早い子では1歳半から始まる『イヤイヤ期』
ただでさえ忙しいママにとって、本当に手を焼く時期です。
最初にお伝えしておくと、
イヤイヤ期は子供が成長している証で、実は喜ばしいものです。
そして、必ずそのうちおさまるものなので、過度に悩んだり重くとらえなくて大丈夫です👍
なんといいますか、
ゲリラ豪雨のようなものなので
わざわざ豪雨と戦おうとするより、
傘をさしたり雨宿りしたり通りすぎていくのを見守ることがオススメです。
とはいえ!
この状態でどう接したらいいの?!
何か少しでも楽になる対応方法はないの?!
と、探しているママへ
心が楽になる接し方と対応方法、
そしてなんでこんなにイヤイヤするのか?
その原因を総まとめでどこよりも詳しく紹介します。
この記事はこんな方にオススメ
・イヤイヤする理由は一体なに?!
・イヤイヤ期の接し方と対応法は?
・イヤイヤ期が長い、それは気質?
目次
イヤイヤ期が起こる理由
イヤイヤ期とは第一次反抗期のことをいい、
どの子も通過する成長イベントの一つです。
早い子で1歳半ごろから始まり、3歳ごろには落ち着いてきますが、多くの子が「2歳」でそのピークを迎えるため、2歳は『魔の2歳』とよく言われます。
なぜイヤイヤが起こるかというと
主な理由は以下の2つです▼
・自我の芽生え
・脳の『前頭前野』が未発達なため
自我の芽生え
心の成長に伴い「こうしたい、あれがいい」など、意見を言ったり自己主張ができるようになり『自分でやりたい・自分のやりたいようにやりたい!・自分のやりたいようにやってほしい!』という気持ちが強くなってきます。
しかしその反面、その気持ちをうまく言葉で表現できない、やりたいことが思い通りにできない!自分のやりたいようにやってもらえない!ため、不安になったりイライラし、さらに、その溢れ出た感情や欲求をどう制御していいかわからないため何に対しても「イヤイヤイヤー!」という態度になって表れます。
イヤと言って暴れる以外にやり方をまだ知らないし、できないからね…
ママが何を言っても
「イヤ!(自分でやりたい)」
「イヤ!(このやり方がいい)」
「イヤ!(こうして欲しい)」
と、イヤの一言でしか表現されていませんが
実は、
本人もどうしていいかわからず困ってます!
そしてこれは
脳の発達に伴い落ち着いてきます▼
脳の『前頭前野』が未発達
感情や欲求をコントロールし、人を人らしくしている脳は『前頭前野』と呼ばれる部分ですが、2歳児はこの部分が未発達です。
前頭前野は『思考・コミュニケーション・判断・洞察・思いやり』などなど、人が人として生きるために重要な機能を司り『人らしさの脳』と呼ばれていますが、この部分が発達しだすのは3歳〜ごろからです。
そのため、
3歳にはイヤイヤも落ち着きだし、
4歳には我慢もできるようになってきます。
ただし、前頭前野の発達のピークは10代といわれており、そのころにやっと大人と同じ大きさまで発達し、その後も成長を続けます。
脳は3歳で80%、6歳で90%できあがる
といいますが、脳は後ろから前に向かって発達するので、最も前にある重要な『人間らしい脳』が出来上がるのはずっと後なんです。
ただし、未発達といえど全く発達していないわけではありませんし、脳は鍛えれば発達するので、良い刺激を与えて発達を促すことは効果的です。
一般的に「言葉の理解が早い子はイヤイヤ期も楽で、短い」と言われています。
しかし、言葉が早くても感情をうまく表現できなかったり、伝えられても要求が通らないとイヤイヤするので、必ずしも「言葉が早い=イヤイヤが軽い/遅い=イヤイヤがひどい」というケースばかりではありません。
お子さんの元々の気質にもよりますので、イヤイヤの出方もその子の個性と捉えてください♪
イヤイヤの原因『ボクのこだわりをわかってよ!』
0〜3歳という年齢は、
自分の土台を作る時期です。
この時期の子供は脳が急激に発達すると同時にあらゆる事を急速に吸収し、学び、法則を発見し、自分の中でルールを作り上げ、それに対するこだわりが出てきます。
学習面においても凄まじく伸びる時期で、
日本語でも英語でも聞いてるだけで文法のルールを理解し話すようになりますし、ドッツカードで数を紹介してあげれば数のルールを発見し、計算もできるようになります(ドーマンメソッド)。
このように世の中のルールを学んで、ひとつひとつ自分の中で「これはこうよね、あれはこうなるよね、コレはいつもコレだよね」と繋ぎ合わせて自分の世界をつくっていっている時期なのです。
しかし、困ったことに
日常生活は、言語や数の世界ほどわかりやすいルールはなく、イレギュラーの連発です。
そこで出てくるのが、
大人には理解できない謎の自分ルールやこだわり
この世に来て数年の子供にとって、右も左もわからない・ルールも知らない世界で生きていくのはワクワクする反面、不安もあります、なので自分なりに『これはいつも同じ!=安心安全』という心のよりどころを見つけます。
そうやって少しずつ、この世界に適応していくんですね。
余談ですが、だから知識(世の中のこと)を子供に教えたり、経験させることは心の安心にも繋がるんですよ『知ってる』って安心要素にもなりますから。
しかし、繰り返すと
困ったことに、日常生活のルールは数の世界ほどシンプルではありません。
1+1はいつも2で安心ですが、
毎日は同じではなく
ママの気分はよく変わり、着る服も通る道も出されるメニューも毎日違います。
コレはこうなるハズだ!
