育児書レビュー

変わった親になる勇気『1億稼ぐ子どもの育て方』レビュー

こんにちは、alpapa(アルパパ)です。(@alpapa11)

『1億稼ぐ子どもの育て方』大胆なタイトルに誘われて読んでみたレビューです。

“奇人、変人、オタク、鬼才が文化をつくる世の中、”変わった親になる勇気”を持とう!”
この本は、なんだかパパに読んでもらいたい。
たぶん、日々育児や家事に追われるママより、パパの方が受け取り実践しやすい内容です。

特に男の子パパに読んでいただきたい、そして発育障害のお子さんをもつ方にも。

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1億稼ぐ子どもの育て方とは?

この本は”自分の力で人生を切り開ける人間になってほしい”という思いを体現して『1億稼ぐ』という表現になっていて、どうやって子どもに1億円稼がせるかという内容ではありません(笑)

しかし、これからの時代を生き抜くに必要なイノベーター気質の育て方、起業家精神の育て方、そして発育障害についても書かれていて一度パパが読んでみるにおすすめの本です。

なぜパパか?というと、
紹介されている家庭での論理的な会話や分析、いたずらを許す寛容的な育児方法は、だいぶ男の子を育てるパパ向け、女の子ママには共感しがたい内容もあります。

また発育障害のお子さんを持つ方にもおすすめです。
著者の息子さんはASD、ADHDを併発されているようですが、それは才能、発育障害ゆえに突き抜けた存在になると個性を生かす教育をされています。

スティーブ・ジョブズも幼少期は発育障害で問題児、だけどギフテッドです。
残念ながら日本はギフテッド教育が行われていないため、このような天才は「扱いにくい子、発育障害」と診断されてしまいますが、才能・障害に限らず子どもの「変わった一面」は親が受け入れ、伸ばしてあげることが教育なんだと感じます。

それでは、本のレビューです!

子どもの教育格差の原因の1つは親の情報格差

親自身が教育ポリシーをもっていなければ、周りに流される。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

確かに、
親の無知と無関心は子どもの一生を左右するレベルに損
です。

この本には小学生からの教育についても書かれていますが、就学前の幼児ほど親のもっている情報、価値観、というものが子どもの世界に影響を与えています。

今や情報は簡単に手に入ります。
親が教育に関心を持てば、どれだけでも子供の才能をサポートする情報が手に入ります。

我が子にベストな方法を選び、導いてあげてください。

成功者の幼児期の家庭環境

年収1億超えの著者が5年にわたって「今、成功して稼いでいる人の幼児期」を調べた結果が紹介されていました。

論文や書籍からも調査されているので、いろいろ勉強しているママには他の育児書とかぶる内容もあるのですが、おもしろいのは「実際に年収が1億に到達し、悟った境地」からの視点で“稼ぐことは、自由と自信と幸福をもたらす”ということをポイントに書かれていることです。

しかる場面は少ない

成功者の幼少期を調べていると、いくつかの共通点が出てきますが、
その一つに「親からしかられたことがあまりない」というものがあります。
しかもおもしろいのが、
「いたずらをしてもしかられなかった」という人が多いことです。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

子どもの行為に対する親の寛大さが子どもの心を育てるということですね。

幼児のいたずらは勉強の一種ですから、ある程度は大目にみてやるのが良さそうです。
ただし、これは好き放題させてしつけをしないという事ではありません!

ここで紹介されていた叱り方は、

では全くしかられたことがないかというとそうではなく、「説明された」「論された」「理由を求められた」「今後どうするべきなのか考えさせられた」という程度のようです。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

叱り方については
こちらの記事もご参考ください▼

子どもの「没頭」を全力で応援

親の最も重要な役割のひとつは、子供が夢中になれるものを見つけ、それに没頭するのを応援すること。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

幼児期は
好きな事をめいっぱいさせてあげることが最高の脳刺激になります。
これについては【ハマり体験】の過去記事でも紹介しているのでご覧ください▼

おけいこは子どもの意思を尊重する

現役東大生、東大院生360人に行ったアンケートでは
半数以上がピアノなど、楽器・音楽関係の習い事をしていたという結果があります。
音感教育は感受性を養うといわれていますが、指を緻密に動かすことが脳への情報入力を増やし、脳の神経細胞のネットワーク構築に貢献しているのかもしれません。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

幼少期からいろいろな事を経験させていることが大切です、そのひとつにおけいこがありますが子供が「やりたい」と自分で決めたものがよいですね。

それにしても360人ってアンケート数少ないっ!
以前、似たようなアンケートで1位は「スイミング」というのを見た事があります、子供が好きで自分で決めた事なら何でもよさそうです。

興味のないものはさっさと撤退!

