知育

【体験談】必要なかった知育・幼児教育メソッド、いらないと思った理由

知育 必要ない

こんにちは、alpapaです^^

0〜6歳の知育(幼児教育)について
色々と実践してきた中でも
「これは必要なかったな」
「わさわざしなくてもよかったなぁ」と思った知育・幼児教育メソッドを紹介します。

就学前の教育で、
どれをやろうか迷っている方、
何をしてあげればいいか探しているママのご参考になれば幸いです。

alpapa

いつもはオススメの知育を紹介していますが、今回は「しなくてもよかったかな?」と思うものを紹介します!

そもそも『幼児教育』とは何?

そもそも「幼児教育」って何?
と聞かれたら、どう答えますか?
『知育・幼児教育・早期教育』など、いろいろな呼び方がありますが、個人的にはどれも同じようなものだと思っています。

幼児教育とは 簡単に

そのままですが、
知育⇒知性を育てる
幼児教育⇒幼児に教えて育てる

ということなので、もっと広い意味で言えば、親がしっかり子供と向き合って育児をすることは、これは同時に知育も幼児教育もしていることになると思います。

育児ママ

育児のゴールは自立だから「育児=生きる力を育てる」つまり育児も広い意味では立派な幼児教育よね?

そして誤解されがちですが
知育も幼児教育も『学習の土台』を育てるもので、詰め込み教育ではありません。

では、学習の土台となるものは何か?
というと⇒主に親との良好な関係非認知能力です。

非認知能力

当たり前すぎて忘れがちですが、
親からの愛情、自分は親から愛されているという自覚、親は自分を受け入れてくれるという安心感は、子供が何をするにもエネルギーの源になります。

つまり、親の愛情の中で(親との関わりの中で)、自信・やる気・知的好奇心・思考力・判断力・行動力・我慢強さなど、生きていく力を育てることが、知育や幼児教育です。

育児ママ

やっぱり、それって本来は育児のあるべき姿よね。

一般的に幼児教育に熱心な親御さんの子は、低年齢で読み書き計算をこなすため、詰め込み式と勘違いされやすいのですが、これは逆で、土台がしっかり育っているからこそ、読み書き計算を簡単にこなすのです。

幼児教育とは 簡単に

幼児教育の取り組みは、どのような形でいつ芽がでるか個人差が大きいため、小さいうちに幼児教育の効果がわかりづらいことがありますが、幼児期に受けた教育が子どもの潜在能力を伸ばすこと、そして、生涯にわたって大きな影響を与えることは研究でも明らかになっています。

ですので、幼児のうちは何が「できる/できない」という結果にこだわらず、本人がやる気をもって取り組んでいるか、楽しんでいるか、興味を示すか、ということを大切にし、非認知的な能力を伸ばしてあげてください。

alpapa

ママたちが忙しすぎて本来の育児ができないから幼児教育というカテゴリーが生まれたような気がしてきた…。

このブログは、ママ達が楽しく育児できるよう猛烈に応援するブログです!

それ、幼児教育ではありません。

幼児教育とは

ママが子どもを習い事に通わせていたり、知育を取り入れていると、「お受験でもさせるの?」「もっと子供の自由にさせてあげたら?」という冷ややかな態度をとらる…というご相談もあります。

「教育ママ(死語?)」といえば、例えばドラえもんのスネ夫ママのように「子どもに無理やり勉強をさせる」というイメージがあるため、幼児教育に偏見をもっている方がいますが、子どもに無理やり勉強させて伸びるわけがないことは教育ママでも知ってます…。

故に、無理やり勉強をさせることが
幼児教育だと思っている方の意見はスルーでOKです。

幼児教育に限ったことではありませんが、偏見を持っている=その分野についてよく知らない、ということなので、受け流しましょう^^

知育や幼児教育では、パズルやカードなど、いろいろな教材を使って計算などお勉強的なことを教えることも多いですが、それらは「できるようになる」という結果を求めるものではなく、それらを通して子どもの知的好奇心・自信・やる気・考える力・想像力・クリエイティビティ・記憶力・判断力などを育てるものなので、楽しんで行うことが前提です。

