潜在意識・こころ

【友達の輪に入れない子】友達と遊ばないけど大丈夫?親ができるサポート

友達の輪に入れない子

こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。

今回は、よくある『お友達関係』についての悩みにお答えしていきます。

保育園・幼稚園や小学校で、
友達の輪に入らず一人で遊んでいる。

お友達が呼んでくれてるのに
入っていけない。

輪には入っていくけど、うまく馴染んでない…。

などなど、

うちの子大丈夫かしら…?
とお悩みのママへ。

⇒大丈夫です、いきなり輪に飛び込んで馴染める子の方が少数派です

生き物には防衛反応がありますので
まずは「ここは安全かな」と、警戒したり
どんな場なのか観察して「うん、ここは大丈夫だな」と、判断してから入るのが生物としては普通の反応です。

そして、子どもの気質・年齢・状況によっても
「なぜ友達の輪に入らないのか」は変わってきます。

この記事では、
子どもが友達の輪に入っていけない理由と、親ができるサポートについて紹介していきます。

alpapa

幼児〜小学校低学年向けの記事です!

友達の輪の中に入れない子

子供ならどの子も元気に
「あそぼー!」と走っていく!というのは大人の幻想です。

友達の輪の中に入れる子

子供には警戒心も好奇心もあるため、
その時どちらが強く出るかで行動も変わってきます。

もしお子さんがお友達の輪に入っていかないのであれば、その子が「輪に入れない」のではなく、今はそのタイミングではないと考えてあげてください。

子供によって違う

そして、子どもの気質によって感じ方もタイミングも違うので、大人都合で「ほら、お友達と遊びに行っておいで!」と無理に輪に放り込んだりしないようにしましょう。

また、なかなか馴染めない子に対し
友達は多い方が良いみんなと仲良くするべき一人はかわいそう、というたぐいの価値観を教えるのも好ましくありません。

本当は、友達は少なくてもいいし、苦手な人がいてもいいし、一人の時間も楽しい♪

子どもの気質による友達づきあいの違い

子供の気質5タイプ

人には生まれ持った気質があり、
『友達づきあい』も子供それぞれです。

大人が「友達の輪に入っていけない子はダメ!」「みんなと仲良くするべき!」という型におさめようとすると、中にはおさまらない子もいます。

なかなか型におさまらない子を見ていると
「友達を作れなくてかわいそう」
「うちの子の性格に問題があるのかしら」
と、悩んでしまいますが、それは違います。

まずはママさんが、
今のままの我が子を受け止め、認め、否定せず、今のままでも大好きよ、と、子供の心に安心と、外に踏み出すエネルギーを充電してあげてください。

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子供の苦手を改善する場合
これが重要なスタート地点となります。

そして、
実は長所と短所は表裏一体です。
一見、問題に見えるところにほど、
その子の才能が隠れています。

「これでは困るわ」と無理強いして、
その子の才能まで封印してしまわないようにしましょう。

キッズコーチングでは、
主に子供の気質を5つに分けて成長をサポートしています。

子供の気質5タイプ

この5つの気質別に、友達づきあいや馴染み方にもパターンがあるので、オススメの対応の仕方を紹介します。

ちなみに気質は、どれか1つに当てはまる子もいれば、度合い違いでいくつかの気質を併せ持つ子もいるので、その場合は両方の対処法をご参考ください。

わんぱく好奇心旺盛タイプ

アクティブタイプ

元気いっぱいで天真爛漫、いかにも子供らしい、人の輪にもすぐ入っていけるタイプ。
周りを気にせずはしゃいだり、協調性はあまり高くないので、小さい頃は友達とのケンカも多いです。

【このタイプにおすすめの対応法】
やりたい気持ちが抑えきれないので、早い段階からマナーや道徳、社会性を教えていくことが大切。
興味をもった「物」しか見えてなかったりするので、順番を守らなかったり、悪気なくお友達のおもちゃを取ってしまうこともあります。