いつもコレだったのに!
と、思っていた通りにいかないことが勃発します。
子どもは予想通り・自分のルール通りの事が起こると安心しますが、そうでないと不安になったりイライラしたりします。
しかも、それを言葉でまだうまく伝えられないため、とイライラし、イヤ〜ッ!これじゃないのよ〜!!わかってよ〜!!となってしまうのが2歳児です。
なので、この時期は
子どものこだわりや謎ルールを見抜いてわかってあげることが大切です。
ちなみに、
2歳児にどんなこだわりがあるか、よくある例を出すと
・オムツ替えはこの場所しかイヤ!
・お風呂で最初に洗うのは頭から!
・牛乳はこのコップじゃなきゃ飲まない!
・絵本はこの場所に置いてないとガンギレ!
・いつものアヒルがいないと風呂を全力で拒否!etc…
このような、、、、
そんなもんどうでもええわ!!
と言いたくなるような事ばかりです。
しかし2歳児は、
自分のやり方でやりたい!!
それ以外はイヤなの!!
と、何が何でも自分の気持ちを押し通そうとするため
ここをないがしろにすると
余計にイヤイヤするので大人側がわかってあげてください。
「イヤイヤイヤ!」と泣いている時は
「そうじゃない!ボクのこだわりを分かってよ!」と本人も困っているんだな、と翻訳してみると気持ちが見えやすいかと思います。
それでは具体的な対応方法と、
オススメの接し方を紹介します▼
イヤイヤ期の対応と対策《1歳半〜2歳》
1歳半〜2歳の子のイヤイヤ期のオススメ対応&接し方を紹介します。
■子どものこだわり、ルールを知る
■親のルールは一貫する
■気落ちを表す言葉を教える
■気持ちだけは受け入れる
■子どもに選択させてあげる
■運動はめいっぱいさせる
■先に伝える・予定は事前に伝える
■タイミングをみて気分をシフトさせる
■イヤイヤしていない時はたっぷり抱きしめ安心させる。
イヤイヤ期を過ぎても効果的な対応なので、ピンとくるものだけでも取り入れてみてくださいね!
それでは、詳しく紹介していきます▼
子どものこだわり・ルールを知って分かってあげる
前項の『イヤイヤ期の原因』でお伝えした通り、イヤイヤ期は「ボクのこだわりをわかってよ!私のやり方(ルール)はこうじゃないのよ!いつもと同じで安心させてよ!」という訴えが強いです。
そこで、一体うちの子には
『今どんなこだわりがあるのか?』
『どんな自分ルールをもってるのか?』
と、観察し、なるべくそのこだわりやルールを尊重してあげてください。
例えば以下のようなことが
こだわりの対象となることが多いです▼
食事、場所、所有物、順番、着替え、習慣
例えばうちの子は、
「食事」「着替え」に謎ルールがあり
ポテトを食べる時など、ケチャップは必ず指定の場所に出さないと「イヤァ〜!ここーー!!」とお皿をひっくり返してイヤイヤします。
豆腐の醤油とか、
とんかつのソースも….。
パパが気にせず「どーぞ」と勝手にかけてしまったりすると、面倒なことになります。
また、
フォークやスプーンに独自の呼び方があり、
「あのフォークとって」と言ったのにパパが別のフォークを渡したりすると「コレじゃなぁぁぁぁぁい!!」とフォークを投げつけて怒り、しばらくパパに塩対応です。
そして着替えの時は、
なぜか靴下だけは自分で選んだものしか履いてくれません。
と、このように
子供によって謎なこだわりやルールがあるため、それを見抜いて尊重してあげると、ママがイヤイヤに遭遇する回数は減ります。
イヤイヤイヤ〜!