子どもが「行きたくない」と言いだしたり、思ったほど上達しなかったり、明らかに興味を失っているなと感じた時は、子どもと話し合ってすっぱりやめる勇気も必要です。
「せっかく始めたんだから1年くらいは」「やめ癖がつくんじゃないか」といった発想は無用です。
やりたくないことをやっている時は、集中できず脳の機能が低下し、上達する喜びも得られないわけで、無理に続けさせることは時間と費用の両方を失うダブルパンチ!なのでさっさとやめて次のことを試す方が生産的です。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

楽器などは特にある程度上達しないと楽しめないですが、なぜ興味を失ったのか理由を探ることも大切です。

特に女の子の場合、好きな習い事でも先生と相性が合うかなどの人間関係はやる気を大きく左右します。

男女で違う教え方については
こちらをご参考ください▼

男の子と女の子では同じ事を教えても入り方が少し違います。
コツを変えたり集中できない原因がわかれば、おけいこも好きになったりますよ。

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子供がイノベーターになり得る条件

幼少期から「自分で決める」を習慣に。

幼少期から「自分で決める」ことを習慣づけることです。
レストランに行ってメニューを選ぶ、自分が切る洋服、文房具、習い事もすべて、子供に選ばせる。
「なんでもいい」は禁句にし、常に自分の意思を表明する習慣を持たせる。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

幼少期から「意識表明」の習慣。
そして自分で決めたものを親が受け入れてくれたという経験も大切です。

とはいっても、日常ではそうはいかないこともありますよね。
真冬にお気に入りのTシャツが着たい!と言いだしたり、コート着ない!と言いだしたり(涙)

パパは「本人が言うならさせてあげてよ」とか言いがちですが
「え?じゃあ風邪ひいたらパパ仕事休んで病院連れて行って看病するんだね?!」
と、こんな感じで、
子供の意思を尊重してあげたいけど、したらママがすんごい大変になるという場面は一般家庭では多くあります。

しかし、パパが年収1億超えなら状況も違いますよね….。

論理的思考力はふだんの会話に注意する

まずは正しい日本語の運用をさせることです。
幼少期であっても「いや」とか「水」ではなく、きちんと文章で会話するよう促すのです。
「ママ、水」とか言ってきたとき、ほとんどの親は子どもが水を欲していることを読み取れますから、すぐに水を与えてしまうかもしれません。

しかしそれでは正しい日本語力が育たない。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

いわゆる「単語族」というやつですね。

「ママ、これ」「やだ、あれ」こういった単語だけで親がアレコレ動いてあげるから、子供は正しく話す必要がなくなり、言葉の表現力が育たない。

我が家でも必ず言い直すよう促しています。
「あれが何〜?」と聞き返して自分の言いたい事は正しい形で言ってもらうようにしてください。

子供自身が言いたいことをストレートに言語化できるというのは重要なことなので、会話においても親が先回りしすぎるのはよくありません。

語彙の豊富さは幸福感につながる。

語彙が貧弱であれば、考える時に表現できる範囲が小さく狭くなります、それでは多種多様な状況に対応する思考や、思考を深く緻密に掘り下げることができません。つまり考えが浅くなるのです。

逆に、使える語彙がふえればふえるほど、思考領域が広がり、思考も深まり、さまざまな事象や感情に対処できるようになるのです。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

語彙を豊富にするため幼児、
特に0~3歳に効果的なことは『絵本、日常の言葉がけ、フラッシュカード』です。

うちの娘は、赤ちゃんの頃からお散歩する時は周りの状況を実況中継するかのごとく話しかけていました・・・パパが。

ご近所さんにも
「パパさん、こないだすれ違いましたけど、ずっと赤ちゃんにしゃべってますね(笑)」
と、よく言われるほど言葉のシャワーをあびさせてました。

そのおかげか娘は言葉はかなり早く、歳のわりに語彙も豊富です。
近所のママたちには変なパパ扱いされてたけど、ありがとうパパ!

