こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
つい子供にイラっとして
「もう大嫌い!」
「鬱陶しいわね!」
と、言ってしまったとお悩みの方へ。
この記事では、子供への
・大嫌いなど、ネガティブな言葉の影響
・嫌いと言ってしまったら後の対処法
・嫌い、嫌味、を言わなくなる方法
を紹介します、目次からもどうぞ▼
目次
『大嫌い!』子供へのネガティブな言葉の影響
「大嫌い!」「鬱陶しい」
これらネガティブな言葉、傷つける言葉は、子供の心にどう影響するか?
子育てで大切なのは
「子供を受け入れて育てる事」
これで自己肯定感が育ち、心が安定した子に育ちます。
しかし
「嫌い!うざい!」などの言葉は、受け入れとは真逆の、突き放すエネルギーです。
言い続けることで、
子供は「自分は誰にも受け入れられない」と自己肯定感が下がり、心が不安定になります。
特に幼児期(0〜6歳)の子に
こういったネガティブな言葉は要注意、
なぜならそれらが潜在意識への刷り込みになるからです。
まだ小さいから、嫌いと言っても覚えてないは大間違い
0〜6歳の子供の心(意識)の仕組みは
大人の心とは構造が違います。
子供は、真実をそのままストレートに吸収する能力が高く、言われた事をそのまま何でも信じ、冗談が通じず、暗示にかかりやすい生き物です。
「鬼がくるから帰るよ!」
と言われて怖がる大人がいないのはなぜでしょう?
大人は嘘・本当を見分けるフィルターが完成しているからです。
しかし子供には、
このフィルターはまだありません。
これは3歳ごろから作られ始め、
6歳ごろに完成するのですが、それまでは、どんな言葉でも、そのまま受け止め、潜在意識に蓄積されていきます。
「嫌いなんてきっと嘘だ」
「ママは愛情で叱っているんだな」
という考えは、6歳以下の子にはないと思ってください。(3歳以下では一切ないです)
また潜在意識には、
自覚できない記憶や経験も蓄積されています。
小さい頃の事なんてどうせ覚えてない、
というのは普段使っている3%の顕在意識で思い出せないというだけで、残り97%の潜在意識(無意識レベル)にはしっかり蓄積されています。
そして潜在意識の情報こそ、
見えない所から人の思考・言動をコントロールしている司令塔です。
つまり、潜在意識に「大嫌い、鬱陶しい」などネガティブな情報が多いほど、その子の思考や言動はその情報に影響を受けます。
0〜6歳の間は、
できるだけ潜在意識を汚すような情報を入れないことが理想です。
「子供の潜在意識とは?」詳しくはこちらをどうぞ▼
ママは絶対知るべき!6歳までの子供の心、間違えた子育てをやり直したい
「嫌い、うざい」ネガティブな言葉は強力
「嫌い」と言ってしまうこともあるけど
「好き」とも言っているから大丈夫?
「嫌い、うざい」 など、子供を傷つけるネガティブな言葉は、「大好き、ありがとう」というポジティブな言葉の10倍は強い、と言われています。(7倍、6倍など、諸説あり)
つまり「大好きだよ」
と、10日毎日伝えても、
たった1日の「大嫌い」で帳消しされてしまうほど強力です。
もし大嫌いと言ってしまっても、
言い続けず、その10倍の量のポジティブな言葉で中和してあげてください。
一番のオススメは、
「大嫌い」と言ってしまったら、すぐに流して残さないこと、または書き換えることです。
やり方を次項で紹介します。
子供に大嫌い・鬱陶しいと言ってしまったら、すぐに傷を流す
「大嫌い」とひどい事をいってしまったり
嫌味な叱り方をして子供と喧嘩しまった時は、必ず寝るまでに謝って仲直りしてください。
記憶というのは、
1日寝ると定着されてしまいます。
寝たら忘れる。
のではなく、寝ている間に潜在意識にアーカイブされて、意識に上がってこないだけです。
特に子供の場合は、
潜在意識に深く刷り込まれやすいので、放置せず、なるべく早く流してあげてください。
『人は寝る前に考えた通りの人間になる』
と言われますが、大人でも眠りにつく前の思考は潜在意識に入ります。
それは寝る前のウトウトしている脳波のとき、潜在意識のガードが開くからです。
もし子供が寝るまでに間に合わなかったら、
寝ている間の暗示法で「さっきはごめんね」と謝ってください。
やり方はこちら▼
エジソンの母もやっていた!【五分間暗示法】寝がけのプラス暗示
泣く子は嫌い、わがままな子は嫌い、は言っていいの?
