
こんにちは、alpapaです。
子どもを叱ってばかりで疲れた…
せめて叱る回数を減らしたい。
うまく伝わる叱り方に変えていきたい!
という方は多いのではないでしょうか。
特に「我が子への叱り方」は難しく
よその子なら笑って許せることも
我が子となると「何やってるのよ!」と厳しく咎めがちになりますね。
もう叱りたくない!
子どもに変わってほしい
ママたち怒りすぎ!
怒る人の話なんか聞きたくない!
毎日毎日こどもを叱って
疲れてしまったママへ
子どもに伝わる叱り方と
叱ることを減らし、親子の笑顔を増やすために、今日からできることを紹介します。
この記事でわかること
・叱るとは?子どもをしかる目的
・叱る回数をへらす方法
・子どもを叱るのはどんな時?
・効果的な叱り方と、やってはいけない叱り方
目次
子供の叱り方は難しい、だから・・・

子供の叱り方は難しいです。
そもそも「叱る」とは、
子どもを良い方向へ導くために指導することが目的ですが
私も含めほとんどのママは
子供が悪いことをすると、叱るよりも、怒ってます・・・。
個人的な意見ですが
現在育児進行中のママで、
叱らず諭すことが常にできたら神レベルではないかと思います。
できなくても、自分を責めないでください
だから、上手くできなくても
自分を責めないでください。
毎日こどもを叱って疲れているママも
よその子や、
距離感のある相手に対しては
「そうだよね、そういう時もあるよね」
「大丈夫?ケガしなかった?」と、冷静になれたり、共感してあげることができます。
しかしこれが我が子となると
「何やってるのよ!だから気をつけなさいって言ったでしょ!」と正論を突きつけ叱り飛ばしてしまうものです。

人は、距離のある人間関係では相手を思いやれるのに、家族など近い関係になるほど、欠点ばかり気になり、遠慮なくものを言ってしまいます。
本来なら、我が子や夫など身近な人との人間関係こそ大切なハズです。
子どもや夫・妻に対して、ちょっと勇気をだして、思いやりのある言動を意識して増やしていってみると、叱ることは激減してきます。
難しいですが、パパとママにやってほしいです。
叱る目的を見失わないように
子どもを叱ってばかりいると
子供は「僕はダメな子なんだ」と自信をなくし、何事にもやる気を失います。
学校や勉強にもやる気がなくなり
また叱られます。
そして
叱ってばかりでわかってくれない親の話は
素直に聞く気になれなくなり、親子関係が悪化します。
親に理解されないストレスを
友達や兄弟にぶつけがちになり、人間関係も悪化する…こうなってしまっては本末転倒ですよね。
子どもを叱る目的は
良い方向へ導くためです。
叱ることで悪循環を生み出さないよう、目的は見失わないように気をつけていきましょう。
こんな悪循環になってしまわないよう、
今日からできることを紹介します▼
叱らなくて済むためにできること!

相手に変わって欲しいなら、
まずは自分が先に変わるしかありません。
親子関係でも同じで、
子どもに変わって欲しいなら、まずは親からです。
この順番は前後できません。
自分に関わる人は
もれなく全員、自分の心の映し鏡です。
自分は今のまま変わらずいて、
子どもの方だけ変えようというのは無茶です。
身近な人を含め、他人は自分の投影です。
実体を変えずに投影物だけ変えようとしても無理です。
では、今日からどのように変えていくのが効果的か、おすすめの方法を紹介します。
子供の気質を知って叱る回数を減らす
まずはありのままの相手を理解してあげましょう!
子どもにはそれぞれ得意・不得意があり、苦手な事はどれだけ叱られても苦手ですし、毎日怒鳴られることによって、やりたくないことが「やりたい」には変わることはありません。
神経質な者の子もいれば
マイペースな子もいて、これは子供それぞれの気質なので、叱ってもしかたありませんね。

