こんにちは、
alpapa(@mamaschool)です。
今回は、お子さんが
「YouTubeばかりで困っている!!」
「もうYouTubeやめさせたい!」
というママさんへ向けて
幼児にYouTubeを見せる悪影響や
ルールを守ってYouTubeを楽しむ方法を紹介します。
スマホにゲームにYouTube、
これらは大人だけでなく子どもも依存しやすいものです。
人を夢中にさせるよう作られていますからね!
こういう時代ですので、YouTubeを見せることが必ずしも悪いというわけではなく、うまく活用し、上手に付き合っていくのが◎です!
私もYouTubeを活用することはありますが、子どもたちは見たいとグズることもなく、やめれずに困ることもなく活用できていますので、ご参考になれば幸いです^^
目次
YouTubeの悪影響は?
まずはYouTubeばかり見ていると、
子どもにどんな悪影響があるのか、今一度見直してみましょう。
YouTubeに限らずですが
TVや動画ばかり見て過ごす悪影響には、次のようなものがあります▼
× コミュニケーション能力の低下
× 言語の発達の遅れ
× 視力の低下
× 学習能力の低下
× 睡眠障害・食欲不振
× 体力の衰え・やる気の低下
× 攻撃的・暴力的になりやすい(そのようなチャンネルを見せた場合)
このような悪影響をよく耳にするのではないでしょうか?
しかしこれらは
YouTube自体が悪いというより、
活用の仕方が悪いために出る「悪影響」と言えます。
0〜6歳という時期は、
あらゆる能力が、人生で最も伸びる時期です。
幼児の脳の1ヶ月の成長は、
大人の10年分に相当すると言われており、その成長スピードは120倍です。
この時期に、
何に、どれだけ時間を使うか、によって子どものは変わります。
当然ながら、
他の子が親や他者とスキンシップやコミュニケーションをして過ごす時間を、YouTubeを見て過ごしている子は、コミュニケーション能力も言語能力も、発育が遅れがちになります。
他の子が外で走り回って遊んでいる時間を
YouTubeを見て過ごしてしまえば、体力もつかず、食欲も出ず、睡眠の質や視力が下がるなど、健康面で影響が出ます。
また、脳はどんどん刺激を求めるため
YouTubeのように刺激の強いものばかりに触れさせていると、繊細な感覚も育ちにくくなります。
そりゃそうですよね…。
また、0〜6歳にとって
体を動かし、歩き、指先を使うなどの「運動」は心と脳の発達に大きく関わっているため、本来なら体や指先を動かして遊ぶ時間を→YouTubeを見る時間に使ってしまえば、あらゆる面で発育の遅れが出てくることは、とりわけ不思議ではありません。
なぜ運動をすると賢くなるの?
理由はこちら。
そして、6歳までは人生のプログラミング時期といわれ、この時期にしか大きく伸びない能力や、この時期に作られる型も多くあります。
例えば、
・思考パターン
・非認知能力
・音感
・運動神経
・数学的センス
・瞬間記憶能力
など、
これらは、今なら日常のちょっとした遊びからグンと伸びていきます。
そんな重要な時期に、
ボ〜っと何時間もYouTubeを見て過ごしてしまうのは、非常にもったいない時間の使い方ですね!
しかし「悪影響」といっても、
結局は「どのように使うか」次第で変わります。
YouTube自体が問題ではなく
YouTubeによって奪われる時間が問題なのです。
YouTubeは何時間までならOK?
では、YouTubeは
どのくらいの時間なら問題ないのでしょうか?
幼児がメディアに触れる時間に関しては
以下が推奨されています▼
日本でもアメリカでも、
発育・健康・教育の面から、
2歳以下はメディアとの接触をさせないことが推奨されています。
0〜6歳のゴールデン期の中でも
0〜3歳はさらに特別な時期のため、なるべくメディアは控えて過ごせると良いですね。
え!じゃあ家事で忙しくて手が離せない時、グズリ泣きされたらどうするの?→私はこうしてました。
【調査結果】スマホ時間と学力の関係
YouTubeをスマホやiPadで見ている子は多いと思いますが、実際にスマホ時間と学力はどのように関係するのかを紹介しておきます。
東北大学による、小・中学生7万人を対象とした調査では、『スマホ時間が長い子ほどテストの成績が悪かった』という結果が出ています。(結果表について詳しくはこちら)
また、こちらは「勉強目的以外でのスマホ時間」とされ、学習アプリなどの使用時間は含まれていません。
何事も使い方次第ですね。
そして「スマホ時間」とされていますが、
iPad・タブレットやゲーム機など、ネット接続している端末も含め総じて「スマホ」としています。
また、「勉強しない・スマホは持っていない子」と「勉強する・スマホを使う子」も比較調査したところ、前者の「勉強しないグループ」の方がテストの平均点が高いという結果になりました。(詳しくはこちら)
せっかく2時間以上勉強しているのに、
勉強しない子よりテストの点が低いなんて切ない結果ですね!
