潜在意識・こころ

ママは絶対知るべき!6歳までの子供の心、これを知れば育児が変わる

人格形成 時期 6歳まで

こんにちは、
alpapa(@mamaschool)です。

現在0〜6歳のお子さんを育てている方へ、
ぜひ知っておいてほしい、生まれて最初の6年の間に作られる人生の土台について紹介します。

人の脳は
3歳までに80%、
6歳までに約90%が完成します。

この間に、言語を覚え、体の動かし方を覚え、考え方を覚え、自分という人間の大まかな設計図がつくられます。

0歳〜6歳という時期は、
まさに人生のプログラミング期です。

何によってプログラムされるか?
それは主に、
あなた(親)が子に与える言葉(=情報)』です。

あなたが考え、行動する時、
そこには自分なりのパターン(考え方の癖)があると思いますが、それは必ずあなたの両親や家族の影響を受けています。

あなたは日常で日本語を話していると思いますが、日本語学校に行って学んだわけではなく、親や家族が話している言葉をコピーした結果、日本語が話せるようになりました。

この時、
コピーしたのは言葉だけでしょうか?

いいえ、
ものの見方、考え方、怒り方、愛し方、立ち振る舞いまで、全てコピーしているはずです。

故に、幼児期に親が
・どんな言葉をかけて育てるか
・どんな家庭環境で育てるか
これらは、
子どもの能力人格思考パターンに大きく影響します。

6歳以下の子どもの前で
何気なく口にしている言葉は、
その子にとって呪いにも魔法にもなります。

この記事では、
0〜6歳までの子どもがどんな心の状態で、
親の言葉がどう将来に影響するのかを具体的に紹介していきます。

この記事はこんな方にオススメ。

・6歳までの心の状態とは?
・6歳以下のことなんて、どうせ記憶にないんじゃないの?
・本人が覚えていないのに、なぜ人生に影響するのか知りたい。

・賢く幸せな子に育つ言葉がけが知りたい。
6歳を過ぎたらもう手遅れ?
・子育てを間違えたかもしれない、やり直しは何歳まで?

ママは知るべき!6歳までの子どもの心と脳、これを知れば育児が変わる。

生まれたての赤ちゃんは、
真っ白なキャンパスのような存在です。

潜在意識 子育て

まだ、善悪もわかりません。
まだ、大小もわかりません。
まだ、自分と他人の区別もついていません。

しかし、このキャンバスは
これから、どんなものでも描ける。
どんなものにでもなれるという可能性の塊です。

そして赤ちゃんは、
描き込まれた内容(情報)を否定しません(できません)。
全て受け入れ、自分を作ります。

親が話しかける言葉、まわりの大人たちが話している言葉、見るもの、触れるもの、聞くもの、本人の意思や理解に関係なく、身の回りの情報すべてをどんどん吸収して自分のキャンバスに刷り込んでいきます。

別のイメージで伝えると
赤ちゃんの内面は巨大な空っぽの図書館のようになっていて、今なら、何冊でも、どんな難しい本でも、どんどん本棚に並べ放題な状態です。

読むのは文字を覚えてからです。
大人になってから開く本もあるかもしれません。

子どもの 潜在意識

言葉でも知識でも、
まずは全てをインプットし、次に真似し、それらを使いこなすのはもっと後です。

このどんな書き込み(インプット)に対してもオープンな状態が、3歳ごろまで続き、そして6歳ごろにはクローズされます。

この間に
能力、人格、思考パターンなど、あらゆる人生の土台が作られます。

生まれてから6歳ごろまでは、
子供の意思や理解に関係なく
身の回りの情報(言葉)をどんどん吸収して自分に刷り込んでいく時期です。

その言葉(情報)によって
どう感じたか。
どんな感情を経験したか。
何を信じるようになったか。

その言葉が嘘か本当か、
理解できるかできないか、難易度なども関係なく、ただ、与えられた事実をそのまま受け入れていきます。

ありのままの真実を取り込む能力は、年齢と反比例する

これは人間の脳に組み込まれた機能なのです。

引用元:赤ちゃんに算数をどう教えるか/グレン・ドーマン博士(著)

たとえ大人から見たら
その情報が嘘だとはっきりわかっても、
6歳以下の子どもには、それがわかりません。

ただ、言葉のありのままを取り込みます。
なので、
「嫌い」と言われれば、嫌われたと思い、
「鬼が来るよ!」と言われれば、本当に鬼が来ると思い、
「できる」と言い続けていれば「僕はできる子なんだ!」と、ただ、ありのままを受け入れます。