朝型・夜型も生まれつきと言われていて
寝坊する子を叱っても治りませんし、早く寝なさいと叱っても寝付けない子もいます。
こういったことを親が分かってあげていないと
無駄に叱る回数が増えます!
親ができるだけの声がけや工夫をしても、できるようにならないなら、もう今はできてなくてもOK!子供の短所には注目しない!と寛大になることも必要です。
私も子供の頃から「早く寝なさい」と言われてきましたが、超夜型でいまも早寝とは無縁です。母、叱り損。
親としては
「短所を改善してやりたい」
「苦手を克服してやりたい」
と思ってしまいますが、幼少期は、短所の改善に適した時期ではありません。
幼少期は、
長所を伸ばす時期です。
子どもの苦手なことや、できないことは
ひとまず置いておき、まずは『得意なこと・できること』を応援してあげてください。
こうすることにより、子どもは自信がつき、
この自信こそがのちに苦手を克服するエネルギーになります。
逆にいえば、
自信もやる気もないのに短所の改善なんか到底ムリです。
そして、子供が長所を伸ばしていくうちに
自然と短所がなおっていたり、気にならなくなっていきます。
これを『長所進展法』といい、
子供に抜群に効果のある方法です。
【子供の長所と短所】子供の才能を伸ばすなら『長所伸展法』で伸ばす
今日からぜひ長所進展法を取り入れてみてください!
子どもの良いところを探し「褒める」
「長所進展法」と言っても、
うちの子何が得意で好きなのかわからない…
ゲームくらいしかやりたがらないわ!
というママへ、
まずは1日1回からでもいいので
子供のいいところを探して褒めてあげましょう。
すごく小さなことでいいです。
「挨拶がしっかりできる子ね」
「あなたって姿勢よく歩くわね」
「いつも笑顔って先生に褒められたわ(間接褒め)」
など、日常の些細なことでもいいので
どんどん褒めてあげてください。
褒めることに尽きた!
という場合は、
すごく簡単なお手伝いを頼んでみてください。

例えば、
お箸を並べる。
ドアを開けてもらう。
本棚の本をとってもらう。など、
その子が絶対できる簡単な頼み事をしてみてください。
そして、それをやってくれたら
「ありがとう、助かったわ!」と褒めてあげてください。
褒めることが少ない場合は、
褒めてあげられる出来事を、こちらから作ってあげてくださいね!
子供を叱ってばかりで褒めるところがない!どこをどう褒めればいいの?
なんで叱られることするの?叱らなくていい環境をつくる
子供は基本的に
悪気なく悪いことをします。
特に幼児期(0〜6歳)の子ほど
自分が悪いことをしたという自覚がないため
叱られても何故叱られているのかわからず、叱られたことに対し、不快になって泣いたり「こんなに怒るなんてママは僕のこと嫌いなんだ!」と思うのが関の山です。
低年齢ほどこの傾向が強いので
3歳以下の子にキツく叱っても効果やメリットは期待できないでしょう。
個人差がありますが、
3歳を過ぎてもまだまだ幼少期の子供は
感情優先で「今」を見て生きています。

年齢が上がるごとに
「やってはいけないこと」もわかってはいるのですが、なにせ理屈より感情を優先して今に夢中で生きていますので、後先考えずやりたいことはやってしまう傾向にあります。
大人から見ると
なんで叱られると分かっててこんな事をするんだ!と思ってしまいますが、子供は「今この瞬間の気持ち」を優先して生きているので、結果として叱られることが多いのです。
ある意味すばらしい生き物ですね!
一般的に、子どもが理屈や後先、相手の気持ちを考えて行動するようになるのは「人らしさの脳(前頭前野)」が発達のピークをむかえる10代ごろ〜からです。

