こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
『絶対音感』は6歳までにトレーニングをすれば、ほとんど誰でも身につくといわれている能力です。
絶対音感トレーニングは
何歳からはじめるとよいか、
自宅でできるのか?
絶対音感をもつ子供の特徴とは?
そして気になる
絶対音感の弊害の真相についても紹介します。
目次
絶対音感は何歳まで身につく?
絶対音感というと、特別な人や天才だけがもっている才能というイメージがありますが、実は幼児期にトレーニングをすれば比較的だれでも身につけることができる能力の一つで、書籍などでも自宅で簡単にできるトレーニング方法が紹介されています。
もし子供に絶対音感をつけさせたい場合、
トレーニングを開始する時期は、
3歳までがベスト!
6歳までがマスト!
そして7歳以降は絶対音感をつけるのは非常に難しい、まず無理と言われています。
というのも絶対音感は、発育段階の聴覚にしか取得できません。
なので聴覚が完成する5〜8歳より前にトレーニングを始める必要があります。
聴覚の発達には個人差があり、
完成するのはだいたい6歳前後といわれていますが、中には早い子も遅い子もいるので、もし絶対音感をつけたい場合は早めにトレーニングを開始することをおすすめします。
幼児の絶対音感トレーニングを行うと、音に対する感覚だけでなく、記憶力の向上、IQと心のEQ(豊かな感性)の向上、集中力や想像力UP、
そして、まんべんなく脳の機能を刺激するため広い分野での才能開花につながります。
よく耳にする有名なトレーニング方法は
江口式と鬼頭式。
書籍も出版されていて図書館にも数冊か置いてありますので、気になるママさんはパラパラ立ち読みしてくるのがよいかと思います。
トレーニング方法はどちらもシンプル。
トレーニングといっても音を聞かせて色やコードで覚えさせるという、
いわゆる『音当てゲーム』です。
子供の能力において
6歳までが臨界期というのは多いです。
これらの能力も6歳までが重要と言われています▼
【運動神経】
運動神経のいい子の特徴とは?6歳までにどんな遊びをしたかで決まる
【記憶力・映像記憶能力】
幼児の【映像記憶】を鍛えるトレーニング!スーパー記憶力を身につける
【潜在意識・思考パターンの構築】
ママは絶対知るべき!6歳までの子供の心、間違えた子育てをやり直したい
自宅で幼児の絶対音感トレーニングは可能?
絶対音感のトレーニングは、
自宅で行うことが可能です。
うちの2歳娘の音楽教室でも「絶対音感」の音感トレーニングの時間がありますが、ほとんどが「家で毎日音をきかせてください」という宿題で終わり、お教室では単に「音あてゲーム♪」で終わります。
先にも触れたように、江口式と鬼頭式の絶対音感トレーニングが有名で、ピアノ教室で行われているのは、ほとんどこのどちらかです。
教室に通えばトレーニングのコツなどをアドバイスしてくれますが、全部本に書いてあることと同じ内容なので、子供に絶対音感をつけたいだけなら特にレッスンに通う必要はないと思います。
見聞きする限りでは、江口式の絶対音感トレーニングを取り入れている教室が多いです、江口式の方が歴史が長いのでお教室の数も多いです
江口式はこちらの本で、
詳しくどのように音感トレーニングをするか紹介されています。
一方、
新しい鬼頭流絶対音感メソッドが気になる方はこちら、
両方読みましたが、
江口式は本気の方向けです。
やり方だけみたら鬼頭流の方が簡単なので、自宅で行うなら鬼頭流がおすすめ。
自宅で行う場合、
6歳まで…ということは、言うまでもなく
親の頑張りが不可欠となってきます。
6歳以下の子が一人でほっといてトレーニングするはずないので
もちろん親がサボらずトレーニングに付き合います。
親が継続できるかどうか、
それだけがこの能力がつくかどうかの分かれ道ですね^^;
うちは、
遊びで楽しめればいいという程度だったので鬼頭流でやってました。
しかし、のちに入った音楽教室が江口式、
先生は「絶対音感だけがレッスンでないので自宅では好きな方で大丈夫ですよ〜」と言ってたのですが、やっぱり混ざって混乱するので途中で江口式に変えました!