今からでも遅くないので
スマホやYouTubeに子どもを依存させないよう、上手に付き合っていきましょう。
YouTubeをやめさせたい!何か方法は?
ママがYouTubeを見せてしまう時といえば
家事が忙しくて手が離せない時!
火や包丁を使っている時などに「ママ〜!!」とグズリ泣きされたり、足元にしがみつかれたら、危険ですし、安全と家事の時間確保のため、少しだけYoutubeに頼りたくなりますよね。
YouTubeを見せること自体は、悪いこととは思いません。
ただし、どのタイミングで見せるかを決めておく、時間を制限しておくなど、各家庭でルールを決め、親子で守り、ママもブレないことが大切です。
2歳は「お約束」を始める
2歳前後になると「世の中にはルールがある」ということがわかるようになってきて、そして少しずつですが、そのルールを守れるようになります。
例えば、
・赤信号は止まれ
・公園のすべり台は順番
こういったことがわかるようになるのが2歳。
「お約束」をスタートする良い時期でもあります。
そして、YouTubeやTVなども、
しっかりとルールを決め、それを親子で守っていくことが大切です。
ここでのポイントは『ママも必ず守ること』
ママが気分次第でルールをコロコロ変えたり「今日は特別ね!」を多用していると、子どもは混乱し、ルールを守れなくなり「Youtubeが見たい!」とグズるようになります。
2歳・3歳のうちは、最初はルール通りに進めることは難しいかもしれませんが、ママが根気よくルールを守っていると、子どもはそれが「当たり前」となり、育児自体も楽になります。
ご家庭によってルールは変わると思いますが
例えば、
YouTubeを見るのは▼
・ママが夕飯を作っている間だけ。
・ママがお風呂掃除をしている間だけ。
など、
ママが忙しくてかまってあげられない時、
と設定し、一度決めたら、それを子どもにしっかり伝えて、親子で守っていきましょう。
状況や成長とともにルールを変更するのはOKですが、毎月のようにルールを変えるなどブレが多いと子どもは混乱し、ルールを守れなくなるので、最初のルール設定は慎重に、パパとも話し合って決めると◎です。
もちろん家庭内のルールはパパにも守ってもらいましょう!
子供のしつけは『ルール&お約束』を理解し始めた2歳から始めよう
YouTube Kidsで利用制限
日本・アメリカの小児学会では
2歳以下のメディア接触は推奨しない、また2歳以上では1回30分以内、1日1〜2時間以内。とされていましたが、これは「質の良いコンテンツに限り」の話です。
攻撃的な動画や、暴力的な動画などは含まれていませんので、何を見せるかは親御さんの管理が必要です。
特に、6歳以下の脳は
暗示にかかりやすく、プチ洗脳状態であり、嘘と真実の区別もついていないため、取り入れたものはそのまま心に落とし込んでしまいます。
また、年齢が低いほど
自分と他人の区別もまだはっきりしていません。
人が泣いていれば、自分も悲しくなり、
人が怒られていれば、自分も怒られているように錯覚し、自分が楽しいことは、相手も同じように楽しいだろうと思っています。
保育園などで、
一人の赤ちゃんが泣き出せば、
みんな泣き出してしまったり
一人の子がゲラゲラ笑いだせば、
クラスみんなが大笑いしたり
ママの感情や不調がそのまま子どもに
ということがよく起こりますが、
これは、この時期の子どもたちが自他の区別がまだ曖昧なことと、右脳優位の時期のため、右脳の特徴である「共振共鳴の力」が敏感に働いているためと言われています。
ですので、
この時期に、攻撃的・暴力的なコンテンツに触れてばかりいると、子どもはその内容と共鳴したり、自分に起こっていることして錯覚してしまうことがあります。
そのため、子どもが何に触れるかは
まだまだ親の管理が必要です。
管理方法でおすすめは
「YouTube Kids」という無料アプリの利用です。
このアプリを使うと、時間制限、セレクトした動画のみ表示、広告カット、などなど、子どもが安全にYouTubeを利用することができます。
無理にやめさせるのは逆効果
現在すでにYouTubeに依存してしまっている場合、強制的にやめさせることはおすすめしません。
ある日突然、依存しているものを無理やり取り上げてしまうと、子どもは不安定になったり、他の何かで埋めようとしたり、また「カリギュラ効果」といって、禁止されたり制限されることによって、余計に執着させてしまう可能性があるからです。
最初は段階をおいて、
徐々にYouTubeを減らしていってください。
例えば、
何度も子どもに説明し、少しずつ時間を減らし、そして、「明日からYouTubeは〇〇の時だけだよ」と何度も一緒に確認するなど、本人にわかりやすく伝えてあげましょう。
この時、
明日からはこの時間はママと絵本を読もうね!