そして人は、これらの
6歳までに入った情報をベースに、考え行動し、人生を歩みます

※ただし、情報の書き換え方法もあり

また心理学においても、
人生の脚本を書き一生その脚本に従って生きる、と言われています▼

【人は0〜6歳で人生の脚本を書く】後悔だらけの子育てにしないために

では、親が与える言葉(情報)は、
子どものどこに吸収され、蓄積されていくのかというと、それは潜在意識の中です。

潜在意識 子育て

「潜在意識」とは、普段は自覚できない心の領域で、
無意識右脳の領域とも呼ばれ、過去の記憶・経験、思い込みなど、これまで吸収したすべての情報が蓄積されています▼

人格は6歳までに決まる?子どもの潜在意識

人の『心(意識)』には、
自覚できる顕在意識と、
自覚できないけど人の言動をコントロールしている潜在意識があります。

6歳まで 潜在意識

普段人が何かを考えたり、
行動したりする時に使っている意識、つまり「自分」だと思っているのは顕在意識

顕在意識は、
全体の意識のたった3%(近年の研究では1%)ほどです。

一方、自覚できない『潜在意識』は
全体の意識の97%以上を占め、強烈に人の意思決定に影響しています。

人の心(意識)は、圧倒的に潜在意識の力が強く、顕在意識はたった3%で、潜在意識に太刀打ちできない状態です。

例えば我々が、
何かを強く願っていても叶わない場合

それはたった3%の心の力が
残り97%の自覚していない心の影響に負けてしまっているという状態なのです。

潜在意識はそれほどまでに人をコントロールする強い力をもっているので「潜在意識の中にある情報」というのは非常に重要です。

ですので、潜在意識内の情報は、外から簡単に操作されないよう、大人の潜在意識は『クリティカル・ファクター』というフィルターで蓋をして守られています。

潜在意識 子供 クリティカルファクター

しかし、
3歳以下はこれがありません

つまり、守りがない3歳以下は
潜在意識に情報が書き込み放題な状態です。

大人の潜在意識のように
「この情報はいらない」「これは嘘」と弾き返すフィルターはまだありません。

このフィルター(潜在意識の扉)は
3歳ごろから形成され、6歳頃にほぼ完成すると言われています。

つまり、潜在意識の守りが未完成な6歳までの間は、簡単に潜在意識に情報が書き込める状態なのです。

ゆえに、
6歳までの子どもに聞かせるすべての言葉(情報)は、刷り込みになると思ってください。

その6年間の中でも
まったくオープンで無防備な時期が3歳以下なので、0〜3歳というのは学習面においてもインプットゴールデン期と呼ばれています。

そして、3歳を過ぎ、少しずつ守りが作られはじめると、これまで潜在意識に蓄積された情報をベースに、どの情報が重要(興味がある)かどうかを仕分けたり、嘘か本当かをフィルターにかけるようになってきます。

そして、6歳を過ぎ守りが完成するころには
潜在意識が重要だと判断したものしか取り入れようとしなくなったり、過去の経験から情報の真偽をフィルターにかけるようになるため「鬼が来るから帰るよ!」などの子ども騙しも通用しなくなってきます。

とはいえ、育児においては
フィルターが未完成の6歳ごろまでは、
まだまだ簡単に潜在意識に情報を書き込めると考えてよいでしょう。

ゆえに、
6歳までの子どもに聞かせる
すべての言葉(情報)は、刷り込みと思ってください。

例えば、
子どもの前で
夫婦喧嘩を繰り返したり
愚痴や不満ばかり言っていると…⇒全部まるっと吸収し、その子の土台の一部になります。

たとえ本人が思い出せない小さい頃の記憶も、潜在意識にはしっかり残っていて、人の行動や思考に水面下から影響を与えているのです。

しかし、これは逆にいえば
この時期にたっぷり愛情の言葉をかけ、潜在意識を愛情で満たしてあげれば、それが心の土台となり、生涯にかけて幸せな影響を与えてくれる!という素晴らしい時期でもあります。

0〜6歳の幼児期は、
めいっぱい「大好き!」「生まれてきてくれてありがとう」「あなたがいてくれて幸せ」と伝えて育ててあげてください。

alpapa

しかし、6歳を過ぎたからといって、諦めるのは早いです!6歳すぎのママはこちら

6歳以下の子どもは洗脳状態?