幼児教材・知育玩具に興味を示さない子

知育玩具 幼児教材

幼児は知育玩具や幼児教材が大好き!
ですが、中にはそれらに興味を示さない子もいます。

教材を使う方法は効果的でオススメなのですが、使わない場合でも普段の生活の中で十分学べます。

非認知的な能力は、親との良好な関わりの中でよく伸びるので日常の中で、料理や掃除のお手伝い、一緒にお買い物をしたり、洗濯物をたたんだり、植物を育てたり、週末は山登りなど自然に連れて行ったり、こういった経験を多くさせてあげてください。

特に自然の中には、木や葉っぱや虫や花など、教材の代わりになるものが山ほどあります。

こういったことで子供の知的好奇心や世の中への興味が広がると、今まで見向きもしなかった教材の面白さに気がついたり、急に好きになることはよくあります。

alpapa

ドッツカードFCも、見てくれないと思っていたら急に見たがるようになった!というのはよくあることです。

幼児と一緒にお料理や掃除、買い物や庭の手入れをすることは、とても大変で手間がかかりますが、こういった日常で親がこなしていること、工夫して生活している姿を見せるのは、子供の学びを深めます。

幼児教育とは

1日のうち15分でもよいので、少し視点を変えて「どうしたら、どんな声がけをしたら、この子が興味を示すかな?好奇心が広がるかな」と考えて遊んだり、料理など家のお手伝いをさせてみてくださいね^^

教材や知育玩具も含め、
今まで以上にいろいろなことに興味を持つようになりますよ。

ドーマン博士

親こそ最高の教師です。

お受験でも非認知能力が問われます

ちなみに、幼児教育と聞くとお受験、お受験といえば=お勉強、と連想されますが、小学校受験に読み書き計算などのいわゆる「お勉強問題」はまず出題されません

学校側はポテンシャルのある子を求めています。
そのため、お受験で問われるのは、思考力や理解力、思いやり、行動観察、クリエイティビティ、運動、巧緻性、コミュニケーション能力、集中力、など非認知的な能力を問う問題が出されます。

たとえば入試では、子供達をグループに分けゲームなどで遊ばせたりするのですが、先生が説明したルールを理解しているか、どう考えどう行動するか、チームの中では協力できるか、諦めずに最後まで頑張るかetc、といったもっと根底で育っている力を見ています

スネ夫ママにならないようにご注意を!

知育や幼児教育に興味のあるママは
「読み書き計算も教えたい」と思うママも多いと思います。

文字も数字も日常で触れるものなので、好奇心旺盛な子どもは自然と興味を持ち、覚えてしまいますが、よくできる子だからといって、「あれもこれも」と、ドラえもんのスネ夫ママのようにならないようご注意ください。

スネ夫はあれだけの学習環境に恵まれていながら、残念ながら賢いキャラではありません💧

その原因は明白で
本人がやりたくない・自信がない・興味がないことを無理やりやらされているからですね。

子供にいろいろなことを紹介し、教え、経験させてあげるのは素晴らしいことです。

しかし、やってみてやりたがらなかったり興味を持たなければ、他の方法を試したり、その子が興味をもつタイミングまで待ってあげましょう^^

子どもを伸ばすには
得意で好きな事をさせてあげるのが一番です◎
『長所進展法』で得意なことや好きなことに没頭させてあげてくださいね!

【子供の長所と短所】子供の才能を伸ばすなら『長所伸展法』で伸ばす

必要ないと思った知育・幼児教育メソッド

知育 必要ない

前置きが長くなってしまいましたが、私がやめた知育を紹介します。

知育的な取り組みについては、実はほとんど全てが「やってよかった、むしろ私に時間と余裕があればもっとやってあげたかった」と思うものばかりです。

しかし、その中でも1つ、
いや2つは別にやらなくてよかったな、と思うものがあります。

その2つはこちら▼

・絶対音感トレーニング
・おうちモンテ

alpapa

どちらも人気でやっているママも多いですが、やめた理由を紹介します。

絶対音感トレーニング

絶対音感トレーニング 体験談

『絶対音感トレーニング』と聞くと、プロの音楽家でも育てるのかしら?というイメージがありますが、そんなことはなく、今では脳トレとして幼児の知育に取り入れられています。

幼稚園でもリズム遊びとしてやってたりするよ〜

絶対音感は、幼児期にトレーニングさえすれば、誰でも身につけることができる能力といわれていて、絶対音感を持つことで、記憶力UP・収集力UP・平均よりIQが高くなる・英語の発音が上手になる、などの報告がされています。