公園でお散歩をしようね、などポジティブなものとYouTube時間を置き換えるのがおすすめです。
逆に、
〇〇したらYouTubeを見ていいよ。
など交換条件をつけたり、YouTubeというご褒美で釣ることは控えてください。
YouTubeなし!家事の最中、グズった時はどうしてた?
個人的な体験で恐縮ですが、
YouTubeを適度に活用し、依存ゼロだった育児の一例を紹介します!
ぐずったらおんぶしながら家事
YouTubeは、見せたくて見せるというより、家事などで忙しく手が離せない時、子どもが泣いてどうにもならない時に見せてしまう!というママさんが多いと思います。
私も同じで、YouTubeを見せる時は
夕飯の支度やお風呂の掃除の最中に「ママ〜だっこー」とグズる時が多かったのですが、それでも基本的には2歳近くまでは泣いたらおんぶをしながら家事をしていました。
ですので低年齢ではあまり活用せず過ごしていましたが、YouTubeを見せる時は、こんなルールにしていました▼
平和に過ごせたYouTubeルール
一人で見せる時は、
・英語の教育コンテンツのみ
・ママが忙しく手が離せない時だけ
・30分以内
一緒に見る時は、
・英語ソングを歌う時
・フォニックスやダンス
・30分以内
これらに限定していました。
でも、一緒に歌いながら見てて、気づいたら寝落ちしていて30分超えたことも何度かあります…疲弊している時に活用していました。
英語だけ(日本語以外)とした理由は
英語の耳学習になることと、日本語だとすぐにハマってしまうと思ったからです。
教育目的というより、子どもがハマって
「YouTubeみたい〜!」とグズられイライラしたくないのでそうしていました。
イライラの原因になりそうなことは事前に避けます!なのでゲームなども与えないです、後々めんどくさくなりそうなので。
YouTubeは、
ママがかまってあげられない時だけ。
一緒に歌ったり手遊びしたりする時だけ。
しかも日本語以外!
としていたので、子どもの方から見たいと言い出すことは、2〜3歳では滅多にありませんでした。
おそらく
「日本語の動画は存在しない」と思っていたと思います(笑)
「英語しばりルール」は、けっこうオススメです!