つまり小学3年生くらいまでは、
叱られることを結構平気でやります!
好奇心旺盛でわんぱくな子なんかは
毎日叱られっぱなしだと思いますが、これは子供の才能でもあるので頭ごなしに叱りつけて潰してしまってはもったいないです。
皮肉なことに、10歳ごろまでが人生で一番伸びる時期といわれますね…
そしてこういう時期に
公共の場に連れて行ったり、
交通機関を使用したり、親がやらせたい習い事などを押し付けると、叱らなくてはいけないことが多発します。
「最近叱ってばかりだな」と思う時は、
自然や公園など、のびのびと自由にさせてあげれる場で遊ばせたり、楽しんでいない習い事はやめたり、買い物は連れていかずネットで済ませたり、叱らずに済む環境をつくってみてください。
子供を叱る必要がある時
『基本、叱らなくていい』
叱らず諭すができたら神レベル。
叱らずとも静かに悟らせることができれば理想ですが、非常に難しいですよね。
完璧にはできなくとも
どのような場面では叱るべきか?
叱る時はどうしたらよいか?
ということを知っておくだけでもいいので、ぜひ以下の3つのポイントについてご参考ください。
■叱る必要がある時
■子供に伝わる叱り方
■してはいけないダメな叱り方
の3点について紹介します。
私も最初全然できてませんでしたが、
知っておくことでだいぶマシな叱り方になりました!
まずは
【子供を叱る必要がある時】
について▼
ルール&マナー違反
ルールやマナーは
『みんなが安全に、仲良く楽しく過ごしていくためにある』
赤信号で止まる。
電車では静かに。
これらは、自分もふくめ全員が安全に平和に生活していくためのもので、守らなければ事故になったり人に迷惑をかけたりしてしまいます。
ゲームでもルールを守らずズルをされたら、お互いに面白くありません。
特に、交通ルールや公共の場でのルール
信号を無視したり、走り回って自転車やお年寄りにぶつかってしまったり、ルールやマナーを守らないとお互いの命の危険につながります。
ルールやマナーが何のためにあり、
なぜ守るべきかは日常から子供にしっかり教え、守るようしつけるのは親の役目です。
そしてもし守れないなら
そのような場で子供を自由にさせるべきではありません。
みんなで使うものは、みんなのことを考えて使う。
ルールやマナーを守るからこそ利用させてもらえる事を教えてあげてください。
人を傷つける言動
お友達を叩いてしまったり、
言われたら傷つく言葉を使った場合は、すぐに「してはいけないこと」と教えてください。
子供はその時の気分で行動するため、小さい子ほど面白半分でものを投げたり、気に入らないとお友達を叩いたりして気持ちを表現することがありますが、この表現方法が「悪いこと・相手を傷つけること」だとはまだ知りません。
少し厳しい口調で「相手を傷つけることはしてはいけない」と教える必要があります。
手がでる場合は「叩かず言葉で伝えるんだよ」と教え、暴言がでる場合は「それを言われたら相手は悲しいよ」と冷静に伝え過度に反応しないことがポイントです。
子供は成長するにつれ汚い言葉も外から仕入れてきますが、そういった言葉を知っていても使うかどうかは別の話です。
その言葉を使ってみた時、周囲が笑ったり怖がったり、注目してもらえたりと、何らかのメリットとなるリアクションが得られるとまた使うようになるため、使って欲しくない言葉には過度に反応せず「つまらないこと言うわね」など塩対応がオススメです。

危険な時
命の危険にかかわることは、
迷わず叱ってください。
道路に飛び出したり、揚げ物をしている時にママに飛びついたり、公園の柵を越えて池に入ったり、命を落としかねないことを子供は平気でしようとします。
こんな時は、危険なことはしてはいけないと迷わず叱ってください。
また、普段から
子供の危機管理能力を高める声がけをしてあげてください。
「ルールさえ守っていれば安全」ではありません。
こちらもあわせてご参考ください▼
親が子供に教えてはいけない世の中のルール、守れば子供が損する!
子供に伝わる叱り方、叱る時にすること
次に、子供を良い方向へ導くために、
うまく伝わる叱り方を紹介します。
叱っても伝わっていなければ叱り損…
短くシンプルに叱る理由を伝える