といってる時は「それじゃないのよ〜!わかってよ〜!」と言ってると翻訳して、本当は何を伝えようとしたかったのか、本当はどうしてほしかったのか、気持ちを汲み取ってあげてください。
2歳児、おもしろいけど、めんどくさい!!
親ルールは一貫する
親の態度や家庭のルールは一貫しましょう。
たとえば、
「夕飯前におやつは食べない」
という方針なら、それを貫いてください。
欲しがるから、あげないと泣くから、と親の気分でコロコロとルールを変えると子供は混乱し、どの行動が良いのかわからずワガママの原因になります。
わかりやすい毎回おなじルールであるほど、
子供はすぐに理解し、ルール通りにしてくれます。
よくスーパーで「おかし買う〜!」と泣き叫んでいる子がいますが、あれもお菓子を買ってあげたり買わなかったり、ママの態度が一貫してないため子どもが混乱している状態です。
「お買い物の時はお菓子は買わない」
をキープしていれば「買って!」とぐずることはなくなり、ママも楽なので家庭のルールは一貫しておきましょう。
そのほかにも
「食事中に立ち歩いたらごちそうさま」
「寝る前にyoutubeは見ない」
など、家庭によって様々な方針があると思いますが、どんなルールでも安易に親がやぶらないようにしましょう。
また、特別な事情で例外的にルールを破る場合は、
1歳でも2歳でも必ずしっかり説明してからにしましょう
そして、
おやつなどのルールは子供に自主性が育ったら解禁してもかまいません。
お菓子などは親が買わなくても
祖父母が送ってきたりママ友がくれたりと、なかなか避けるのが難しいですよね。
うちは「週末にお友達と遊ぶ時以外はお菓子は食べない」というルールでしたが、子供が小学生になってから、自分で自制しておやつを食べる量や、時間や、片付けなど管理できるようになったので解禁し、いただいたお菓子はそのまま娘に渡し、食べるも食べないも自由にさせています。
小さいころは親が管理していましたが、今では「食べたいけど、今食べたらごはん全部たべるかなぁ」など、お菓子ボックスを覗きながら自分で考えています。
自主性が育ってからは「自分で管理できるなら好きにしていい」というルールに変えました。
『自分で考えて行動できるようになれば、自由が増える』ということを教えられたので、振り返ってみても態度を一貫することは良かったなと思います。
0歳からできる対策、気持ちを表す言葉を教える
イヤイヤの原因の一つとなるのが
「自分の感情や要求を言葉でうまく伝えられない」です。
それには、赤ちゃんの頃から
『気持ちを表す言葉』をたくさん声がけし、教えてあげましょう。
それと同時に
『問題を解決する言葉』も一緒に教えてあげてください。
例えば、
『気持ちを表す言葉』なら
嬉しい、楽しい、悲しい、怖い、びっくりした
『問題を解決する言葉』なら
手伝って、助けて、一緒にやって、教えて、などです。
このように感情を表したり、どうしてほしいのか言えるようになると、周囲から理解され、サポートされるようになるので、本人もそう長くイヤイヤする必要もなくなってきます。
イヤイヤ期といえど、常にイヤイヤしているわけではないので、イヤイヤしていない時にはたっぷり声がけして、気持ちを表す言葉を教え、そしてママもよく使ってみてくださいね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください▼
【すぐに怒る子供】イライラ怒りっぽい子供に教えると変わる言葉
気持ちだけは受け入れる
この時期はムリな要求をしてくることが多いですが、ムリなことでも頭ごなしに「ダメ!」とは言わず、したい気持ちは否定しないようにしましょう。
例えば、
電車にのってる途中で「降りる!」
出勤しなきゃいけないのに「保育園いかない!」
など、言い出すことがありますが
「ダメ!ムリ!」と言う前に
「そうね、そうしたいのね」
「本当はこうして欲しかったんだよね」などと子どもの気持ちに寄り添って、気持ちだけは否定せずわかってあげてください。
それから
「でもね、ママお仕事にいくから、その間みんなと遊んでるほうが楽しいよ、だから保育園に行くよ」など理由を説明してあげてくださいね。
細かい対応法など、こちらをご参考ください▼
子どもとの接し方のコツ『子どもの言う事は、否定せず受け止める』
子どもに選択させてあげる
2歳の自我が芽生えた子供は
『自分でやりたいっ!』という気持ちがとても強いです。