トレーニングのやり方は簡単で、
幼児に和音を聞かせて、音当てゲームをするだけです。

例えばこんな感じです▼
Cコード(ドミソ)は「赤」
Gコード(シレソ)は「青」
というルールで音を聞いて覚えてもらい、
「今のは何色?」という具合に音当てゲームをしていきます。

絶対音感トレーニング 江口式

絶対音感トレーニングをはじめたきっかけは、上の子が2歳の頃にはじめたリトミック・ピアノ教室で「江口式」の絶対音感トレーニングが取り入れられていたことです。

先生に、宿題として1日数回でいいので毎日音を聞かせるようオススメされ、面白そうと思って始めました。

ピアノが弾けない私にとって毎日…というのは億劫でしたが、幸いパパが代わりにやってくれたため、しばらくは続きました。

子供はどんどんコードを聞き分けるようになっていき「子供ってすごい…!」と感心して、親子で楽しくやっていたのですが、ここで、イヤイヤ期に突入しました😨

お察しの通り、
イヤイヤ期中の取り組みは最高にめんどくさいです。

さらに、このお教室の先生は厳しいタイプだったので、コードを間違えるとピシャリと「違います」と言われてしまい、やる気も下がってイヤイヤも勃発、結局、ピアノ教室に行きたがらなくなりやめてしまいました。

2歳のピアノ練習

なんだか、
せっかくあんなに音感が育ったのにもったいない!!という気分でした。

そして、イヤイヤが落ち着き出した頃、
「またピアノ習いたい!絶対やる!」と言い出し、今度は近所で一番ゆるくて優しい先生のピアノ教室へ入れました。

先生に音感トレーニングのことを話すと「やりたいならうちでもやってあげるよ〜」とOKしてくれたので、ブランクを経て絶対音感トレーニングを再開!

しかし、
しばらくして驚きの出来事が!

ある日、娘の次にレッスンを待っていた小学3、4年生の生徒たちが、ふとゲームに参加し次々とコードを言い当て始めたのです。

「えっと、今の音ドとラが入ってるね」
「次のファラドかな、これ難しいね〜」
など、音当てゲームに混ざってきたのです。

絶対音感トレーニング

先生に「このお姉ちゃんたち、コードも短音も言い当てられるんですか?」と聞くと

「そうね、この子たちピアノ歴ながいからね^^3歳ごろからやってればほとんどの子が聞き当てれるようになるよ〜♪」

と、サラッと言われました。

え、そうなの?
じゃあ、わざわざ絶対音感トレーニングしなくてもよかったじゃん!!

がんばってたのに!(パパが)

と、いうことで、
イヤイヤ期に大変な思いしてまでやる知育でもなかったかな〜。という結果になりました。

ピアノの先生いわく、
幼児ピアノを習うなら、わざわざ絶対音感トレーニングをしなくても、それに近いレベルの音感が身につくからしなくて大丈夫!とのことでした。

alpapa

ただし、個人差はあるようです。

絶対音感については、
こちらの記事で詳しく紹介していますので、ご興味ある方はご覧ください▼
子供に絶対音感をつけるなら3歳までがベスト!6歳までがマスト!

おうちモンテの「お仕事」

モンテッソーリ 後悔

2つ目に、やらなくてもよかったかなぁと思う知育は、大人気の「モンテッソーリ教育」です。

おうちモンテって何?という方へ、
家庭で取り組むモンテッソーリ教育のことを「おうちモンテ」といい、現在多くの家庭で取り入れられています。

モンテッソーリ教育は、プロ騎士の藤井聡太さんがモンテ園出身ということで注目され、また、スティーブ・ジョブス、ラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリン(google創業者)、ピーター・ドラッガー、オバマ元大統領などなど、名だたる著名人たちもモンテッソーリ教育を受けたことが紹介され急激に人気となりました。

日本でもモンテッソーリ幼稚園が増え、一般の幼稚園でもモンテッソーリの教具や活動時間が取り入れられるようになりました。

alpapa

うちの子は一般の認可保育園に通っていましたが、モンテ資格をとった保育士さんによる「モンテッソーリの時間」が週に1、2回ありました。

モンテッソーリ教育では、さまざまな教具が使われ、その教具を使って活用する時間のことを「お仕事」と呼びますが、子供がお仕事をしているうちは、自主性を大切にし基本的に大人は見守りの姿勢です。

