心が癒えた話
カウンセラーの先生から、
こんなお話を聞きました。
(先生のブログ・インスタはこちら)
あるお子さんが、
このセラピーで大きく改善したお話です。
その子は、
お話が苦手で、言いたい事が言えない
感情を溜め込んでしまうタイプ。
幼稚園の頃には
『死にたい』とママに言っていたようです。
先生は
『今から心のお掃除してみようか、
もしかしたら散らかってるかもしれないね』
『今、心の中、何色か教えてくれる?』
と聞いたところ、『黒』を選びました。
![パステルアートセラピーの描き方](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy4.jpg)
それから、左手で握らせ、
『こうやって好きに描いて出してごらん』
と、グルグル描かせると、
黒のクレヨンを2本使い切ったそうです。
![パステルアートセラピーの描き方2](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy5.jpg)
使い切ったあと、
『もういいの?』と聞くと
『うん、もういい』と言い、
次に赤を手にとり、
1本使い終わると…
![パステルアートセラピーの描き方3](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy6.jpg)
少しづつ
いろんな色を手にとって、
どんどん絵の色が変わっていきました。
![パステルアートセラピーの描き方4](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastelart-therapy7.jpg)
そして最終的には、
鼻歌を歌って上機嫌になったそうです。
そこで先生が、
『今度から何か嫌なことあったら、これで出せるかな?』と聞くと
『うん、出せる』と答え、家でもこの方法で心の掃除をするようにと、教えました。
その後、カウンセリングにくる事は年に1度くらいに減り、小学2年になる頃には、嫌なことがあれば「嫌だ」と、意見を自分ではっきり言える子になったとの話でした。
アートセラピーの効果って
本当にすごいんですね。
感情は、
溜め込むと苦しくなってしまいます。
辛くなる前に、
吐き出させてあげてください。
しゃべって言葉で出す子。
文字で書き出すタイプの子。
暴れたり、動き回って発散する子。
叫んで歌って吐き出す子。
いろんな感情の吐き出し方がありますが、
自分に合う出し方を知っておく事は大切です。
『心のお掃除をしたい時は、これでできるよ』と、
感情の吐き出し方を、教えてあげてください。
続いて、
子供とできるパステルアートの楽しみ方を紹介します▼
パステルアートを子供と楽しむ描き方
![子供向けパステルアート・描き方](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art-1.jpg)
パステルアートは、
パステルでそのまま描く以外にも、
いろいろな楽しみ方があります。
オススメの方法はこちら↓
パステルを茶こしやぼかし網、カッターで
削って粉にして描く。
![子供向けパステルアート・描き方1](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art1.jpg)
削った粉を、指につけて描いたり、
![子供向けパステルアート・描き方3](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art2.jpg)
粉を画用紙にふりかけ、指でぼかしたり、
![子供向けパステルアート・描き方4](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art3.jpg)
消しゴムでも簡単に消せます。
![子供向けパステルアート・描き方5](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art4.jpg)
ステンシルの型や、
クラフトパンチを使うのもアリなので、
絵が苦手な人でも楽しめます。
![子供向けパステルアート・描き方6](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/pastel-art5.jpg)
パステルアートは、
セラピーとして感情を吐き出す以外にも、このような楽しみ方もオススメ。
どちらの方法でも
心の表現になりますので、
気軽に育児に取り入れてみてください。
どのパステルがいいか迷う方は、
こちらがオススメです▼
パステルアート子供におすすめの画材
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/sikigazai/cabinet/ikou_20100210_001/img10604658113.jpg?_ex=300x300)
パステルアートに使う道具は、
画材屋のものでも、100均のものでもOKです。
ただし!まだ指しゃぶりをする子や
物を口に入れる癖のある子には、
安全性の高いAPマークのついた画材を選んでください。
画材のマークについて▼
![](https://alpapa.tokyo/wp-content/uploads/2021/05/ap-cl.jpg)
パステルアートに一番のおすすめは
『ヌーベルカレーパステル』▼
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51YrdqKbZ1L._SL500_.jpg)
ヌーベル カレーパステル 24色セットA
↑
(画像クリックで飛べます)
個人的には、
色数は多い方がオススメです。
画用紙もなんでもOKですが、
厚手の方がグルグル殴り描きをしても破れないのでオススメです。
私はよくマルマンか、
マルマンのヴィフアールを使います▼
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41uFBTbjJXL._SL160_.jpg)
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41E1sjzjgRL._SL160_.jpg)
『心の掃除』として、
何枚もでガンガン使う時は、お手頃価格なマルマンか100均。
作品として描く時はヴィフアールがオススメです。
パステルを削るのに便利な
ぼかし網はこちら▼
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51oEe2nhXmL._SL160_.jpg)
アーテック ぼかし網(プラ製) 10784
パステルやクレヨンで描いた絵は、
描き終わった後そのままにしておくと、
色が移ってアチコチ色だらけになってしまうので、
絵を残しておきたい場合は、
フィキサチーフ(スプレー糊)をかけて乾かすと、色が定着しキレイに保管できます。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/tools/cabinet/shohin01/dessin01/w139004.jpg?_ex=300x300)
ヌーベル パステルフィキサ
↑パステル専用のフィキサチーフ
最後に、
子供とママの心のケアについて紹介します▼
感情を表に出せない子供とママの心のケア
言いたいことや、
したい事を我慢して、
感情を抑え込んでしまう子。
また逆に、
感情をぶちまけてしまう
わかりやすい感情として『怒り』がありますが、怒りは本当の感情ではありません。
怒りは第二次感情と言われ、
本当の感情を抑えているフタ。
怒りを掘り下げてあげることで、
本当の感情、そして才能まで見つかる事があります。
こちらに簡単な質問でできる
怒りとの対話方法を紹介しています▼
育児でイライラする時やってみて!育児カウンセリング不要の解消法
子供の才能を見つける方法はこちら▼
【得意な事の見つけ方】カンタンな質問で見つかる『あなたの才能』
感情はセンサーみたいなもので、
いつも何かを教えてくれています。
自分の感情は無視せず、抑え込まず、
どんどん気づいて外に出したり、
「これなんだろう?」と対話していくとGOODです。
さっそく今感じていることを表現してみてください。