こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
「3歳はひらがなが読める年齢?」
「3歳でひらがなが読めるって賢い?」
ひらがなの読み書きの調査結果では、
3歳でかな文字を読める子は女児70%、男児58.9%という結果がでています。
(詳しくはこちら)
また、幼児教室などに通っている子
に限って言えば、3歳でひらがなが読めるというのは決して珍しくないです。
早くから親が教えていたり、
周りの子もひらがなを読む環境にいれば、子供は自然とそうなっていきます。
この記事では
・3歳でひらがなが読める子は賢い?
・どうしたら読めるようになるか。
・教えているのに覚えない子。
について、紹介していきます。
目次
3歳でひらがなが読める子は賢い?
「3歳でひらがなが読めるってすごい?」
↑
理解力や吸収力がある子だと思います^^
しかしこれは、
賢くないか、賢くないか?
という問題ではなく、
興味を持つかどうかの違いです。
なので、教えているのに
3歳でひらがなが読めないからといって、賢くない!というわけではありませんのでご安心ください。
この年齢の子供は吸収力が半端なく、
きっかけさえればあっという間に覚えてしまいます。
このきっかけには、
環境の影響も大きいです。
たとえば、
上の子がいる家庭や
幼児教室などの習い事
または、
周りのお友達がみんな読める、
両親がいつも本や新聞を読んでいる、
という環境にいると、自然と興味をもって覚えていく子が多いです。
保育園や幼稚園での
ひらがな練習もきっかけのひとつです。
ちょうど年少の3歳ごろは
自立心・コミュニケーション能力の土台が育つ時期で、幼児は『お友達』に興味を持ちはじめます。
・お友達と一緒が楽しい。
・お友達の行動に興味を示す。
・お友達のしていることを真似したがる。
ということが盛んになってくる時期です。
最初は読めない子も、クラスでお友達が絵本を読んでいたり、お手紙を書いていたりという環境にいると、次第に興味を示し、自然と覚えていきます。
また3歳前後になると、
親が教え始めるという家庭も多いです。
うちも働いていて保育園だったのですが、
年少でひらがなを習う頃には
「お友達は皆ひらがな読めるよ」と娘が言っていたので、共働き家庭でも、専業主婦の家庭でも、そろそろ読みを教えだす年齢が3歳なんだろうな、という感覚です。
平均すると、
やはり調査結果通りになりますね。
どうしたら3歳でひらがなが読めるようになる?
3歳までにはひらがなを教えたい、
何か良い教え方はないかな?という方へ、以下の4つを紹介します。
①『読む』という存在に気付かせる
②遊びに取り入りいれる
③歩いている最中にさりげなく教える
④フラッシュカード
①まずは、『読む』というものが存在することを教えてあげましょう。
どんな子も世の中に「読む」という行為があるというのを知るまでは、
グレン・ドーマン博士
とくに読む事に興味を持ちません。
当たり前すぎて忘れがちですが、
この世歴数年の幼児はまだ『読む』ことの存在を知らない子もいます。
まずはこの世に
「読む」という事があることに気づかせてあげてください。
それに気がつかない限り、
読むことに興味をもちません。
0歳〜2歳に読みを教えるなら
バイブルはこちらの本です▼
赤ちゃんに読みをどう教えるか (gentle revolution)
②遊びの中に取り入れる
日常の遊びの中で、
ひらがな表やひらがな積み木をとりいれましょう。
ちなみにひらがな表は、
かわいい絵のものより、
絵のないシンプルなものがオススメです▼
《知育効果のあるひらがな積み木》かわいい絵は効果なし?選び方のコツ
③歩いている最中にさりげなく教える
幼児がぐんぐん記憶する
ベストなタイミングがあります。
それは『歩いている時』です。
歩いている最中は、
脳がバリバリ活性化しているため、
何かを教えるのにベストなタイミングです。
歩きながら教えた言葉、
歩いている&遊んでいる最中に目にした文字、道路の標識などは、すぐに覚えてしまうので、まずは「とまれ」から教えていってあげてください。
日常で目についた文字から教えていくのが効果的です。
よく歩く子は賢くなる▼
幼児がぐんぐん賢くなるのは『歩いている時』お散歩知育で賢く育つ
④ひらがなフラッシュカード
0〜3歳に1日10秒〜30秒ほど見せるだけでインプット効果のある「フラッシュカード」
ひらがなや単語教えたい場合、
まずはインプットが効果的です。
ひらがなフラッシュカードについてはこちらをご参考ください▼
【ひらがなの覚え方】3歳でどうやって覚える?自然に覚えた教え方
3歳にひらがなを教える時の注意
・叱らないこと。
・お友達と比べないこと。
・強制しないこと。
です。
「何度も教えてるでしょ!」
「もうお友達はみんな読めるのに!」
「ちょっとは覚えてよ!」
など、NGです。
幼児を能力的な面で叱ったり比較するのはNGです。
これをすると、
余計にひらがなを読む気がなくなり、
勉強きらいになる上に、自己肯定感まで下がります。
3歳でひらがなに全く興味を示さない!