6歳までは潜在意識にガードがなく、情報を書き込みやすい状態であることを紹介しましたが、この時期の子どもは『脳波』も大人と違い、いわゆる『暗示にかかりやすい催眠状態』です。

人間の脳波には、

  • ・アルファ (リラックス状態)
  • ・ベータ (通常)
  • ・ガンマ (集中、不安、興奮状態)
  • ・シータ (まどろみ、浅い睡眠状態)
  • ・デルタ (深い睡眠、無意識の状態)

の5つの状態がありますが、
生まれてから6歳ごろまでは、脳はデルタとシータの状態です。

生まれてから6歳までの間は、デルタとシータの状態だ。デルタとシータの状態の脳は、入ってくる情報をフィルタリングすることができない

引用元:潜在意識を変えれば、すべてうまくいく / アレクサンダー・ロイド博士 (著)

脳がデルタとシータの時、
脳は、入ってくる情報を選べません

嘘、本当、冗談、良い、悪い、という情報の選別ができず、ただそのままを取り入れる状態で、わかりやすく言うと、この状態の脳波の時、人は、暗示にかかりやすい催眠状態です。

なので6歳以下の子どもは、
「バカ」と言って育てればバカになり、
「できる子」といって育てれば、できる子になります。

我々大人の脳は、外からの情報を無意識にフィルタリングし、自分が欲しい情報だけ選んで聞いていますが、6歳以下の子どもの脳は、良いも悪いも選べず、見聞きしてしまえばフィルターを通さず、情報を刷り込まれてしまう状態なのです。

ゆえに、6歳以下の子は
とても暗示にかかりやすく、言われることを何でも信じ、冗談が通じません。

alpapa

ある意味、親や周囲の大人に洗脳されているようなものです。

能力も6歳までに決まる?6歳までに臨界期を迎える能力

冒頭で、
人の脳は3歳までに80%
6歳までに90%が作られると紹介しましたが、

学習面・能力面においても
3歳まで6歳までというのはとても重要な時期です。

なぜなら、6歳を過ぎると、
脳の情報吸収能力が下がるため、新しい情報の取り入れに時間がかかるようになります。

ゆえに、学習面においては
6歳までが最も簡単に習得できる時期になります。

また、能力面においても
人の『非認知能力』は、人間社会で生き抜くために非常に重要な能力ですが、この非認知能力が最も伸びる時期も6歳以下と言われています。

これは逆にいうと、
人の基本知識や能力を習得するには、多くの場合、6歳前後が臨界期だということです。

「臨界期」とは、簡単にいうと脳が最も効率よく働き習得する時期のことで、通常、臨界期を過ぎると習得が難しいといわれます。

たとえば、絶対音感運動神経言語記憶力、なども6歳までが土台となるとされています。

中でも、
潜在意識がオープンな3歳以下は、
学習に関してもインプットゴールデン期です。

1日に5分程度の取り組みですら大きな効果があり、たとえば、文字を覚えたり計算を覚えたりすることも容易にできるようになる子も多くいます。

この時期、潜在意識がオープンなだけでなく、脳の神経回路であるシナプスの数も0〜3歳で人生最大の密度になるころです、しかし刺激を与えず使われないと、どんどん刈り込まれてしまうため、1日にほんの少しの間だけでも、脳刺激や指先のトレーニングをすることがオススメです。