アクティブタイプ2

「お友達が先に使っていたんだよ」「貸してって聞くんだよ」など根気よく何度も教え、身の回りのことを実況中継してあげると◎

行動派で「物」に惹かれやすいので、おもちゃを投げたり、わんぱくぶりが目立つ時期はあえて物を与えず自然などで遊ばせる方が伸びます。

ニコニコおだやかタイプ

エンジェルタイプ

ニコニコひとなつっこく、おだやかでやさしい、人にも環境にもすぐ馴染み、誰とでも仲良くなれる人気者タイプ。

お友達大好きで人付き合いには問題がないタイプですが、鈍感なところがあるため、本当は無理していても自分で気づかなかったりします。
食べすぎ、飲みすぎ、寝すぎなど、体調コントロールも苦手なので親がこまめに心身の健康チェックをしてあげてください。

エンジェルタイプ2

【このタイプにおすすめの対応法】
素直で自己主張も強くなく、お友達に言われたことを疑いなく聞き入れてしまうため「自分で考える」ことを習慣にさせておくと◎です。

良くも悪くも周囲に染まりやすいので、環境に気を使ってあげてください。

しっかりものタイプ

テキストタイプ

人に興味津々で、集団にもなじみやすい、努力家で、クラス内でたとえると学級委員タイプ。

順応性も高いので人の輪にも入っていきますが、敏感なことろがあるため、ポーンと飛び込むというより、様子見しながら入っていきます。

お友達と遊びたそうにしながらも、最初チラチラ観察して自分なりに「いけそうだな」と判断してから行くしっかり者です。

【このタイプにおすすめの対応法】
器用で何でもすぐこなし「おりこうさんね〜」と言われて育つので「できる子」であろうと頑張りストレスを溜め込むことがあります。

テキストタイプ2

完璧主義な一面があり、失敗を恐れる気持ちをごまかすために、お友達にキツくあたったり、自己防衛のために嘘をつくことがあるため、叱り方褒め方の工夫や失敗の良い経験が大切です。

繊細さんタイプ

デリケートタイプ

デリケートで敏感、人見知り・場所見知りをし、新しいものに馴染むには時間がかかるタイプです。

お友達の輪に入るにも時間がかかりますが、決して入れないわけではなく、人と関わりたくないわけでもないのですが「安心、安全だ」と見極めるまでにとても時間がかります

【このタイプにおすすめの対応法】
「音」にも敏感な子が多く「おはよー!」と元気な声で話しかけてくるお友達や先生が苦手だったりします。話しかける時は穏やかなトーンで話してあげてください。

無理に他の子のペースに合わせさせず、じっくり時間をとってあげてください。
このタイプは安心できる環境では才能を発揮します。

また、想像力が豊かでネガティブ思考が止まらなくなっていることがあるので、どう思っているか聞いて、もし否定的なことを考えていたらリフレイミングしてあげると◎

デリケートタイプ2

決して、このように↓
ネガティブ思考に追い打ちをかけないように!

デリケートタイプ3

こだわり屋タイプ

ネガティブタイプ

こだわりが強く「これじゃなきゃイヤ!」という頑固なタイプ。
友達の輪に入ることもしますが、自分の思い通りにいかないと怒ったり、イジワルをすることもあり、ひねくれ者と誤解されやすいですが、実は天才肌に多いタイプです。

【このタイプにおすすめの対応法】
マイナス感情の処理が苦手で、共感してあげないとダメなタイプです。
「問題行動は不安の表れ、不安を吐き出しているのね」と理解して「安心」させてあげることが大切です。

ネガティブタイプ2

こだわりは強いのですが、意外と社会性の高い子が多く、リーダーなど重要な役目を任されると自分の存在価値を見出し、センスを発揮します。

以上、
子供のタイプ別の対処法でした!

alpapa

うちの子はどれに近いかな?
と、参考にしてみてくださいね。

次に、気質とは別に
子供が友達の輪に入っていかない場合と、その時のサポート方法を紹介します。

子供が友達の輪に入らないのはなぜ?