幼児の絶対音感トレーニングは何歳から?赤ちゃんでもできる?
音のインプットだけなら赤ちゃんでも可能です。
フラッシュカードと同じように「これがCコード」など聞かせてトレーニングできます。
しかし、音を聞き分けられているか?
を子供に聞く必要があるので「赤、青、黄色、など簡単な言葉が話せるようになってから」がオススメです。
娘が入った音楽教室では、
2歳からリトミック・ピアノ・絶対音感トレーニングのレッスンがありました。
そして、
我が家で行った感想から申し上げますと、、、
2歳というか、イヤイヤ期に入ってからのトレーニングは散々です(笑)
イヤイヤが勃発するまでは楽しそうにやってくれてたのですが。。
といいますか、何を始めるにもイヤイヤ期間に入る前、または終わってからがオススメです!この時期はトレーニングどころか何もかもイヤァァァァァーーー!なので、この時期に知育をサボらずできるママは尊敬します。
ところで、
絶対音感って弊害が出るんじゃないの?
と、心配になる方は続きをどうぞ▼
絶対音感の弊害は『絶対音感』のせいではない。
絶対音感について調べると、
気になるのが「音に敏感になり日常生活に支障がでる」という話。
私も音楽関係の知人に「絶対音感なんていらないよ〜!それある人は生活音がうるさくて大変そうだよ」と言われとても気になったのですが、どこまで本当なのか・・・
なぜなら、
そんな弊害がでるなら、
わざわざ幼児教育に取り入れるはずがない!
そうでしょう?
最近は「絶対音感トレーニング」特に珍しくないくらいアチコチで取り入れられてます。
日常の音に困る人がいても、それが絶対音感のせいかどうかが不明。
絶対音感の持ち主でも別に困らないと言う人もいるし、絶対音感がなくても神経質な人は生活音に悩むから…。
例えばHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の子は、音、光、味、気温などの刺激に過度に敏感という傾向がありますが、それなのでは?
どっちなのだろう、
本当に絶対音感が関係あるのか?
ちなみに、
絶対音感トレーンングで有名な江口式、鬼頭式ではどちらも「うちのトレーニングで絶対音感をつけた子で日常生活に問題が出た子はいない」と書かれています。
ですよね。
じゃなかったら危険すぎて2〜3歳の子にこんなトレーニングさせません。
絶対音感トレーニングは歴史も長く、
1982年に江口式で発表されて以来、多くの子が受けています。
もし弊害が出てたら、今頃かなり大問題になっているのでは?
ちなみに、
娘の音楽教室の先生は
「このトレーニングで生活音に支障がでることは考えられない。絶対音感を持つ子を多く見てきたけど、そんな子1人もいなかった」と言い切っていました。
でも、結局どっちが本当なの?!
悩んでいてもしかたないので
音楽系の友人知人、先生たちに相談してみた結果を書きます。
絶対音感トレーニングに悩んでる方はご参考ください。
絶対音感について【ピアノの先生の意見】
トレーニングによって絶対音感をつけて日常生活に支障がでているという報告は一度も聞いた事がないというのが現場の先生たちの意見でした。
絶対音感について【声楽の先生の意見】
この先生のように、
絶対音感がなくても音に敏感な人はいて、生活音が気になるようです・・・。
絶対音感について【実際に絶対音感がある子の話】
友人の甥っ子が絶対音感をもっているのですが、この子は小さい頃、生活音にとても敏感で大変だったようです。
しかしこの子は
音楽教室に通っていたものの、
その教室では絶対音感トレーニングは一切しておらず、同じ月齢から同じクラスに通っていた妹は全く音に支障はなし。
ただ、おじいちゃんがジャズバーを経営してるので2人とも音楽が身近にある環境で育っています。
絶対音感はないけど【こんな意見も】
コンテンポラリーミュージックやってるダンサーさんの意見。
生活音ではなく
「美しい音が耳触りで不快!」という方も…
彼女はコンテンポラリー側なので、
ちょっとぶっとんでますが、どんな音が気になるかはやはり個人差が大きいです。
つまり、
絶対音感の有無は関係なし?!