ちなみに、
この0〜3歳の能力開発の分野において
個人的にオススメな方法は『ドーマンメソッド』です。

ドーマンメソッドとは
50年100カ国の研究により考案された
親が家庭で行える、あらゆる脳刺激の方法です。

ドッツカードうんてい運動などが有名ですが、他にも様々な取り組みがあり、心・体・脳をバランス良く育てることができます。

【ドーマンメソッド、その後】グレン・ドーマン博士の教育法で育った子ども達

6歳までの子どもにやってはいけないこと

0〜6歳までの子どもの心と脳の状況から、
6歳までの育児で気をつけてほしいことを紹介します。

x ネガティブな冗談
x レッテルを貼る
x 生活環境に無頓着
x 親の先入観を植え付ける

alpapa

ちなみに、6歳を過ぎても気をつけたいことでもあります。

ネガティブな冗談は禁物

6歳までに決まる

『6歳までの脳波の状態』でも紹介したように、
6歳以下の子は暗示にかかりやすく、言われることを何でも信じ、冗談が通じません。

入ってくる情報をフィルタリングせず、
ネガティブな冗談もそのまま通して心に落とし込んでしまいます。

「そんなの嘘だ」
「これは冗談だな」
というフィルターはまだありません。

大人からしたら何気ないジョークのつもりでも
子どもは間に受けてショックを受けたり、怖がったりすることがあります。

故に、
6歳以下の子にネガティブな冗談は禁物です。

子どもは「賢いね」と言って育てれば賢く育ち、
嘘でも「バカね」と言って育てると、本当にバカになります。

6歳以下の子どもの脳は、
その情報を冗談だと選別することができません

「バカ」「できない」「君には無理」といったネガティブな言葉は避けてください。
この時期の子どもは嘘を判別する力が未熟なため、そのまま素直に受け入れてしまいます。

そして
言葉の力というのは、
私たちが思っている以上に強い
ということを覚えておきましょう。

子どもにレッテル(呪い)を貼る

6歳までに決まる

我が子ほど欠点に目がいってしまうものですが
「あなたは〇〇ができない子ね」「〇〇が苦手ね」
という悪いレッテルを貼らないようにしましょう。

子どもは親の言葉通りの子になります。

例えば、わんぱくな男の子などは
「すぐ友達とケンカするんだから!」
「ダメじゃない!そんなんじゃ嫌われるわよ」
と、ママからよく叱られるかもしれません。

しかし、こういったことを言われても
6歳以下の子どもは「ママは人から嫌われるようなことはしてはいけない、と伝えたいんだな」「ママは僕を愛しているから、僕のためを思って言ってくれているんだな」とは思いません

情報はそのまま受け取るので
「すぐ友達とケンカする」「嫌われる」という刷り込みをしたことになります。

6歳までに入ってきた言葉(情報)は、
まるでスマホにアプリをインストールするように、簡単に子どもに入れられてしまうとイメージしてください。

そして、カルガモのヒナが生まれて初めて見たものを親と思いヨチヨチついていくように、6歳以降、それらの刷り込みの言葉の後をついて人生を歩くようになります。

こういった刷り込みは、
繰り返されることで、さらに根強く定着します。

一度や二度言ってしまうことがあっても、
何度も繰り返し刷り込まないようにしてあげてください。

繰り返し伝えることで、まるでこの子を「ケンカばかりする嫌われ者」にプログラミングしているかのように、人生の呪縛となってしまいます。

6歳までは、人生のプログラミング期です。
子どもにかける言葉=子どもの土台となる言葉と思い、その子の人格や能力を決めつけてしまうような言葉を言わないように気をつけましょう。

例えば、普段何気なく
「あなたって勉強が嫌いよね」
「この子は将来モテないわ」
「あなたは損するタイプよね〜」
と、冗談で言っていると、本当にそうなるので、6歳以下の子どもへの言葉は気をつけてくださいね。

これは、
自分の子にも、他人の子に対しても同じです。

alpapa

保育士さんや先生も、
生徒への言葉は気をつけてあげてくださいね。

生活環境に無頓着は×

小さいうちほど、
「子どもを取り巻く環境」には気を使ってあげたいものです。

いくらママが子どもへの言葉に気をつけていても、
例えば日常で、
・子どもの前で夫婦喧嘩
・ネガティブな発言が多い人と会う
・言葉遣いやお行儀が悪いお友達と遊ばせる
・日常的にYouTubeなどで暴力的・刺激が強いコンテンツを見せる

6歳まで 子育て

これらも子どもが受け取る『情報』となりますので、たまになら仕方ないとしても、日常化しないよう管理してあげてください。

子どもは、
周りの環境から強く影響を受けます
そしてこれは6歳を過ぎてからも同じです。

ただし、人生の土台ができる6歳ごろまでは、
どこに連れていくか、誰と合わせるか、何に触れさせるか、何を与えるか、これらは親が管理できます。

なるべく愛情に満ちた環境で、
豊かな幼児期を過ごさせてあげれるといいですね。

親の先入観を植え付ける

人生は6歳までが9割

親は子どもためを思うほど、
子どもが将来困らないよう「現実の厳しさ」や「親が失敗から学んだこと」を教えてあげたくなりますが、そういった話をするのはもう少し後、小学校に上がった後にしてあげてほしいです。

なぜなら6歳以下では、
それらの言葉はまだまだ「教訓」より「足かせ」になる可能性があります。

6歳を過ぎ、小学校に入るころ、
次第に洗脳されるだけの脳から、情報が選別できる脳へ変わっていきます。

今までは全て間に受けていた言葉も
「そういう話があるんだな」
「世の中にはこういう場合もあるんだな」
と、少しずつフィルタリングできるようになってきます。

しかし、
これができるようになる前に

「人生はうまくいかないことだらけ」
「働かざるもの食うべからず!」
「我慢は美徳!」
というような情報を刷り込んでしまうと、足かせとなる可能性があります。

alpapa

こういうのって捉え方次第ですよね。

「人生はうまくいかないことだらけよ」
→そう思っている人の人生はそうなります。

「働かざるもの食うべからず!」
→いいえ、お金持ちほど汗水垂らして働いている人は少なく、いいもの食べてます。

「我慢は美徳!」
→「我慢」をどう捉えるかにもよりますが、自分の気持ちを押さえつけてまで頑張っていると、いずれ爆発したり、病気になったりと、最終的にろくなことが起こらないです…。

