こんにちは、alpapa(アルパパ)です。(@mamaschool)
幼児期に繰り返し言ってしまうと、
人生の足かせになるような言葉(質問)があります。
幼児に悪い癖を刷り込む
『なんで〜できないの?』
『どうして〜できないの?』
これを繰り返し言われると
子供に『自分の悪い所を探す癖』
がへばりついてしまい、何かに挑戦する時の心のブレーキになってしまいます。
では、どう言うのがよいか、
『どうして〜できないの?』の代わりに使える『人生の助けになる質問』を合わせて紹介しますので、今度からそちらに変えてみてください。
そうする事で、
子供にできることがどんどん増えていきます。
親が子供に言ってはいけない言葉『なんで〜できないの?』はなぜダメ?
子供が、
何度言っても聞かない。
やめてと言うのに繰り返しする。
言った通りにしてくれない、
こんな時、
つい言ってしまう言葉、
『なんでできないのっ?!』
しかし、
これは幼児期に繰り返し言い続けると
ネガティブ思考をすり込む、避けるべき言葉です。
なぜか?
幼児期についてしまう癖のひとつに、
脳の解釈の癖があります。
つまりは考え方の癖です。
ネガティブな質問を繰り返し「僕は〜できない」とできない面ばかり考えさせるようにしていると、子供は、無意識に「できない自分」を探す癖がついてしまいます。
脳はgoogleやyahooのように
検索エンジンみたいな働きをしています。
ネガティブな内容を検索させると、
脳はそれに関連した記事や答えを自動で探そうとしてしまいます。
つまり、
「どうして〜できないのよ?」
と質問をすことは、
子供の脳の検索エンジンに、
このように打ち込んでいるのと同じだと思ってください▼
しかも一度きくと、
脳は答えが見つかるまでバカ正直に探し続けます。
本人が忘れても検索はかかったままです。
他にも、
例えば「どうしていじわるするのよ!?」
なんて質問をすると、脳はその理由や原因を探し始めます。
経験から、感情から、日常から、絵本から、TVから、親の言葉から・・・
内外すべての世界から答えを探し始めます。
いつも検索しているキーワードは、
思考の上位に上がってきます。
ネガティブなキーワードを検索し続けていると、脳内はネガティブ記事が常にトップに表示され、何かを考えるたびにネガティブ記事をオススメに上げます。
日常からも関連情報を素早くキャッチするようになります。
幼児期からダメな事、できない事、嫌なことばかりを脳に検索させていると、無意識にそれらを探す癖がついてしまうのです。
大人になって、こんな人いませんか?
「私には無理、どうせできない」
「何をするにも、まずできない言い訳ばかり思い浮かべてしまう」
「すぐ嫌な面が目につき気になってしまう」
つまりネガティブ思考といやつですが、
これは『子供の頃から無意識にネガティブなキーワードばかり検索してきた結果、できあがった癖』です。
検索してきたというより、
幼児期に「検索させられた」
「検索させられる環境に置かれていた」という方が適切かもしれません。
ネットを開くとパッと目に飛び込んでくるオススメ記事が、あなたの興味と一致するように、思考を開くとパッと頭に浮かぶ内容は、積み重ねた脳内検索の結果です。
そもそもネットの検索エンジンは、
こういった人間の脳の働きを参考に作られたものです。
自分のことを「できない人」と思っている人は、「私はできない」と検索し、証拠探しをし続けてしまった人とも言えます。
なので、子供の心に
ネガティブな検索ワードを打ち込むのは、本当にオススメしません。
また、
『何が悪かったかわかってる?言ってみなさい!』と幼児を問い詰めて、反省させ学ばせようとする方がいますが、これも効果ないです。
わざわざ自分がダメな子・できない子だと刷り込み、自己肯定感が下がります。
そして何かできない事があっても
幼児を能力面で叱ることはNGです。
年齢にもよりますが幼児は『今』を感情で生きていますので、過去を問い詰められても自分でもわからない、そうしたかっただけ、もう覚えてない、なんで怒られてるのかよくわからないしママ怖い!というのが心境です…。
「君はできない、君はできない」
と幼児の心に刷り込まないであげてください。
では、こんな時、
どう言えばいいのか?▼
親が子供に言ってあげたい言葉『人生の助けになる質問』
『どうして〜できないの?』
の代わりに使っていただきたい言葉は
『どうしたら〜できると思う?』です。
できない事を探す癖ではなく、
できるようになる方法を探す癖をつけてあげてください。
幼児期は、
まだまだ短所を矯正するには難しい時期です。
「どうして〜できないの?」と「自分ができない理由、ダメな原因」を探させるより、まず長所を伸ばすことが先です。
人生でもっとも伸びる時期なので
ネガティブなことを見つめさせるより、自分の可能性を伸ばすことに目をむけさせてあげてください。
大人も同じですが、
自分にどんな言葉を投げかけているかが人生を決めます。
自分自信に無意識にしている質問、
ふと考えてしまう事によって人生が変わってきます。
子供ができなくても、
「次はできるから大丈夫」
「すぐにできるようになるよ」
「どうしたらいいと思う?」
こんなふうに言ってあげてください。
それから、
「今日はどんないい事があった?」
「昨日は何が楽しかった?」という
楽しい事やいい事を探す癖もつけてあげてください。
幼児の脳に検索キーワードを打ち込むのはまわりの大人です。
「〜できたね」「今日はなにができた?」など、「私はできる」という証拠集めをしてあげてください。
これらは人生の助けになる質問です。
この『人生の助けになる質問』は
6歳以上の子には、
寝起きと寝入りの時間にするのが効果的です。
なぜなら、
このタイミングは
潜在意識にスムーズに言葉が届くからです。
逆に言えば、このタイミングに
「なんで今日は〜できなかったのよ!」なんて叱るのは絶対ダメ。
それでは、今日から
「どうして〜できないの?」をやめて
「できる」につながる質問に変えていってみてください。