絶対音感について【幼児塾の先生の意見】
もう一度まともな人に聞いてみました。
通っている幼児塾の先生に聞いてみたところ「うちの卒業生、絶対音感つけてる子多いですよ〜、誰も問題でてないですよ〜」
とのことでした。
幼児の絶対音感レッスンは、
あくまで音楽指導の範囲で音をきいて「ドレミ」を言い当てるというトレーニング。
生活音や周波数が気になることとは別問題のようです。
絶対音感にもいろいろ程度があるらしく、ネットで噂の「弊害がでる絶対音感の持ち主」はおそらく聴覚も性格も特殊なタイプの方なのでは?と思います。
さらに、別に絶対音感がなくても同じように生活音に悩む人がいるので…、
「音への敏感さ」の問題で、絶対音感の有無は関係ないです。
どうぞご心配なさらず。
絶対音感がある人(子供)の特徴
私の聞く限りですと、
日常で支障を感じている人(子供)は
『絶対音感トレーニングしてない人』が多いです。
たぶん、もともと音に敏感な気質なためトレーニングしなくても絶対音感がついたんだと思いますが、これは才能のように感じます。
絶対音感を持っている子供の特徴に、音に敏感でトイレやお風呂の水の音を怖がる、日常でも大きな音を怖がるといった事がありますが、これは聴覚が敏感なゆえの結果だと思います。
人間が持って生まれる恐怖は2つあり、
その1つが「大きな音」に対する恐怖です。
我々は生まれつき、身を守るため音には敏感なのです。
その中でも「うちの子は特に音に敏感だな」と感じるなら、あえて絶対音感トレーニングはさせない方がいいかもしれません。
『トレーングで絶対音感をつけた子供』の特徴として、楽曲の範囲でのみ聞けば音を言い当てれる、生活音で弊害は感じない、というのがあります。
もともと音楽レッスンの範囲だけで身につけたスキルなので、レッスン外の日常音は彼らの範囲外です、何かに異常に敏感というのは個人の特徴なので「絶対音感をもっている=生活に支障がでる」ということではないと考えれます。
絶対音感の種類
また絶対音感には種類、というかレベルがあるようで、
レベル1▶︎ドレミや和音が聞き分けられる。
レベル2▶︎ドレミや和音、さらに#半音も聞き分けられる。
レベル3▶︎1&2に加え、Hz(ヘルツ)まで聞き分けられる。
レベルE▶︎(例外)ヤバい音(霊的な、超人的な)音まで聞き分けられる。
最後には触れないとして、
基本的に幼児の絶対音感のトレーニング領域はレベル1と2のみ。
おそらく、
日常に支障がでる絶対音感の持ち主というのはレベル3とEの持ち主です。
しかも中にはHz(ヘルツ)を聞き分けれるのにドレミや和音はわからない人や、ある特定のHzのみピンポイントで聞き分けれるという人も存在するようです!
そして考える限り、
レベル1&2以外必要なさそうです…レベル3まで持っている人というのは本当に稀で天性の聴覚、つけようと思ってもたぶん身につかないと思います。
そして、
レベル3まで鍛えるトレーニングは江口式にも鬼頭式にもありません!
幼児の絶対音感トレーニングについての意見まとめ
まとめると、
『子供が絶対音感トレーニングをうけて、
日常生活に支障がでることはない』です。
そして何より子供の音楽レッスンは、
絶対音感の有無より先に、音楽を楽しむ事を大切にするのがベストです。
音楽こそ世界の共通言語!