ほかにも「辛くても最後までやり通せ」「諦めたら負け!」「逃げるが勝ち!」など、この類の教訓は、フィルタリングができるようになってからの方がいいと思います。

今はまだ深読みはせず、ただそのままを取り入れ自分の初期設定にするので、日々子どもに言い聞かせる言葉には注意してあげてください。

私たちが認識している「現実」というのは、
各自が「私はそう思ってる」という現実で、同じ出来事が起こっても、ポジティブに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいて、どう感じるかは人それぞれ、各自が違う現実を生きています。

親にとって「人生はうまくいかないもの」だとしても、子どもにとってどうかは、子どもが決めることなので、わざわざネガティブな面を、あえてこの時期にインストールする必要はないんじゃないかなと思います。

エジソン 松下幸之助 名言

一見ネガティブに思えることが起こっても、
このように考えられるのは素晴らしいですよね。

何事もあなたがどう思うか次第です。
そういう意味で人生は、実はあなたの思い通りなのです。

6歳までにやるべきこと

続いて、6歳までのプログラミング期に
やっておくと末長く良い影響があることを紹介します。

◯ ママが笑顔で過ごす
◯ プラス暗示で自信と自己肯定感をUP
◯ 潜在意識を愛情で満たす
◯ 頭と心の容量(器)を広げておく

ママが笑顔で幸せに過ごす

何と言っても
『ママが笑顔で幸せ!』が育児において最強です。

6歳までにやるべきこと

※必ずしもママとは限りません、パパ、祖父母、里親…育児をしている方を総じて「ママ」と呼んでいます。

生まれて最初の6年間は、
ママが大好き、ママが太陽、ママがニコニコしてれば子どももご機嫌です。

育児中のママさん、いつもありがとう!
子どもたちが元気なのは、あなたのおかげです!

もし頑張りすぎていたら
育児、もっと気楽でいいです。
家事や掃除など、削れるところはバシバシ削って、頼れるところはどんどん頼って、無理しなくていいです。

そのかわり、
子どもといるとき笑っていてください。

笑って過ごすと
自然と前向きな気持ちになり、
ポジティブな言葉が口から出てきます。

そしてそんなママを土台に、
子どもの土台が作られます。

6歳以下の言葉の影響など、
つらつら書きましたが

結局は、

ママが幸せならすべて解決!

です。

もし今、幸せじゃないとしても
「育児楽しめてなくてどうしよう」
「母親なんだから明るく振る舞わなきゃ!」
と、焦ったり、頑張らなくていいです。

めちゃくちゃ気持ちわかります!

あちこちで「ママは笑顔が一番!」「ママの幸せは=子供の幸せ!」と謳われ、正直、この「ママは太陽」的な圧力がしんどい、と感じているママも多いと思います。

ママは笑顔が一番

だいたい…
毎日膨大な家事と雑務に追われ、授乳や夜泣きで睡眠もろくにとれず、体調が悪かろうが鬱になろうが関係なく、育児に休みはない、この状況で「ママは笑顔でいてね!」って…どういうことですか?…それ、何の拷問ですか?

という気持ちになることもありますよね。

alpapa

私も「ママの幸せが一番!」と言っておきながら、この圧がたまに重いです。

でも、たとえ毎日しんどいママでも、笑顔になれないママでも、子どもが心身ともにすくすく育つコツを、微力ながらこのブログで紹介させてもらっています。

私も笑顔でばかりいられません。
しかも育児は苦手な方です。

それでも、子どもとは、
どういう生き物で、
どう対応してあげると良いかを知ることで、育児は格段に楽になりました。

母親がイライラしても
「これはしてはいけない」
疲れていても
「1日5分だけはこれをしてあげよう」
笑顔になれない時でも
「寝る前だけは大好きと伝えてハグしてあげよう」
など、
ほんの少しの工夫で、
子どもがスクスク育つ方法を知りました。

それらをいつもここでシェアしています。

育児の知識は、世界中の母親や教育者たちが長年収集してきたデータの結晶なので、ものすごく役に立ちます。

もしあなたが
育児が楽しくて幸せ!という
笑顔いっぱいで育児できてるママなら、もうそれだけで最強!なので、こういった知識は必要ないかもしれません。

しかし、もしそうでないなら、
子どもの心や育て方について知るだけで、育児もすいぶん楽になりますよ!