そして私も興味があり
本を読んで一部を取り入れてみたのですが、、、

やってみた感想をいうと、
わざわざモンテッソーリの「お仕事」として教具を与えなくても、普通の日常生活の中でやれることばかりかな、と思いました。

例えば、引っ張ったり、落としたり、切ったり、貼ったり、縫ったり、紐を通したり、ボタンをかけたり、ものを移し替えたり、絵や文字や数を合わせたり、という各「お仕事」とそれぞれに教具があります。

絵、文字、数字のお仕事は、ドッツカードドット棒FCを先に取り入れていたので行いませんでしたが、その他のことについては、普通に工作を作ったり、日常生活をしていれば、どれもまんべんなくやれることでした。

ただ、これらの中でも『縫いさし』はやる機会がなかったので、ここを取り入れてみたのですが、やる気まんまんなわりには5分と続かず、3、4針ぬったら飽きて、教具はタンスのこやしになりました…。

モンテッソーリ 縫いさし

こういった作業は
子供の性格によって、合う・合わない色濃くでますね💧

こういうのが好きで
ハマる子にはすごくいい方法だと思います。

しかし、うちのパワー系おてんば娘には合いませんでした😅

ゆえに、「モンテッソーリ教育を取り入れるぞ!」と教具を用意したりしなくても、単に日常でいろいろなことをするチャンスを与えてあげればいいかな、という結果でした。

とはいえ、何事もやってみて初めて
「合う・合わない」がわかるので、色々な知育を試してみるのはオススメします。

やってみることで、合う・合わないだけでなく
「なるほど、こういうの続かないんだ〜、別の方法で指先を使う事をさせてあげようかな」とか「指先を使う運動なら、公園でうんていとか、キッズウォール試してみようかな」など、考えるきっかになったので、試してみて損はなかったと思います。

それと、子供なので、その時は興味を持たなかったけど、少し時間がたてば好きになる、ということもあるので引き出しは多くもっておいていいと思います。

alpapa

もういっかい縫い物セット引っ張り出してみようかな。

自分の子に合う方法は、試してみないとわからない。

幼児教育 種類

いろいろな知育玩具、幼児教育、教育メソッドがありますが、どれが子どもに合うかは試してみないとわかりません

私の周りのママさんたちも、モンテッソーリ教育、七田式、ヨコミネ式、森の幼稚園、など、いろいろな教育法を取り入れたりしていますが、はやり相性はあります。

その中でも個人的によく聞く話は
「モンテッソーリ教育の幼稚園に入れたけど合わなかった」という話です。

モンテッソーリの幼稚園では、自分で好きなお仕事を選んで黙々と行ったりするのですが、子供によっては「どれもやりたがらない」「お仕事中はお友達と遊べない」「運動時間が少なすぎる」という点で合わなかったという話をききます。

一番印象に残ってるママさんの話は、
モンテ園から小学校へあがった時「学校はどう?楽しい?」と聞いたら「楽しい!だってもうお仕事しなくていいんだもん!」と子供に言われたという話です。

モンテッソーリ 後悔

よかれと思ってモンテッソーリ園に通わせてたのに、、この時はじめて幼稚園生活が退屈だったということに気がつきショックだった…と話していました。

もっと早く言ってくれればよかったのに!と思ってしまいますよね。

よいと言われている教育でも相性の良し悪しがあるので、子供の反応を見ながらいろいろと試してみるのがいいですね^^

どんな幼児教育も、目的は同じ

幼児教育 大切なこと

いろいろな幼児教育がありますが
どの教育法も最終的にめざしているところは同じです。

どの教育法でも、子供が豊かで幸せな人生を生きていけるか、に目を向け、そのために役立つ基本的な力や能力を育てています(それはそのまま学習の土台になります)、そしてその先にある理想は「この世界をより良くすること」だと感じます。

心豊かで思いやりのある優秀な人たちが増えていけば、より良い社会になっていく、より良い世界になっていく、より良い地球になっていく、これこそが目的ではないでしょうか。

幼児教育に取り組んでいるママたちは、
何のために幼児教育をしているの?と聞かれたら、ぜひ「より良い世界になってほしいから」なんて答えていただけたら頼もしいです^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

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