英語でのオススメ動画はこちら▼
youtubeの教育にいい英語アニメ8選【赤ちゃん・幼児におすすめ】
YouTubeに頼らなくていい環境づくり
2歳をすぎて、一人遊びも上手にするようになってきたあたりから「時間がかかる遊び道具」が家事の時に役に立ちました。
おもちゃの内容としては、
・積み木
・ブロック
・パズル
・工作セット(粘土、折り紙、ハサミetc)
などがおすすめです。
特に活躍したのは
ブロック系のおもちゃで、
身近なものでは2歳代は「ニューブロック(学研)」
3歳からは「くみくみスロープ(くもん)」「LaQ(ラキュー)」などが黙々と遊んでくれておすすめです。
ニューブロックやレゴデュプロなどは対象年齢も1.5歳からと、小さい子でも遊びやすいブロックなので、早めに与えて楽しさを知ってもらうと◎ですね。
また、工作などでは、
安心・安全な素材の「米粉ねんど」「小麦ねんど」がおすすめです。
「ハサミ」も2歳から使えるよう練習させておくと、3歳には工作などを黙々とやってくれるため、ママも30分〜1時間くらいなら邪魔されることなく家事が進むと思います。
また、お値段は高いですが
藤井聡太さんお馴染みの「キュロボ」は、やはりどハマりする子は多いようで、何かこういった「子どもがハマる遊びやおもちゃ(一人で長く遊んでくれるおもちゃ!)」を見つけてあげると、YouTubeを使わずに過ごす時間が増えていきます。
【デザインが美しい積み木】知育にもおすすめ国産・世界の積み木
好きなだけYouTubeを見せても、依存ゼロだった理由
4歳ごろからですが、
折り紙チャンネルや、工作チャンネルに限り、好きなだけ見せてました。
見ているというより、
ちょっと画面を見ては一時停止し、ほとんど手元を見て制作していたので、これなら好きにさせてもいいかなと思い、工作チャンネルのみ、とお約束をして自由にさせていました。
折り紙って幼児には動画じゃないとわかりにくいところが多く、動画をお手本にしました。
子どもがよくお手本にしていたチャンネルは、
・『折り紙作家のカミキィ』
・『ばぁばの折り紙チャンネル』
です。
どちらのチャンネルも
幼児でも挑戦できる子ども向けの動画を多くUPしているので、折り紙好きな子はぜひチェックしてみてくださいね!
こういった教育的なコンテンツの利用に関しては、
私は良い使い方だと感じています。
依存ゼロだった理由は、
「目的のある時だけ見る」としていたことかなと思います。
4〜5歳の頃は、工作チャンネルを見ながら1時間近く黙々と工作をしていることもありましたが、その後、YouTubeがみたい!と依存することはありませんでした。
もうすぐ小学3年生になりますが、
今も何か目的がある時だけ「YouTubeで調べていい?」と聞いてくる程度です。
5歳すぎからはYouTubeより児童書の方にハマるようになったので、2歳からの『絵本の読み聞かせ』が効果があったと感じ、今2〜3歳のママさんには、絵本の読み聞かせもおすすめです。(5歳向けのおすすめ絵本はこちら)
また、早くから本や文字に興味を持ってもらいたく
2〜3歳の頃にドーマンメソッドの「文字カード」の取り組みをしていたのですが、これもとても効果があり、やっておいて良かったと思っています。
幼児に文字を教えるコツはこちら
絵本や文字の取り組みは、2歳からでも3歳からでも効果が感じられたため、ご興味があるママさんはぜひやってみてくださいね^^けっこうママも楽しめますよ!
【絵本の影響】絵本の読み聞かせを続けた結果、5歳になったら?
YouTubeの代わりにオススメは?2歳以下・3歳以上
【3歳以上】
YouTubeに似たもので、何か代わりを探しているなら、知育アプリで代用するもアリです。
動画のデメリットは「ひたすら受け身で時間を過ごすこと」ですが、知育アプリなら、考えて答えたり、スピーキングしたり、指先を動かしたりさせられるので、ただボーッと動画を見るだけよりも良い過ごし方だと思います。
また、3歳からは、
習い事の幅もグンと広がるため、時間を持て余しYouTubeを与えてしまうなら、習い事を始めるのも◎です。
【2歳以下】
メディアに触れさせたくないこの時期は
おうち遊びの幅を広げるのがおすすめです。
この時期は、YouTubeを含め、いろいろなことに興味を持ちやすく、非常に伸びる時期なので、日常のちょっとした遊びにバリエーションをもたせ「遊びが楽しい!」という感覚を育ててあげましょう。
そして、好奇心をいろいろな方向に向けさせてあげると、自然とYouTube以外の遊びにも手を伸ばすようになってきます。
YouTubeばかりを見て、受け身のエンターテイメントに慣れてしまうと、巧緻性(指先の運動)や集中力が必要な、積み木やブロック遊びなどに、興味を示さなくなる場合もあります。
しかし、幼児が何よりも一番大好きなのは、なんといっても「ママ」!!(パパや祖父母等の場合もあります)
ママと一緒に笑って、ママが抱きしめてくれて、ママが褒めてくれる遊びは、きっと好きになります!
そんなママとの、おうち遊びのアイデアを集めた『脱・マンネリおうち遊び大全』を現在無料プレゼント中です。
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