そして本当に自分でやれると思い込んでいるので『できないよ』は禁句です。
なので、この頃の子供には
『自分で決める』ということをさせてあげると◎です。
でも、なんでもかんでも自分でやると言われたらママは大変なので、ママが対応可能な2択か3択の選択肢を出し『自分で選んで決める』ということをさせてあげてください。
例えば、お着替えの時に、
「好きな服えらんでいいよ」と決めさせると、クローゼットをひっくり返し大変なことになりますが、ママが2着選んで「今日はどっちの服にする?」と自分で選ばせてあげてください。
他にも、「自分でやる!」と言ってうまくできず「いや〜!」とぐずることもよくありますが
例えば
靴を自分で履きたがって、うまく履けず、ママが手伝おうとしても「自分でやる!」と意固地になっている時なんかは
「じゃあ、右足と左足、どっちか手伝ってもいい?」「パパとママ、どっちなら手伝ってもいい?」など色々と言い方を変えて、自分で選ばせてみてください。
ポイントは本人が『自分で決めた・選んだ』と思える方法です。
だいたい半分くらい自分でできたと錯覚したら納得して落ち着いてきます。
また、こうして「選ばせる」ことは「自分で考える力」を育てます。
イヤイヤ期は大変な時期でもありますが、子供がグンと伸びる時期でもあるので、この機に考える力も育てていってあげてくださいね。
詳しくはこちらの記事をご参考ください▼
子どもが自分で『考える力』を伸ばす方法!2~3歳からできる鍛え方
運動はめいっぱいさせる
この時期の子どもは、
1時間でもイヤイヤできるほどエネルギーが有り余っています!
なので、
思いっきり運動させてください。
体を動かすことは『感情消化』の効果があり、2歳児が言語化できないモヤモヤした気持ちが自然と解消されます。
おしゃべりが上手でガンガン文句をぶちまける子にも効果的なので、ぜひ思いっきり体を動かして感情を消化させてあげてください。
運動と心のモヤモヤについてはこちら▼
【2歳〜6歳】子供が生意気で可愛くない時の対処法、口が立つ子に効果的
先に伝える・予定を前もって伝える
自分のこだわりや謎ルールに対して敏感な時期なので、予想と違うこと・急なスケジュールの変更などは地雷になることがあります。
ささいなことでも『これから何をするか先に伝える』ということをしてあげてください。
例えば、
「今から着替えをするよ」
「この次は靴下をはくよ」
「ちょっと歯ブラシ取りにいってくるね」
など、伝えてから行動してみてください。
本人は別のことをしようとしていたのに、とつぜん着替えがはじまり「イヤ!」ママが隣にいると思ってたのに急にいなくなって「イヤ!」など、予想と違う・イメージと違うとイヤイヤが発動しやすいです。
また、遊びの予定がある時は
『予防線も事前に伝えておく』ことをオススメします。
例えば、「午後は公園でピクニックをするっていう約束だったけど、雨が降ったら図書館にいくからね!」など急なスケジュール変更を予想して、予防線も忘れずに伝えておくと◎です。
本人は「ピクニックだ〜♪」とワクワクしていたのに、突然の雨などで変更となってしまったら、まるで裏切られたかのごとくイヤイヤします。
そうならないためにも、
予定などは前もって何度も伝えておきましょう。
2歳児でも、まだ発語が少ない子でも
伝えてあるのとないのでは全然違いますよ。
子供にしっかり説明するって思う以上に大切ですし、効果も大きいですよ。
タイミングをみて気分をシフトさせる
「それはイヤ!」と言っているなら、もうそのフィールドを何とかしようとするのは諦めましょう、エネルギーを無駄に消耗します。
「そうなのね、イヤなのね〜」なんて共感してあげて、ちょっと落ち着いたタイミングを見計らい、子どもの気分を別のフィールドにシフトさせてみてください。
たとえば、
「イヤ!家には入らない!」
と、玄関前で座り込んで意地でも立ってくれない時に「家に入ろうね」という言葉がけはあまりオススメしません。
「そうか〜、〇〇君はまだおうち入りたくないのね〜、うん、そんな時もあるよね〜わかるよ〜」など、とりあえず気持ちに寄り添ってあげていると、そのうち落ち着くタイミングがあります。
その時に、
「あ、そうだ。冷蔵庫におやつ入ってたんだ!でもパパが食べちゃったかな〜、確かめにいかない?」とか
「そういえば今日、新しい絵本借りてきたんだった!寝る前によもうと思ってたけど、特別に今から読みたい?どっちがいい?」