「良い子じゃなきゃ嫌い」
と条件をつけずに
子供のありのままを受け入れて育ててあげるのが理想的です。
ママにも良いところ、
悪いところがあると思いますが、子供はどんなママでも丸ごと受け入れて大好きでいてくれます。
例えば子どもに、
わがままを治してほしいから
「わがままなあなたは嫌い」というのは逆効果です。
子供が持つ感情や人格を否定せずに、その気持ちは受け止めて聞いてあげる、それから正す、というのが、わがままが改善するコツです。
真っ先に「そんなわがままはダメ!」と否定されては、子供は余計に反発心を起こすだけです。
また、いい子でいてもらうために
「いい子のあなたは好きだけど、わがままなあなたは嫌い」
と言ってしまうと、これは「良い子にしていないと私は愛されない」「ありのままの私では受け入れられない」と、子どもの自己肯定感を下げてしまうことになります。
良い子に、良い子に、と言って育てると
子供は親の前で良い子を演じたり、良い子でいようと無理をして、本当の自分を見失ったり、外でストレスを発散するようになることもあります。(家では良い子・外では悪い子はこちら)
良い子とは、親の都合の良い子。
という事を忘れないようにしましょう。
そして、
子供を叱る時は、けして本人を否定せず、行動の方を正してください。(コツはこちら)
親の言葉とは、
思う以上に強い影響力がある
という事を心に留めておけるといいですね。
【子供の頃、親に言われて傷ついた言葉】子供を生きづらくする親の言葉
ダメだとわかっていても、大嫌いと言ってしまうなら
「何度いってもいう事を聞かない」
「自分の思い通りにならない」
と一時的に子供が可愛く思えなくなるのは、よくあることです。
しかし、
子供が思う通りに動かないからといって
過度にイライラしてしまったり「そんな子は嫌い」と傷つける言葉を言ってしまうなら、
「子供は親のいう事を聞くべき!」
という強い思い込みがママの心の中にあります。
そして、
すぐにイライラしやすい人ほど
心にたくさんの「〜するべき」を多くもっています。
「時間は守るべき」
「子供は親の都合に合わせるべき」
「言われた事はすぐにやるべき」
これらの心のルールを相手が破る時
「イラッ!」としてしまうのです。
心の中が自分を縛るルールだらけでイライラしやすい方、そのルールを一つづつ手放していってください▼
育児でイライラする時やってみて!育児カウンセリング不要の解消法
実は感情は選べる。子供に嫌味を言うのをやめる方法
実は、感情は選べます。
感情の中でも特に「怒り」は
第二感情と呼ばれ、本当の感情ではありません。
不安や悲しみといった、
本当の感情を隠すために出てくるのが「怒り」です。
しかもそれをどう表現するか、
私たちは選んでいます。
感情がコントロールできなくて、
子供に嫌いと言ってしまう!というのは実は、違うのです。
子供は親に見捨てられると
生きていけない、だから、
「嫌い」と突き放したら、懲りて言うことを聞くだろう。
「ママに嫌われて反省すればいい」
心の奥でこんなふうに
相手が我が子だからこそ「嫌い」という言葉を選んでいる自分がいませんか?
例えば、
見知らぬ人や興味のない人にイライラしても「あなたなんか大嫌い!」という言葉を選ぶ人は少ないです。
それはこの言葉が、
自分の愛情を必要としている相手にしか効果がない事を知っているからです。
怒るか怒らないか。
嫌いと言うか言わないか。
私たちは、実は選んでいます。
もし、「怒ることを選択する」が当たり前になっていて、選んでいることに気がつかない場合は、以下の手順で怒りをコントロールしてみてください▼
①6秒ルール。
②怒りを否定しない。
③怒るか怒らないか、選ぶ。
【①6秒ルール】
イラッ!としたら心の中で
6秒数えながら、息を長く吐きます。
だいたい怒りは6秒たつと、すこし落ち着きます。
怒りを感じるとアドレナリンが大量に分泌され攻撃的になりますが、アドレナリンの分泌のピークはだいたい6秒程度なので、その間、深呼吸でもしながら6秒待ってください。
【②怒りを否定しない】
「怒っちゃダメだ!」
「こんな私はダメ!」と、
自分の感情を否定することは逆効果です。
「あぁ、私いま、イライラしてるね」
「うん、こういう時って怒っちゃうよね」
と、まずは自分で自分の感情を受け入れて認めてあげてください。
【③怒るか怒らないか、選ぶ】
6秒まって、自分の感情を受け入れた後、
こう自分に聞いてみてください。
『怒る?それともやめとく?どうする?』
ここで、クールダウンして
「やめとこ…怒っても疲れるだけだわ…」と「やめる」を選択してみてください。きっと後で「やめといてよかった」と思うはずです。
もし「やっぱり怒る!」を選んだママは、
次回、もう少し突っ込んで自問してみてください。
『その感情、まだ使うの?
それとも、手放す?』
少しづつでいいので、「やめる」「手放す」を選択することを習慣にしていきましょう。
そのうち、この手順がなくても
怒らない事を選べるようになります。
子供に嫌いと言ってしまうのは心が狭いから?
ちょっとイライラしただけで
子供に「嫌い!うざい!」と言ってしまうなんて、私、心が狭いのかな?
それともうちの子の心が狭いから
こんなにイライラするのかな?
いいえ、違います。
心が狭いから酷いことを言ってしまうのではありません。
理由はこれです▼
子供に大嫌いと言ってしまった、大嫌い・鬱陶しい、心への影響は?
子供に大嫌いと言ってしまったら・まとめ
最後に要点をまとめます。
■子供に「嫌い」など、傷つける言葉を言ってしまったら、心に定着する前に流す。
⇒寝るまでに謝る・5分間暗示法
■叱る時は本人否定をしない。
⇒まずは受け止め、理解してあげてから、行動を正す。
■イライラの原因「〜するべき」を手放す。
■感情は実は選べる。怒りを選ぶ習慣をやめてみる。
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