そういう子もいます。
この場合は、無理に覚えさせる必要はないです。
勉強嫌いになってしまったら本末転倒なので、自然に興味をもつよう環境を整えながら待ってあげてください。
なお、教えているのに覚えない!
物覚えが悪い!という場合は、こちらをご参考ください▼
3歳・4歳ひらがなを覚えない!幼児の物覚えが悪い原因は?
幼児期にひらがなが読めないとどうなる?
3歳〜幼児期に、
ひらがなが覚えられなくても大丈夫です。
理想は小学校入学までに
ひらがなの読みができるようになっておくことですが、
万が一、小1でひらがなが読めなくても
小学校2後半〜3年生ごろには平均化していき、3歳から読めた子も、6歳から覚えた子も、読みのスピードや文章読解力に大きな差は見られなくなることがわかっています。
ひらがなを読む事に関しては
遅くても特に問題はないといえますが、
問題は能力面ではなく、メンタル面です。
詳しくはこちら▼
ひらがなはいつまでに覚える?小学校入学までに覚えないとヤバイ?
ここで、
「どうせすぐ平均化するなら、
なぜわざわざ3歳から教える必要があるの?」と、疑問に思う方は次項をどうぞ。
3歳からひらがなを教えるメリットは何?
早くから文字を教えることには、
メリットもあります、こちらです▼
① 本人が楽。
② 本好きな子に育つ。
③自信が育つ。
①人間の脳は、
6歳を超えると情報吸収能力が著しく下がります。
ゆえに、脳が情報をすんなり吸収できる年齢で教えておく方が、本人が楽に覚えられます。
(6歳までの脳と心の状態についてはこちら)
②早くから文字が読めることによって
もっと文字を読むことに興味がでます。
早くから絵本の一人読みをはじめたり、
本が好きな子に育つ傾向があります。
(絵本の影響の結果はこちら)
③幼児教育の最大の目的は
『心の力』を育てることです。
絵本や文字に触れることで育つ
想像力、知識力、挑戦する力、自信、諦めない力、など、これら目に見えない心の力を伸ばすために活用できるのが『学習』です。
また小学校に入った時も、最初から読める子と読めない子では、自信の持ちようが違います。
3歳でひらがなが読める・まとめ
最後にまとめます。
■3歳でひらがなが読める子は、
賢さの差より「興味」と「環境」による要因が大きい。
■ひらがなは、
本人が興味をもてば3歳ならすぐに覚える。
■ひらがなを教えるために
叱ったり、強制はNG。
■3歳でひらがなが読めなくても、
小3ごろには平均化していくので焦らなくてOK。
■ひらがなは6歳から教えるより、
3歳で覚えたほうが本人が楽に覚えられる。
■文字を早くに読めることで、
本好きな子になり自信がつくことがメリット◎