など、別のことに意識をシフトさせてください。
家に入らない!と言っている2歳児に
ダメ、家に入れ!と戦うのは得策ではありません。
イヤイヤしてない時はたっぷり抱きしめ安心させてあげる
イヤイヤしていない時は、
たっぷり抱きしめて「大好きよ」と伝えてあげてください。
子どもは、大人が思うよりも
不安に陥りやすい生き物です。
抱きしめたりスキンシップを多くとり
安心させてあげてください。
そして「私はママから愛されている」
と本人が感じることが、子どもが成長するエネルギーの元になります。
ママの愛情が子どもの心を育てるエネルギー源です。
子供の心が育つということは、
脳的にいえば前頭前野(=人らしさの脳)の成長を意味します。
記事のはじめでお伝えしたように
イヤイヤ期の原因の一つは前頭前野の未発達によるのもなので、心の成長を感じられるころにイヤイヤ期の終わりも見えてきます。
そして同時に潜在意識のフタが閉まり始めるため、人生のプログラミングも仕上げの段階(3〜6歳)に入ると言われています。
ずっとイヤイヤ期?!慢性イヤイヤ気質タイプ
一般的にイヤイヤ期は2歳がピークと言われていますが、中には慢性イヤイヤ期?!と思われるような子もいます。
キッズコーチングでは子どもの気質を大きく5タイプにわけ、特性に合わせた対応をアドバイスをしているのですが、その中でまるで「慢性イヤイヤ期」のようなタイプがあるので紹介します。
申し遅れましたが、alpapaはキッズコーチング資格者マスターアドバイザーです。
それはこちらの
「こだわりやタイプ」です↓
このタイプは赤ちゃんの頃から「この抱っこのやり方じゃないと寝ない!」などのこだわりが強く、自分の好みの状態・やり方でなければ泣き叫び、ママが何をしても機嫌が直らないなんてこともよくあります。
ただし、
このこだわりの強さは才能で、天才肌タイプとも呼ばれています。
10個中9個はイヤ!なのですが、残りの1つに全力で取り組む力があり、超一点集中型でとことん頑張りぬける底力を隠し持っているタイプなのです。
有名人に例えていうなら、イチロー選手のようなタイプで、イチロー選手は試合前はゲームの開始前から逆算して、寝る時間、食べるもの、すること、起きる時間など、とことんルーティーンにこだわり抜いて試合で最高のパフォーマンスを出す、ということをしていますが、まさにそんな感じのタイプです。
ただのわがままとは違い、
こだわりが故の慢性イヤイヤ期のような子をもつママは、「この子のこだわりは才能の一つよ!」と思ってお育てくださいね!
ちなみに、このタイプなぜ何故こんなにイヤイヤするかというと、原因のひとつに『マイナス感情の処理が苦手』というものがあります。
こだわりが強く手を焼きますが、「もう知らない!勝手にしなさい!」と突き放して育てるとひねくれ者になってしまうことがあるので、スキンシップやコミュニケーションを多くとり安心させてあげてください。
イヤイヤ期の対応は、
そのままこのタイプの対応にも効果◎です!
気質別の友達づきあいに関してはコチラの記事をどうぞ。
イヤイヤ期が激しい子は将来稼ぐ!?
ちなみに、イヤイヤ期が激しい子は、
将来どんな子になるかの調査もあります。
2015年にルクセンブルク大学で行われた研究では、反抗期が強い子ほど将来の年収が高いという結果が出されました。
この研究は主に、第二次反抗期(思春期)の子どもに対しての調査だったのですが、第一次反抗期(イヤイヤ期)と第二次反抗期(思春期)は密接に関係すると言われているため、イヤイヤ期が激しい子は将来有望とも捉えれます。
強く反発するということは、
裏を返せば本人にしっかりとした意思とこだわりに対するエネルギーがあるということなので、これからの時代では有利となる特徴ですね。
そして、これはまさに
「こだわりや気質」の特徴でもあります。
最後に、
子どもによってイヤイヤの表れ方はそれぞれですが、どれも『成長の証』なので、ママもあまり悩みすぎないようにしてください。
「このイヤイヤをどうにかしてあげないと!」と頑張る必要はありません。
成長とともに必ずおさまるものなので、これは成長している証拠だから喜ばしいことと思って接してあげてください^^
そして、すでにイヤイヤに疲れてしまっているママさんへ
こちらのママが超絶楽になるイヤイヤ期の心構えもご参考いただけると幸いです▼
イヤイヤ期を気楽に過ごそう!放置もOK?ママが楽になる心の置き方