絵本育児についてはこちらの記事もご参考ください▼

探求心にごほうびはいらない

宿題したらごほうび、テストで良い点をとったらごほうびという家庭があるようですが、そもそも子供が楽しんでやっていることにごほうびは不要です。
知的好奇心や探求心は自発的・内発的なものなのに、ごうほうびをあげるとごほうびのためにやるようになります。
ごほうびがあると、じっくり観察したり時間をかけて調べたり、失敗から学んだりというよりも、効率的にゴールにたどり着くことだけを優先してしまいます。
勉強や宿題、テストの点数や成績にも、ごほうびはいらないどころかむしろ逆効果というのが、世界中のあらゆる心理学的調査やリサーチで結論がでています。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

ご褒美は気をつけないと子供の価値観を歪ませてしまいます。
「ごほうびシール」くらいにとどめておくのがちょうどいいです。

お小遣いやお菓子で幼児をつって勉強させているママがいますが、学習効果ないです。

幼児期に重要なのは「学びは楽しい」「わかるっておもしろい」という”自ら学ぶ姿勢・学習の土台”をつくることです。

お菓子でつっても自分から勉強する子にはなりません。

ただし、まだ小さい時期はごほうびを効果的に使うのもたまにはOK(幼児塾では極力やめてと言われますが…)例えば「これ全部完成したら、お友達とおやつ食べにいこうか」という具合に、がんばったら先に楽しいことが待ってるという方向で与えてください。

「これできなかったら、おやつあげないからね!」という取引はしないでください。

幼児にとっての一番のごほうびは、
親が喜び褒めることです▼

人と違うことをおもしろがる

子供の自己肯定感を高め、個性や才能を引き出すために親ができることは何か。他人と比較することをやめ、人と違うことを推奨することです。子供は他人と比較されると、自分自身も他人と比較しなければ自分の価値を認識できなくなってしまいます。つまり、自己肯定感が低くなるのです。

奇人、変人、オタク、鬼才が文化をつくる。
インターネットのない時代、変わった子どもは変わった子どもで終わっていました。
しかし、ブログやSNSで自分から情報発信できるようになり、それが経済的価値を生むようになりました。(中略)極端な話、100人中99人に嫌われても、ひとりが狂喜乱舞して喜んでくれたら?世界70億の1%は7000万人、一人100円課金しても70億の収入になるわけです。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

極端な話ですが、私はこういう考えが好きです。
実際に、世の中には「これ誰が買うの?」と思うような商品がズラリと並び、なぜ売れるのか謎な曲がヒットし、なぜ受けるのかわからない人がブレイクする…。
100人中1人に喜ばれる力ってハンパなく凄い!

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発育障害は才能である。

アメリカの調査ではADHDの人が経営者になる確率は平均より6倍も高いそうです。確かに、人の気持ちを考えたり空気を読んだりする人が、むちゃな夢に向かって突っ走るようなことはできないでしょう。他人の気持ちがわからないから、人の目を気にせずに周囲からの批判にも屈せず組織を引っ張れるというのもわかるような気がします。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

私も発育障害は才能だと思っていました。
彼らが学校生活を送りにくいのは、今の日本の集団教育のシステムに合わないだけと思うことがあります。

私は海外の芸大を卒業したのですが、いま思い出しても、正直かなりの生徒がADHD、ASD、LDの症状のどれかに当てはまっていたように感じます….。

特に、成績がよく在学中からオファーがくるような優等生ほどそんな感じでした。

発育障害については、日本より一般に浸透していたようで、卒論の時期に「ADHD、LDっぽいと思う生徒はサポートあるから、大学の窓口に相談してね」という気軽なノリでした。

そこで初めて発育障害という言葉を知ったのですが、当時は「え、教授も含めて全員そうじゃん?なんで論文のサポートしてくれるの?」と思ったくらいです。

今でも周りにはそれっぽいクリエイティブ関係の人が多いですが、発育障害でも会社員にならない限りそんなに困らない気がします。

むしろ適職さえ見つかれば楽しんでいる人の方が多いです。

育児も「集団生活で困らないように」ということを優先させると、どうしても短所の改善を子供に求めてしまいますが、それはひとまず置いておいて、まずは長所を好きなだけ伸ばして自信をつけてからにするべきだと思います。

稼げていれば他人から何を言われようと、どう思われようと気にならなくなります。私はネットでコラムを書いていることもあり、ときどき炎上することもありますが、全く気にならない。

引用元「1億稼ぐ子どもの育て方」/ 午堂 登紀雄 (著)

自信があって、自由がある、余裕がある。
生きていく上で理想的な心ですね。

『1億稼ぐ子どもの育て方』
ちょっと変わった親にオススメの一冊(*^^*)

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