子供は、悪いことをしても何が悪かったのかわかっていないことが多いので、叱る時は、短く、具体的な言葉でハッキリとやってはいけない理由を伝えてください。
怒りながらダラダラと説教するのは効果的ではありません。
幼児なら1分程度を目安に、手短に言いましょう。
また
「ちゃんとしなさい」
「しっかりしなさい」
「はやくしなさい」など
曖昧な言葉は伝わりませんので、具体的な言葉を使ってください。
例えば
「石を投げるとお友達がケガをするかもしれない、危ないから固いものは投げないよ!」
「ブランコは順番だよ!公園のマナーは守ろうね!」「朝は忙しいから5分以内に服を選んで!」
こんなふうに具体的に
手短に理由を伝えてあげてください。
理由を言わずに叱るのはNGです。
そして、少し声色を変えて
こちらが真剣だということも感じとってもらいましょう。
言わなくてもわかるでしょ!
は、わかってません。
子供の言い分は聞いてあげる
子供のほとんどの行為には、悪気はありません。
何かに挑戦しようとして、
失敗したり間違えただけということも多々あります。
悪いことをしようとしてやったわけではないのに、頭ごなしに叱られたり否定されたりすると、子供は「失敗すると叱られる」「間違えると叱られる」と思ってしまい
失敗を恐れて
いろいろな事に挑戦しなくなったり、
消極的になったりします。
また、いつも頭ごなしに叱られていると
叱ってばかりでわかってくれない親の話に聞く耳を持たなくなってしまいます。
叱る時は
頭ごなしに否定せず、
「なぜそんなことをしてしまったのか」子供の言い分も聞いてあげましょう。

そして子どもの目をみて
向き合った状態で叱ってください。
遠くから「こらー!やめなさ〜い」という具合に叱っても、子どもは聞いていません。
子どもとの接し方のコツ『子どもの言う事は、否定せず受け止める』
間違いを正したら、褒める、認める
子供が「あれは悪いことだったんだ」と知り、
行動が改善されたら、それを見逃さずに褒めてあげてください。
褒めてもらった行動は
繰り返して行うようになります。

直して当たり前のようなことでも
改善したことを認めて褒めてあげてください。
大人も子供も
自分のことをわかってくれる人の話は素直に聞くようになります。
普段から子どもを褒めて認めていくと
子供もママの話を聞いてくれるようになるので、叱る回数も減っていきます。
こんな叱り方はやめましょう!ダメな子供の叱り方
続いて、悪影響や逆効果になる
やってはいけない叱り方を紹介します。
親も「わかっていてもついやってしまう!」という内容もあると思いますが、心に留めておくだけでもだいぶマシなので、可能かなぎり心がけてみてください。
叱り方って本当に親の精神レベルを試されますよね!私も精神修行がたりないので精進してまいります!もはやこの記事は自分への注意書きです。
名前を呼んで叱る

『Aちゃん、ダメでしょ!』
このように幼児を名指しで叱るのはよろしくありません。
よくやってしまう叱り方ですが、
幼児は(特に3歳以下)は潜在意識がオープンな状態のため「Aちゃん、ダメ!」と連発されると「Aちゃんはダメ」という情報を潜在意識に刷り込むことになってしまいます。
しかも、怒鳴りつけるほどの強い刺激で何度も繰り返しインプットされる情報は、より深くインプットされてしまいます。
一言でいうと、「あなたはダメ」という情報を
まっさらな心に刷り込まないように、ということです。
余計な情報で潜在意識を汚さないように!どうせ書き込むなら良い情報にしたいですね。
能力面で叱る

