
こんにちは、絵本大好きalpapaです。(@alpapa11)
幼児期に絵本の読み聞かせで育った子たちが将来どうなったのか、リアルな体験談レポートを聞いたのでご紹介します。
結論からいうと
「絵本が育てる子供の才能ってスゴイ!」です。
絵本は幼児にとって最強の教材であり、最強の世界拡大ツールなんですね。
目次
絵本の読み聞かせで育った子、小1になったらどうなった?
赤ちゃんからオススメされる
『絵本の読み聞かせ』
良いとは聞くけど、一体どうなるのか?
今回は【絵本育児の結果】を知らせるような話を聞いたので紹介します。
幼児期の読み聞かせが、小学生になる頃にはどんな効果を発揮したのか、ご紹介します
絵本をたくさん読んだ結果、こうなった。
私の知り合いの製本作家さんで、
よく都内の小学校に製本のワークショップに行く作家さんがいるのですが、その方からこんな絵本話を聞きました。
とある小学校で製本ワークショップの日

その日は、みんなで製本したノートに俳句を作って書いてみよう!という課題。

担任の先生は「1つでもいいよ、ママと一緒にがんばろうね」
とはいうものの、なかなか難しい様子。
しかし、みんなが苦戦する中、

10個も20個もスラスラつくっちゃうスゴイ子がクラスに2人いたのです!!
すごい!
大人でもそんなにポンポン出てこない!とすっかり関心し、保護者の方に話を聞くと
「なんだろう?うちの子絵本が大好きで、
絵本だけは小さい頃からたくさん読んでるからかな」

「そういえばうちの子も絵本が好きで、
赤ちゃんの頃から読み聞かせしてました(*^^*)」
「特別な教育はしてませんが、
言葉も早かったですし、
絵本のおかげか考える力や想像力はありますね」
とのことでした。
なるほど、
絵本育児の効果、すごい・・・!
語彙が増えるだけでなく「想像力」や「感性」も磨かれる。
季節の情景や情緒をとりいれた季語を使って、俳句を次々と作る、というのは語彙力があるだけではできないことです。
それよりもっと深い、
感性が豊かに育っていてこそ湧いてくるものです。
絵本というのは、
人としての深い部分まで育ててくれるのですね。
まさに絵本は子供にとって最強の世界拡大ツールです!
知育に興味があってもなかなか取り組めないママさんは、絵本だけでも毎日読んであげてください。
『絵本の読み聞かせ』は最高の知育になります。
知育って何?という方はこちら↓
【知育とは何?】意味と内容をわかりやすく説明|幼児の知育ブログ
絵本をたくさん読む効果・絵本でこそ育つ理由