育児 知識

初めて車を運転する前に、
乗り方を練習するのと似たような感じです。

乗り方を学ぶと、勘で運転するより事故率は確実に下がるので、他の記事もご参考いただければ幸いです。

育児が苦手なalpapa

育児が楽しいママは天才ドライバー!

いい母親になろうとしなくていい!幼児教育を学んで気づいた事

プラス暗示、自信と自己肯定感を育てる

潜在意識 子育て

0〜6歳の潜在意識がオープンな時期は
どんな情報でも書き込み放題です。

せっかくなので
プラスの情報をたっぷり入れて、良い初期設定をしてあげてください。

「かわいいね、優しいね、よくできる子ね」
「あなたならきっと大丈夫よ、うまくいくわ!」
と、どれだけ褒めても

「いやいや、私、そんなことないです..」
と、弾き返すフィルターはまだ作られていません。

そのまま素直に受け入れてくれます。

「私はできる子だ」
「僕はきっと大丈夫だ」
たとえこれが根拠のないただの暗示でも
根拠のない自信は最強です。

なぜなら、
根拠がないから崩されようもないのです。

何だかよくわからないし、
理由もないけど、何だかうまくいくと思う!できると思う!

心の設定で自然とこう思えるって、最強ですね。

「自分はできる」という信念のようなものです。

こういう設定を持っている人は、たとえ失敗しても
「なるほど、そうなるのか、いい機会だった!次はできるぞ」とポジティブに捉えるため、最終的には設定通り「うまくいく」のです。

でも、ここで
こんなご相談が来ることがあります▼
「いい事ばかり伝えて、大丈夫かしら?」
「世の中には怖いことや危険なこともあると、教えるべきじゃないのかしら?」

確かに、「何でもできる!」と伝えて
何でもやってしまったらどうしようと心配になりますよね。
しかし、危険を招くかどうかは、どちらかというと「危機管理能力」の問題なので、プラス暗示とは別に、危険を回避する行動を教えてあげてください。

alpapa

危機管理能力について詳しくはこちら

0〜6歳の間は、どこに行くにも親がついて回るため、隣で見守りながら色々な経験をさせてあげられる貴重な時期です。

たっぷりプラスの言葉をかけてあげてくださいね♪

バカポジティブにならないか、
心配しなくても大丈夫です。
人間というのは、基本的にネガティブな生き物です。

ネガティブは悪いことではなく、生存のために重要だったのです。
幸い現代では、突然獣に襲われたりすることはなく、サバイバルモードで生きなくてもいいのですが、人間は生存のために、悪い未来を予想したり危険を回避しながら生き延びてきたので、デフォルトがすでにネガティブです。

故に、今でも人間は
放っておけば自然とネガティブに陥りやすくなります。

なので、ママがプラスの暗示をかけまくっても、なかなかバカポジティブにはならず、この生存本能のおかげで、ちょうどいいバランスが取れると思います。

ちなみに、
ネガティブな言葉はポジティブな言葉の10倍強い、と言われています。

ネガティブとポジティブ

つまり、子どもを1日に10回褒めても、
1回怒ってしまえば、帳消しになるパワーがあり、逆もしかりです。

叱り方なども影響してくるので、
少し工夫してみてください▼
【子どもの叱り方】子供に怒ってばかりで疲れたママへ、今日から笑おう

潜在意識を愛情で満たす

ママたちが日々やっていることですが
抱きしめ、抱きしめ、大好きと言い、たっぷり愛情を伝えて育ててあげてください。

「大好き!」と愛情たっぷりに育ち、潜在意識が愛情で満たされている子は、自立心・自己肯定感が高く、精神が安定している、という特徴があります▼

『大好き』と言われて育った子の特徴は?伝え続けることで育つ子供の心

とても愛しい我が子ですから、
かわいい、かわいい、と育てている反面、我が子だからこそ、ついキツイ言い方をしてしまうこともあると思います。

育児中は本当に慌ただしい毎日ですから
ママも疲れ、イライラし、ついカッとなって心にもないことを言ってしまうこともありますよね。

もし子どもに
「鬱陶しいわね!」「そんな子は嫌いよ!」
なんて言葉を言ってしまった時は、こんな対処法がおすすめです▼

子供に大嫌いと言ってしまった、大嫌い・鬱陶しい、心への影響は?