友達の輪 幼児 小1

子供が「お友達」という存在を意識しだして、一緒に遊び出すようになるまでには、大人が考えているよりも時間がかかります。

個人差はありますが、
だいたい2歳くらいで「お友達」を意識しはじめ、3歳ぐらいから一緒に遊びたい!と思うようになり、さらに上手に協力して遊べるようになるのは5歳〜くらいです。

①年齢的に平行遊びの時期

平行遊び 幼児

平行遊びとは、2〜3歳の子たちが同じ場所で同じ遊びをしているにもかかわらず、一緒に遊んだり関わることなく遊んでいる状態のことをいいます。

子どもの遊び方にも発育段階があり、
最初は一人遊びから始まり、次に平行遊びへと進みます。

お互いが関わることなく遊んでいるのですが、実はこの状態から少ずつ周りを観察して、隣の子の遊びを真似したり、おもちゃの取り合いに発展して「貸し借り」を教えてもらったりしながら、「お友達と一緒に遊ぶ」に発展していきます。

幼児のうちは、まだ「その子」より「その遊び」に関心をもつ時期なので、その子がしたい遊びをたっぷりさせてあげてください。

②友達に興味がない(自分の遊びがしたい!)

一人遊びの重要性

3歳くらいからは、友達と遊びたいという気持ちが芽生える一方で、まだまだ「自分の遊びがしたい!」という子もたくさんいます。

年中・年長になっても輪に入っていかないと、ママは「どうしてお友達と遊ばないのかしら」と心配になるかもしれませんが、本人が自分の遊びに夢中で、今はお友達と遊びたいと思っていないなら、何の問題もありませんので心配ご無用です!

そして何より
一人遊びの時間はとても重要です。

一人で黙々と夢中で遊ぶことで、想像力・思考力・集中力や自主性など、いろいろな能力が磨かれるので、ぜひ、やりたいだけ一人遊びをさせてあげてください。

こうして夢中で遊んでいると、周りの子が「あの遊び楽しそうだな」と寄ってきて、一緒にその遊びをしたがります、自分から輪に入らなくても、このように自然に友達の輪が広がっていきます。

一人遊び 友達の輪
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大人が何も言わなくても、めちゃくちゃ楽しそうに遊んでいる子の周りには自然とお友達の輪が発生します!なのでまずは本人がやりたい遊びを存分にさせてあげてください。

③入りたいけど入れない

「本人はお友達の輪に入りたいけど、入れない」
きっと、このパターンが一番の悩みだと思います。

「あーそーぼ」と言えない子や、言うタイミングがわからない子、言っても入れてもらえない場合があります。

alpapa

年齢が上がってくると出てくる悩みですね!