子供(特に幼児)に対して
「〜できなかったわね」と、能力的な面では絶対に叱ってはいけません。
子供は好奇心が旺盛で、
いろんなことに挑戦するからこそ失敗や間違いも多く、そして伸びます。
「やってみたかった」
「知りたかった」
「触ってみたかった」
と、あらゆるものに手をのばし、壊したり、汚したりすることがありますが、これは『学習意欲』からくるものです。
それに対し
「できないからやめなさい!」
「そんなことしないで!」
「ほら間違えた。だからダメだった言ったでしょ!」
と、学習意欲を叱り飛ばしてしまうと
子供は「挑戦したら怒られた」「間違えると叱られる」「失敗しちゃダメなんだ、悪いことなんだ」と思うようになり、失敗を恐れて挑戦しない子になったり、将来は勉強しない子になったりします。
子供にダメダメと言うと勉強しない子になる?言い換えの言葉と対処法
また、子供はまだまだ
脳が未発達なため、ムラがありコントロールもうまくいきません。
・やってみたけどできなかった
・昨日はできたのに今日はできない
・家ではできるけど保育園ではできない
ということはよくあります。
それに対し
「どうしてできないのよ?」と叱るのはNGです。
なぜあなたはできないの?
という質問は、子供にとって人生の足かせになる質問です。
これを続けていると、
「できない自分、できない理由」を探す悪い癖がついてしまい、自己肯定感も下がります。
能力面での失敗や間違いは、
けして頭ごなしに叱りつけず、
子供に伝わる叱り方↑を心がけてみてください。
親が子供に言ってはいけない言葉『なんでできないの?』が禁句な理由
感情的になって「怒る」

叱るとは違い、
感情的になって怒ったり
イライラをぶつけ怒鳴ることはNGです。
ですが…
これが一番やってしまいがちな叱り方ですよね!!
子供って笑ってしまうくらい
親を怒らせるようなことをしますもんね・・・。
うちのわんぱくっ子たちも散々な遊び方をするので怒り爆発しそうです。
しかし、
叱ると怒るは違うのです。
そして、子供の方も
親が愛情をもって何かを伝えようとしているのか、怒りをぶつけられているのかを敏感に感じ取っています。(バレています)
ママが怒りの感情で叱りつける時、子供は「ママに嫌われた」とショックを受けたり「どうせママは私のこと嫌いなんでしょ!もういい!」とひねくれたり、怒鳴られている最中も恐怖や不安・不快感でいっぱいで、何が悪くて叱られたのか考える心の余裕はありません。
なので感情的に怒鳴りつけても根本的な解決にならず、叱り損です。
嫌味を言って叱る
嫌味などで追い詰める…
いわゆる毒親タイプの叱り方です。

ダラダラと嫌味や恨みつらみを言って叱ったり、子供がネガティブな感情にまみれてしまうような事をあえて言い、劣等感や罪悪感を引き起こさせたり、恥をかかせたり‥‥
つまりネガティブな感情をあおって引き出し、それによって子供をコントロールしようとする事は絶対にしてはいけません。
このように育てられた子は、
人生の幸福度が低くなり、人間関係に問題がでるという結果が報告されています。
子供があまりにも悪さばかりすると
「あなたのせいでママはこんなに不幸よ!」なんて恨み言の一つでも言いたくなると思いますが、これをしても誰も幸せになりません。
人前で叱る

幼児といえど、
子供のプライドはめちゃくちゃ高いです。
友達やクラスメイトの前で叱られたり
妹や弟の前で叱られたりしたら、メンツ丸潰れです。
こんな大恥をかかされたら
反省するどころか逆恨みし、ますます言うことを聞かなくなります。
大人も同じですが
人前で恥をかかされて素直に聞き入れる人はまずいません。
幼児でも
人前で恥をかかせるような叱り方や、自尊心を傷つけるような叱り方はやめましょう。
とはいえ、子供は悪いことをしたらなるべく時間をおかず、その直後に叱らないと、忘れてしまいます。
年齢にもよりますが、悪いことをした自覚すらないことが多いため、時間をおいて叱っても、何について叱られているのかよくわからないのです。
すぐに叱る必要がある時は、
「ちょっとこっちへ来て」
と廊下などに連れていき、人目につかないように叱ってあげてください。
叱り方にもマナーがありますよね。
人格否定して叱る

