
こんにちは、
alpapa(@mamaschool)です。
子供にイライラが爆発して
「もう大嫌い!」
「鬱陶しいわね!」
「うるさい、出ていけ!」
と、言ってしまった…と悩むママは、実は少なくありません。
でも、
「私はなんてヒドイ母親なんだ」
と、自分を責め過ぎないでください。
あなたは、
そうなってしまうくらい
限界ギリギリでがんばっているんですから。
この記事では、子どもに「嫌い!」などネガティブな言葉を言ってしまったあとにどうすればいいのか、そして、気になるそれらの言葉の子どもの心への影響について紹介します。
目次
子供に『嫌い』と言ってしまうのはなぜ?

子供に暴言を吐くのはよくない
子供を怒鳴りつけても効果ない
子供には一貫した態度で、優しく諭すのが一番よい…
そんなこと、
重々わかっているけど、感情が爆発して暴言を吐いてしまう!!
これは育児中のママなら、
共感する方が多いのではないでしょうか。
子供に
「大嫌い!鬱陶しい!」
と言ってしまったとき、
あなたが本当に言いたかったのは
「もう限界!」
「いい加減に、わかってよ!!」
ではないでしょうか?
「怒り」は感情のフタ、と言われています。
そのフタで塞がれているのは、あなたが日々グッと押し込め続けてきた悲しみであることが多いです。
「わかってほしい、わかってもらえない」
「助けてほしい、助けてもらえない」
「愛してほしい、愛してもらえない!」
こういった悲しみが、
あなたの中で限界まで溜まっていませんか?
人はこういった悲しみを感じ続けることはあまりにも辛く、感じたくありません。
心はこの状態を回避しようとします。
そのフタとなるのが「怒り」です。
「あんたなんか大嫌い!」
「もう出ていってしまえ!」
すぐにイライラが爆発して怒ってしまうママは、気づかないうちに心に悲しみを溜め過ぎていないか、自分でチェックしてみてください。
子供に暴言を吐いてしまう原因は、
子供ではありません、あなたが今まで押さえ込んできた悲しみです。
本当は誰よりも
我が子の幸せを願っているのに、暴言を吐いてしまうなんて、辛いですよね。
だから、子供に暴言を吐いてしまっても
「私は母親失格だ」と自分を責めないでください。
怒ってしまう人に必要なのは
罰ではなく、悲しみを癒す愛です。
子供に嫌いと言ってしまったあと、どうすればいい?
怒りに任せてヒドイことを言ってしまった時は、
自分の「悲しみ」と向き合うタイミングです。
今、怒りの裏にある本音が
「もう、いいかげん、早くこの痛みを何とかしてよ!もう無視しないで!」といわんばかりに溢れて、あなたの心があなたにSOSを送ってきている状態なのです。
本当は
何をわかってほしかったんだろう。
私はどうしてほしかったんだろう。
「嫌い」という言葉の裏にある、あなたの願いや本当に伝えたかったことは、何だったんだろう?と、自分の中で一度しっかりとまとめてみてください。
そしてそれを
お互いが冷静なとき、普通のトーンで、ただ伝えてみてください。
中身の本音を、ただ伝える。
ということを日常で何度も練習していってください。
次に、
子供にはどうしてあげたらいいか、
おすすめの心のお薬を紹介します▼
子供に大嫌い・鬱陶しいと言ってしまったら、すぐに傷を流す

「大嫌い」とひどい事をいってしまったり
嫌味な叱り方をして子供と喧嘩してしまった時は、必ず寝るまでに仲直りするようにしましょう。
記憶というのは、
1日寝ると定着されてしまいます。
「寝たら忘れる」のではなく、寝ている間に潜在意識にアーカイブされて、意識に上がってこないだけで、心の底には溜まっていきます。
特に子供の場合は、
潜在意識に深く刷り込まれやすいので、放置せず、なるべく早く流してあげてください。
『人は寝る前に考えた通りの人間になる』
と言われますが、大人でも眠りにつく前の思考は、潜在意識に刷り込まれやすいのです。
もし子供が寝るまでに間に合わなかったら、
子どもが寝ている間に行う暗示法で「今日はごめんなさい」と謝ると効果的です。
子供むけ暗示法のやり方はこちら▼
エジソンの母もやっていた!【五分間暗示法】寝がけのプラス暗示
『大嫌い!』子供へのネガティブな言葉の影響