入れてもらえないと本人はショックを受け、ママも心配になりますが、この年齢では相手の子にたいして悪気はないので、あまり悩みすぎないようにしましょう。

年齢的にまたまだ語彙が豊富でないため
何か理由があっても「イヤ・ダメ・キライ」などの言葉で表現してしまいますが、そのままを受け取って気に病まなくても大丈夫です。

ただ、すぐにどうにかしたい場合のアドバイスはこちら▼

親ができるサポート・しない方がいい対応

③「友達の輪に入りたいけど入れない」
場合にオススメの対応、そして、しない方がよい対応を紹介します。

保育士や先生に相談

友達の輪に入れない子 先生に相談

友達の輪に入りたいのに入れない場合、幼児〜小学校低学年なら、ママがさりげなく保育士さんや先生に相談してみるのがオススメです。

先生たちは何年もこんな子供たちを見ているプロなので、ごく自然に一緒に遊ぶきっかけを作ってくれます。

特に保育士さんは、自分のことしか見えていない幼児たちをまとめるプロなので、ママがあれこれ悩むより保育士さんに相談した方が無難です。

小学校に入っても
小1・小2のうちは、先生が休み時間も教室にいる学校が多く、子供たちのサポートをしてくれます。

ただし、小学校低学年を過ぎたら、
そろそろ自分で考えて行動をしていく時期です。

子供の話を否定せず聞いて気持ちを理解してあげることは大切ですが、あまりママが口出ししないようにしましょう。

あまりにも「ああしなさい、こうしなさい」と口出しすると、子供が自分で考えるチャンスを奪ってしまうことになります。

しっかり話を聞いてあげた後で「それで、あなたはどうしていきたいの?」など意見を聞き、自分で考えて行動していくよう促してあげてください。

またこれは
先生たちがよく使う方法ですが、

小学校の先生

グループの中でもリーダー格の子に「B君もサッカーに誘ってあげてよ」なんてさりげなく頼むと、面倒見のよいリーダー気質の子は「いいよ!」と気前よく誘ってくれたりします。

友達グループのリーダー

もしママが近所で子供たちと話すこともあるなら「A君、誘ってくれてありがとう、優しいね」などお礼を言ってみるのもいいかもしれません。

また、子どもは陽口(間接褒め)されるととても喜ぶので、誘ってもらったり優しくしてもらったら陽口をしてみるといいと思います^^きっとまた誘いにきてくれますよ。

【陽口(ひなたぐち)】とは?運のいい子を育てる家族の会話|間接褒め

話しかけるタイミングは一人の時

仲間はずれ

「いーれーて」と言っても入れてくれなかった場合、単にタイミングが悪かったということも多いです。

仲間に入れて欲しい場合、
お友達が盛り上がっている時に話しかける子が多いですが、実はグループで盛り上がっている時はスルーされやすいです。

楽しくなってしまっているので
年齢が低い子達ほど本当に気づいてなかったりもします。

友達の輪に入りたいのに入れない

みんなで騒いでいる時より、
仲良くなりたいグループの子がバラバラに一人でいる時に「あそぼ」と話しかけてみて、そこからみんなで遊ぶきっかけを作るのがオススメです。

話しかけるタイミング

グループ対1人は難しいことも多いのですが、1対1だとけっこう上手くいきます。

共通の「好き」がある場を与えてあげる

習い事の仲間

学校という場所は(特に公立校)
価値観も家庭環境もぜんぜん違う子たちが集まっているので、中にはクラスメイトと気が合わないという場合も起こりえます。

そんな場合は、無理に頑張らせず、
その子の得意な分野で「習い事」などを検討してあげてください。

習い事は、同じことに興味をもつ子たちが集まるので、共通の「好き」のもとに子供同士も仲良くなりやすいです。

学校以外にも、そういった
自分の能力を発揮できる場があり、
共通の「好き」をもつ仲間ができることで、心も安定し、コミュニケーション能力も育っていきます。

まずは一人遊びを応援

友達が集まってくる子

そもそも友達は、つくるものというより
何か共通の「遊び」に夢中になっているうちに自然と仲良くなっていた、ということが多いですよね。

大人でも
「仕事」に没頭しているうちに仲間ができた。
「子育て」をしているうちに近所はママ友だらけになってた、など、人が良い繋がりをもつには「共通の何か」があり、そこから関係性が始まることが多いです。

子供の場合、それは主に「遊び」です。
面白い遊びをしている子には自然と人が寄ってきます。

大人でも同じですね
面白いことをしている人の周りには人が集まります。

本当の意味で子供にお友達を作ってあげたいなら、まずはその子本人が好きなことを存分にさせてあげてください。

本人が楽しんでいるほど、
その遊びが魅力的に見え、その子も魅力的に見え、一緒に遊んでみたくなります。

すると
自分から輪に入ろうとしなくても
みんなが自然と周りに集まってきます。

そんな子に育ってくれたら
私たち親はとても幸せですね^^

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