本人ではなく、行為を叱るようにしましょう!
本人や人格を否定するような叱り方はダメです。
例えば、「そんな事するなんて、あなたはダメな子ね!」など、本人ではなく「〜するのは良くない!」と行為の方を叱ってください。
ダメな子、意地悪な子、悪い子、などの言い方をしていると、子供は自分自身が否定されたと思って自己肯定感が下がります。
やってしまった行いは悪かったとしても、その子が悪い子(悪い人格)というわけではないので「僕は悪い子なんだ」と誤解されないような伝え方をしてください。
比較して叱る「みんなできてるのに!」
他人との比較は、
叱る時も褒める時もNGです。
「ほら、泣いてるのあなただけよ」
「みんなはできるのよ!」
「できないのは、あなただけだったわ!」
など、
このような人と比較した叱り方は、
他人より劣っている事を責めているだけで、子供は学ぶものがありません。
「人と比べて良いか、悪いか」
「誰かより劣っている、優れている」
といった他人と比較して叱ったり褒めたりすることはやめましょう。
叱るとは本来、
子供を良い方向へ導くためですが、
これは、叱るというより
子供に劣等感を植え付けるための嫌味のような働きをしてしまいます。
他人と比較することにより
やる気を出させようとする方がいますが、
叱られてやる気になる子供なんていません。
(優等生の場合、例外あり)
また、「くやしい!」という
ブラックエンジンを使って子供を走らせると、いつかガス欠で燃え尽きてしまいます。
叱る時も褒める時もNG
「人と比べる事」▼
【これだけ覚えて!】子供を褒める時も叱る時もよくない事は『比べる事』
叱る時に罰で脅す
罰には即効性があります。
しかし、改善の効果はありません。
例えば
「もう、おやつ買ってあげない!」
「言うこと聞かないなら、連れていかない!」
これら罰で言う事を聞かせても、
もらえなくなるのが嫌だから親の言う事をきいただけで、自分の行動を反省して改善しようとしているわけではありません。
それだけでなく、
罰には悪影響が多く、代表的なのが子供を叩くなどの暴力です。
悪い事をした子を叩くということは、
やむをえない場合は叩いてもいい、と子供に暴力を教えているようなもので、何も解決しません。
このように子供に暴力を教えると
子供も、手っ取り早い解決法として、安易に暴力を使うようになってしまいます。
こうして子供に暴力を教え続けてきた結果、
人類は「交渉してダメなら武力」と戦争を繰り返しているのではないでしょうか…。
子供を叩いて叱って、
良い子に育つわけないです。
これは言うまでもなく
絶対にやってはいけない叱り方です。
【子供を叩く親】子供を叩いてしまう影響、叩くのをやめたい時の克服法
子供を叱った後はどうする?

子供を叱ってしまっても
寝る前までには仲直りしましょう。
どんなに喧嘩してても
寝る前はハグしてあげたり、
いつも寝る前に絵本を読んでいるなら、絵本は読んであげてください。
『人は、寝る前に考えた通りの人間になる』
と、言われます。
もし、寝る前にヒドく叱られて悲しい気分のまま眠りについたり、「自分はダメな子なんだ」と感じながら眠らせていると、どんどんそういう子になってしまいます。
寝起き・寝入りの脳波の状態は、
暗示の入りやすい洗脳状態です。
この状態で自分のダメなところをイメージしたり、悲しい気持ちのまま眠ると、それが潜在意識に深く刷り込まれます。
寝起き・寝入りの時間帯に叱ったり
嫌な事を思い出させたりすることは
長い目で見て、子供の幸福度に影響するため、避けてあげてください。
日中に叱ってしまっても、
寝る前には「大好きだよ」など愛情の言葉で1日を締めくくってあげましょう。(暗示法で流すのも効果があります。)
それでは、
叱り方については以上です!
忙しい毎日の中で
これら全てを完璧にするのは難しいですが、
心に留めておくだけでも叱り方は変わっていきます。
親だからといって
完璧にできなくてもいいんです(私もできてません!)
こうして言動を変えていったり
工夫して接してくれる親を見て
子供もまた成長していくのだと思います。
どれか一つでもいいので
「これだけは参考にしよう」と思えるものがあれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました^^
そして最後に、
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