絵本を読み聞かせることで語彙力がupし、想像力も豊かになると言いますが、語彙力ならTVやアニメでもいいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。
しかしTVやアニメより圧倒的に絵本が勝ります。
幼児期の絵本の読み聞かせが効果的な理由に「親の声」「スキンシップ」があります。
赤ちゃんは、母親の声が一番頭に入りますが、親の声以外でも生声であることがポイントです。
なぜなら生後〜1歳ごろまでは、生身の人間とのふれあいの中で学習するよう特化した脳になっているからです。
「身体に触れられずに」聞いた単語に比べて、「身体に触れられながら」聞いた単語に対して乳児の脳が大きく活動することがわかりました。とくに、言語処理に関わる左側の側頭葉、そして思考に関わる前頭葉の活動が高まりました。
引用元「ヒトの発達の謎を解く」/ 明和政子(著)
つまり赤ちゃんは、
人との直接的なふれあいの中で、言語、認知、感情などを発達させていくので『ママにだっこされながらママの声で絵本を読んでもらう』という状況は赤ちゃんにとって最高の学びの場となります。
また、
絵本はストーリーの1場面しか絵が描かれていません。
子供は絵本を読んでもらう時、ページとページの間の情景は自分の想像力でつないで読みます。
これに対して、
TVやアニメはご親切に毎秒すべての情景を見せてくれます。
刺激も強く子供は喜びますが、これは想像力を働かせる余地がほとんどなく、完全な受け身状態、しかも親子のスキンシップもありません。
絵本とは、
あらゆる面をのばしてくれる、幼児にとって最強の教材です。
子供が伸びる絵本の読み聞かせポイント
2歳半〜3歳ごろになってくると、
絵本を読んだ後「なんで?」「どうして〜なの?」という質問をしたり、
絵本の登場人物について「この子は〜だね」と自分なりのコメントをしたりすることが出てきます。
こういった対話が子供が伸びるポイントです。
「よくそこに気がついたね〜」と質問したことや疑問に思ったことを褒めて、子供との対話に付き合ってあげると◎です。
そして、
この子がその絵本の何に引っかかったのか?
を観察してみると、子供によっては言葉のリズムをひたすら聞いている子もいれば、色や絵に関心を向けている子、登場する動物に興味を持っている子、など様々です。
ここで例えば、
細かい描写によく気がつく子には
→間違い探しの絵本を。
登場人物の言動に関心を向けた子には
→昔話などストーリー性の強いの絵本を。
こんなふうに
セレクトする絵本を変えていくと、
子供の興味も深まりやすいです。
他にも、
絵本を読んだ後に
「最初に出てきた動物なんだった?」
など質問してみて記憶の回路を強化したり、
「どの子が優しい子だった?」など
少しずつ抽象度の高い質問をしてみて思考力を育てていってあげましょう。
※注意:テストするように毎回質問攻めにすると絵本を嫌がってしまいますので、あくまで自然に、たまに聞いてみるくらいが丁度いいです。
オススメの「考える系」絵本はこちら↓
考えさせる絵本・3歳の『思考、想像、疑問』を誘い出すオススメ絵本
同じ絵本を繰り返し読む効果

「ママこれ読んで〜」と同じ絵本を何度も読まされる「おかわり絵本」一度お気に入りを見つけるとそれしか読まない、というくらい何度も読みたがりますが、これはとても良いことです。
何度も繰り返し読んであげて、
子供が暗唱できるほど読みまくってあげてください。
暗唱の効果はすさまじく、たとえ意味がわからず声に出していたとしても自分の声で聞いた言葉はすぐに自分のものになります。
語彙が増えるだけでなく、言葉がイメージとなり文章もその文で使われている表現力も自分のものになります。
これは将来的に
思考力、ライティング能力、読解力などに生きてきます。
昔は本を読むといえば
「声にだして読む」という教育が一般的でした。
江戸時代、日本人の識字率は世界一だったと言われますが、その背景には江戸時代の『寺子屋教育』があります。
子供たちに寺子屋で古文や漢文をひたすら暗唱させるという教育法です。
声にだして何度も繰り返し読んでいるうちに、いつの間にかその文の中の「言葉、意味、表現、感性」にいたるまで、まるごと自分の一部にしてしいくのです。
感性を磨きたい、おすすめ絵本↓
美しい絵本・アート系の絵本【子供に読み聞かせたいオススメ絵本】
絵本は1日何冊がベスト?
『1日最低1冊絵本育児』とは言われますが、理想とされる目安は
1日10冊です。
この10冊は、
たとえば同じ絵本を10回読んでも「10冊」にカウントされます。
10冊が全て違う絵本である必要もありません、あくまで目安なのでご参考ください。
私も初めて塾の先生から聞いた時は「1日10冊も!!」と驚きましたが、読んでみると絵本の10冊はあっという間です。
塾の卒業生で東大に入った子たちのママも、幼児期に10冊くらいは毎日読み聞かせしてたそうなので、絵本が知育にいい事は間違いないです。
といっても、
今は中学生がSNSで月1千万稼ぐ時代…
年齢や学歴問わず、自分で価値を生み出せる人が幸せになり、稼げる時代なので、「子供を東大へ入れる!」という思考の教育ママは、ほとんど見かけなくなりましたね。
話を戻して、
絵本の数については、
あまりこだわらず楽しむのが一番です。
年齢が上がってくると、絵本の話も長くなってくるので、さすがに毎日10冊は読めない日もあると思いますが、1日5冊でも3冊でもいいので無理せず楽しんでください。
『絵本育児』
知育にも将来的にも良いことづくしですので、ぜひ取り入れてみてくださいね(*^^*)