「大嫌い!」「鬱陶しい」
これらネガティブな言葉、傷つける言葉は、子供の心にどう影響してしまうか、気になりますよね。
子供でも特に0〜6歳の間に受ける言葉は、潜在意識への刷り込みとなり、この頃の経験が人生の土台となってしまうため、お察しのとおり、可能な限り気を付けることがベストです。(子供の心のしくみはこちら)
しかし、知っておいてほしいのは
それでも子供はあなたを愛しているということです。
そして、こんな暴言を吐くような、ヒドイことを言う母親なのに、それでも「ママが大好き」と言ってくれる我が子を、あなたは愛さずにはいられないはずです。
実は、愛されているのは
私たち母親の方だったんですね。
子育てで大切なことは
「子供を受け入れて育てる事」と言われています。
子供がどんな母親でも「ママ大好き」と言ってくれるように、どんなに出来が悪い我が子でも「それでもママはあなたが大好きよ」と伝えてあげることで、心が安定した子に育ちます。
しかし
「嫌い!うっとおしい!」などの言葉は、受け入れとは逆の突き放すエネルギーです。
怒りは分離のエネルギーを出します。
「私から離れろ!」
「私を愛するな!」
「私の前からいなくなれ!」
と相手を突き放すのです。
つまり、言い続けるということは、
子供を突き放し続けるということ。
すると子供は「自分は受け入れてもらえない」と自己肯定感が下がり、心が不安定になってしまうのです。
もう散々言ってしまったという人もいるかもしれませんが、大切なのは、次からどうするかです。
自分を責め続けるより、未来を変えるための行動をとっていきましょう。
大丈夫です。
こうして子供のために解決策を探しているあなたには、子供への深い愛情がありますから、必ずお互いの傷を癒していけますよ。
ダメだとわかっていても、イライラして大嫌いと言ってしまう

「何度いってもいう事を聞かない」
「自分の思い通りにならない」
と一時的に子供が可愛く思えなくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、
子供が思う通りに動かないからといって
過度にイライラしてしまったり、激しく感情が動くなら
それは自分の心に
完了できていない過去の感情があり騒いでいたり
または
「子供は親のいう事を聞くべき!」
というような、自分ルールがあったりします
実は、すぐにイライラしやすい人ほど
心にたくさんの「〜するべき」を多くもっています。
「時間は守るべき」
「子供は親の都合に合わせるべき」
「言われた事はすぐにやるべき」
ママ自身が成長する中で、
うまく生きるため、愛されるため、そして自分を守るために作り上げてきた「自分ルール」
これらの心のルールを相手が破る時
「イラッ!」としてしまうのです。
一般的に、
心のルールや制限が少ない人
ものごとをジャッジしない人
というのは、あまり怒ることもなく、とても生きやすいと言われています。
心の中が自分を縛るルールだらけでイライラしやすい方、そのルールを一つづつ手放していってください▼
育児でイライラする時やってみて!育児カウンセリング不要の解消法
実は感情は選べる。子供に嫌味を言うのをやめる方法
実は、感情は選べます。

感情の中でも特に「怒り」は
第二感情と呼ばれ、本当の感情ではありません。
不安や悲しみといった、
本当の感情を隠すために出てくるのが「怒り」です。
しかもそれをどう表現するか、
私たちは選んでいます。
感情がコントロールできなくて、
子供に嫌いと言ってしまう!というのは実は…選んでいるのです。。
子供は親に見捨てられると
生きていけない、だから、
「嫌い」と突き放したら、
懲りて言うことを聞いてくれるのではないか。
私の気持ちをわかってくれるのではなないか。
心の奥でこんなふうに
相手が我が子だからこそ「嫌い」という言葉を選んでしまっていませんか?
お互いに「愛」があるがゆえ、
「嫌い」という言葉に効果があると、知っていて選んでいませんか?
例えば、
見知らぬ人や興味のない人にイライラしても「あなたなんか大嫌い!」という言葉を選ぶ人は少ないです。

それはこの言葉が、
自分の愛情を必要としている相手にしか効果がない事を、実は知っているからです。
怒るか怒らないか。
嫌いと言うか言わないか。
私たちは、実は、選んでいます。
もし、「怒ることを選択する」が当たり前になっていて、選んでいることに気がつかない場合は、以下の手順で怒りをコントロールしてみてください▼
①6秒ルール。
②怒りを否定しない。
③怒るか怒らないか、選ぶ。
【①6秒ルール】
イラッ!としたら心の中で
6秒数えながら、息を長く吐きます。
だいたい怒りは6秒たつと、すこし落ち着きます。
怒りを感じるとアドレナリンが大量に分泌され攻撃的になりますが、アドレナリンの分泌のピークはだいたい6秒程度なので、その間、深呼吸でもしながら6秒待ってください。
【②怒りを否定しない】
「怒っちゃダメだ!」
「こんな私はダメ!」と、
自分の感情を否定することは逆効果です。
「あぁ、私いま、イライラしてるね」
「うん、こういう時って怒っちゃうよね」
と、まずは自分で自分の感情を受け入れて認めてあげてください。
【③怒るか怒らないか、選ぶ】
6秒まって、自分の感情を受け入れた後、
こう自分に聞いてみてください。
『怒る?それともやめとく?どうする?』
ここで、クールダウンして
「やめとこ…怒っても疲れるだけだわ…」と「やめる」を選択してみてください。きっと後で「やめといてよかった」と思うはずです。
もし「やっぱり怒る!」を選んだママは、
次回、もう少し踏み込んで自問してみてください。
『その感情、まだ使うの?
それとも、手放す?』
少しずつでいいので、
「やめる」「手放す」を選択することを習慣にしていくといいですね。
最後に、
毎日がんばっているママたちへ
どうかこれ以上自分を責めず、もっと自分を大切にしてあげてください。
ママが笑顔でいることが
子供にとって一番の幸せになります^^