alpapa

言ってしまうことがあっても、言い続けないことが大切です。
そして、ポジティブな言葉がけを何倍もして中和してあげましょう。

脳と心の容量(器)を広げておく

こちらの項目でお伝えしたように、
人間の能力には臨界期があり、6歳を過ぎると身につかない、または身につけることが難しいとされる能力があります。

また、6歳を過ぎると、脳の情報吸収能力が下がりはじめるため、この頃までにさまざまな運動、経験、知識、脳刺激などを与え、学びの土台づくりをしておくと◎です。

この時期に身についたものは、
生涯にかけてその子の財産になります。

代表的なものが、こちらです▼

【非認知能力を鍛える遊び】子供の非認知能力を伸ばすには『外遊び』

運動神経のいい子の特徴とは?6歳までにどんな遊びをしたかで決まる

絶対音感をつけるなら何歳まで?3歳までがベスト!6歳までがマスト!

alpapa

ただし、これらの経験は楽しいもの(プラスの感情と結びつく)であることが大切です。無理やりやらせてマイナスの感情と結びついてしまうと、その分野が嫌いになる可能性があります。

6歳までにネガティブな情報が入ってしまったら、もう手遅れ?

もう散々ネガティブな刷り込みをしてしまった!
6歳までにネガティブな情報が入ってしまったら、もう手遅れなのでしょうか?

いいえ、大丈夫です。
情報の書き換えは大人になってからでもできます。

ただし、それには
時間がかかったり、本人の努力や「気づき」が必要だったりと、簡単でない場合が多いです。

人の思考のパターン(思考の癖)は、
良くも悪くも6歳ごろまでに土台が作られ、その後、操作されないようガードされます。

しかし、このガードが
大人と同じように頑固になるのは12歳ごろと言われていて、それまではまだ柔らかいため、6歳を過ぎても12歳ごろまでは言動に気をつけていくことで改善できます。

完全にガードされた後は、外からの情報に簡単に操作されにくくなるのですが、今度は逆に、これまでに書き込まれた情報を変えるのが難しくなります

永久保存として子供の脳にはいる基礎的情報には2つの限界があります。ひとつは、6歳までのあいだに脳に間違った情報が入ると、消去するのがきわめて難しいこと。もうひとつは6歳をすぎるとそれまでより新しい情報の吸収に時間がかかり、はるかに難しくなるということです。

引用元:赤ちゃんに読みをどう教えるか / グレン・ドーマン博士(著)

消去することはできるのですが、
潜在意識の中にある情報は、普段は自覚できないので、見つけてあげることが難しいのです。

しかし、潜在意識にどんな情報が入っているのかは、その人の「現実の状況」から逆算することができます。

なぜなら現実は、潜在意識の情報通りに動いているからです。

消えない親からの洗脳を消す方法

親 洗脳

子育てをしているパパやママにも、
こんな経験がありませんか?

絶対やめたほうがいいとわかってたのに、
つい言ってしまった。やってしまった。

気をつけているのに、
いつもこんな結果になってしまう。

変わろうと努力しているのに、
結局長続きせず、元の自分に戻ってしまう。

ほとんどの場合、これらは6歳までにあなたの潜在意識にインストールされたアプリが勝手に起動してプログラミングされた通りの結果に導いているからです。

例えば先ほど紹介した
「すぐケンカする子ね!」
「嫌われるわよ」
と何度もママに言われて育った子の例をあげると

・すぐケンカする
・嫌われる
と、潜在意識に刷り込まれてしまっているので、成長してからも、本当は友達と仲良くしたいのに、ついケンカになるような発言をしてしまったり

そんなつもりなかったのに、
無愛想な態度をしてしまった、など

ケンカになりやすい状況を、
わざわざ自分から無意識に作りだしてしまうのです。

人の言動の90%以上を支配する潜在意識は、
プログラミングされた通りの状況を作り出し、顕在意識ではそれに勝つ事ができません。

努力してるのに改善されず、しかも原因がわからず、
「変わりたいのに、どうして変われないの?」と悩む場合、それは幼少期に潜在意識へ刷り込まれた情報が邪魔している可能性が高いです。

いい面でも悪い面でも、
ほとんどの人は親の口癖通りの人格を持っています。

根は悪い人ではないのに、
つい嫌味を言ったり、一言多い人、いませんか?

こんな方は、たとえば親が家庭で、
いつも愚痴をこぼしているのを聞いて育ったり

または親が冗談まじりに
「あなたって余計な事言う子よね〜」
「ほんと、口ばっかり達者で困るわ」
なんて、よく言われて育ったのかもしれませんよ。

やめたいのにやめれない
病気になるまで無理して働いてしまう人、
いませんか?

こういう方は
「仕事はつらいものだ」「人生は耐えるものだ」と
親が口癖のように言っているのを聞いて育ったのかもしれません。

あなたの潜在意識に
・仕事=つらいもの
・人生=耐えるもの
というプログラミングがされていたら
潜在意識はそれをあなたの現実に忠実に再現します。

つまり、あなたは自分から
つらい仕事をあえて選んだり、わざわざ仕事が辛いと思う状況を無意識に作ってしまうのです。

いいところでいつも失敗する人、いませんか?

これも、
「世の中うまくいかないものだ」
という類の情報が、潜在意識に根強く染み付いているのでしょう。

また、
実際に本人が言われていなかったとしても、
例えば、お母さんが毎日泣いていたり、耐え悲しんでいる姿を見て育つと、それは情報として潜在意識にインストールされます。

子どもと接する大人たちが幸せであることは、
子どもの人生観に大きく影響するため、とても重要なのです。

本人は覚えてなくても、
潜在意識は6歳までの言葉・経験・学習内容、
これらのあらゆる情報を、しっかり貯蓄していて、刷り込まれた情報通りに命令を出して「あなたの現実」を作っています。

そして、これはつまり
自分の現状を観察し、自分と対話していけば
どういった情報が潜在意識に入っているか逆算することができるということです。

例えばあなたが
毎回同じことでイライラしていたり
どうしてもうまくいかない事があったり
人に何か言われてモヤモヤした時

原因は、
相手でも相手の言葉でもありません。

あなたの潜在意識が「早く気づいてよ!」とメッセージを送ってきているのです。

日常で心が動いた時は
無視せず気づいてあげてください。

それは、幼い頃の自分からのメッセージだったりします。

これに気づけば
たった1日でガラリと変わる人います。

逆に、何年悩んでも
潜在意識の本音に気づけず、なかなか変わらない人もいたりと、本人次第なのです。

たとえ悲しい幼少期を過ごしても
その子が大人になって、自分で変わることはもちろん可能です。

心や現状に問題があるからこそ
解決しようともがき、大きく自分を変えて成功した人も、実際には多くいます。

しかし、親としては
問題を解決することに時間とエネルギーを使うより、夢を叶えることに時間とエネルギーを使ってほしい。

10代20代の貴重な時代を、
悩んで過ごすより、やりたいことに夢中になって過ごしてほしい。

こんなふうに願う親が多いのではないでしょうか。

そして、こういった理由から
幼児期の間は、なるべくネガティブな情報を入れず、プラスの暗示や愛情を入れて、潜在意識を満たしてあげてほしいと思います。

エジソンの母もやっていた!【五分間暗示法】寝がけのプラス暗示

子育てを間違えた?何歳までやり直せる?

親 洗脳 愛情

大丈夫です。
人は何歳からでもやり直せます。

子育ても同じで、
親がやり直したいと思った時からやり直せます。

子どもがいくつになっても、
親の言葉は呪いにも魔法にもなります。

人を変えるとは、
その人の心に入っている
言葉(情報)を変えるという事です。

親も子も、
これから取り入れる情報と、
すでに潜在意識にある情報を変えていけば、時間はかかっても何歳からでもやり直せますし、変われます。

人は1日に6万回思考していると言われています。

つまり、頭(心)の中で、
1日に6万回も1人でおしゃべりをしているのです。

そしてそのおしゃべりの内容も
全部、潜在意識に蓄積されています。

今日から自分にかける言葉、
子供にかける言葉を変えていけば、親も子も確実に変わっていきます。

また、6歳を過ぎても、
潜在意識の扉が開くタイミングがあります。

それは、
寝入り寝起きのタイミングです。
この時、人は半分、睡眠状態のまどろみの状態で、
大人でもこの状態の脳波は、6歳以下の子の脳波と同じシータ波です。

このタイミングは、潜在意識の扉が子どもの頃と同じようにオープンになっているので、自分にも、子どもにも素晴らしい暗示をかけてあげてくださいね。

『人は、寝る前に考えた通りの人間になる』
と言われていますが、これはこの時間帯が、幼児の頃と同じように潜在意識にアクセスしやすい状態になるからです。

子どもだけでなく
ママも自分のなりたい自分になって、自分の夢を叶えて、どんどん幸せになってください。

ママが笑顔で幸せ!が育児では最強です。

ここまでご覧くださり
ありがとうございました^^

そして最後に
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