知育

【早期教育】早くから読み書き計算ができる子にして、何がいいの?

早期教育

こんにちは、
alpapa(@mamaschool)です。

みなさんは「早期教育」や
「早くから読み書き計算ができる」
と聞くとどんなイメージがありますか?

まだ小さいのに、すごいわね!
という方もいれば、
まだ小さいのに、お勉強させられて可哀想だわ…と思う方もいると思います。

しかし、
実際に0〜3歳の子どもに
「文字・計算」を教えてみて感じたのは、このどちらでもありませんでした。

0〜3歳の子どもが、
文字が読めるようになったり、
計算ができるようになるには、
そういう「遊び方」があり、ただ、その遊びをしただけ、というのが正直なところです。

私は2児の母ですが、この遊びを知ったのは、上の子が2歳の頃、実際に取り入れたのは2歳半ごろでしたが、3歳にはひらがなや簡単な漢字を読むようになっていました。

計算の方は、私がなかなかその遊びをやってあげられなかったにもかかわらず、小学校に入る前には、簡単な足し算・引き算・割り算・掛け算ができるようになっていました。

下の子も同じように、
遊びの中でスムーズにできるようになっていっています。

このような調子ですので、
とりわけ「すごい!」とも「可哀想」とも思わず、「小さい子どもというのは、見せて一緒に遊べば何でも吸収する」と、ただその事実に関心しております。

またこういった遊びは
覚えさせるためにするものではなく、
肝心なのは、この遊びを通じて得られる、目に見えない部分で育っている力の方です。

そのため、
教えてみてできなかったとしても、実は問題はないのです。

と、前置きが長くなってしまいましたが
要するに、小さい子が文字を覚えたり、計算ができるようになるのは、特別なことではない。ということです。

あまり一般的に知られていませんが、
そういう「遊び」があり、たまたまそれをして遊んだら、できるようになっていた、というだけなので、文字や計算を教えることは「早期教育」と呼ぶほどのことではないかもしれません。

この記事では、
その遊びとはどんなものか?

また、
勘違いされやすい「早期教育」について、
そして実際に「読み書き計算」が小学校前にできるようになって、子どもにどんなメリットやデメリットがあったか、体験談を紹介します。

この記事はこんな方にオススメ。

■そもそも早期教育・幼児教育の違いは何?
■早くから読み書き計算ができて、何がいいの?
■どうせできるようになるのに今やる意味ある?
■文字や計算を教える遊びとは?

早期教育と幼児教育の違いは何?

早期教育、幼児教育、知育…と、いろいろな言葉がありますが、そもそも何が違うのでしょうか?

どれもこれもザックリと
「小さい子に何かお勉強を教えること」というイメージがありますが、実際にはこのような違いがあります▼

早期教育とは?

『早期教育』は、主に0〜6歳の子どもに対し、読み書き、計算、音楽、アート、スポーツ、などの体験を提供し、特定のスキルを高めることを目的に行われる。

早期教育 幼児教育 違い

例えば、0〜6歳で
・ひらがなが読めるようになる
・ピアノが弾けるようになる
・自転車に乗れるようになる
などの、
何かのスキルや能力を高める目的で、子どもに体験を与えることです。

幼児教育とは?

『幼児教育』は、主に0〜6歳の子どもに対し、日常の集団生活や遊びを通して、子どもの学びや発育をサポートし「生きるために必要な力」を伸ばすことを目的に行われる。

早期教育 幼児教育 違い

例えば、日常を通して
・コミュニケーション能力
・絵や言葉や歌など表現力、想像力
・記憶力や集中力
などなど、このような
非認知的な能力を伸ばすことを目的に、さまざまな遊びや活動を行います。

どちらも家庭で、育児の範囲でできる

何か具体的なスキルを高めることを「早期教育」、それに対し、非認知的な能力を伸ばすことを「幼児教育」とされていますが、実際には具体的なスキルを高めるためには、やる気や好奇心といった非認知的な能力が必要なため、この二つは重なり合っています。

そして、何かのスキルを高めることも、非認知能力を伸ばすことも、「育児」の範囲で行えるため、あまり堅苦しく「お勉強」として扱わず、ご家庭で遊びとして気軽に取り入れてあげればいいと思います。

家庭での早期教育
alpapa

育児のゴールは「自立」ですので、子どもを自立した人間に育てるには、結局はどれも通じるところがありますね。

また、小さな子どもに
「これは遊び、これは勉強」という区別はなく、遊びも学びも本来は同じものです。

家庭で取り入れる時も、
「今からお勉強よ!」と構える必要はなく
お散歩の途中で文字や単位を教えたり、お買い物の中で計算を教えたり、一緒に料理をしながら、食材の産地や季節、形の名前など、いろいろな知識を話してあげれば良いと思います。

alpapa

このブログでは、育児の中でママが実践できる、たくさんの知育のコツを紹介しています。

早くから読み書き計算を教えて何がよかった?

早くから読み書き計算ができることには、多くのメリットがありましたが、もし、ただ淡々と教え、先取りさせるだけだったら、おそらく意味はなかったと思います。

文字を覚えたり、数を覚えたりする経験、
こういったことは、子どもが「楽しい」と思うからこそプラスに働きます。

子どもは、楽しいと思うことは
遊びや日常の中で、どんどん活用しますので、そこではじめて「教えてよかったな」と思えることがありました。

例えば、
以下のようなことが良かったと思いました▼

語彙力UP、興味の広がり

文字が少し読めるようになると、
知っている文字だけ拾い読みしたり、
標識や看板などを指さして「あれ何て書いてあるの?」「なんでここに”雨”って書いてあるの?」と、興味を示すようになりました。

早期教育 読み書き計算

こうした質問に答えているうちに語彙も増え、親子の会話も広がり、子どもの興味の幅も広がったように感じます。

身の回りの表示やマークに疑問を持ったりすることで、考える機会や、知識を得るチャンスが増えたこともよかったなと思います。

自信と学習意欲が上がった

早くから読みができると、保育園でも公共の場でも、いろんな大人から褒められるので、嬉しくなったのか、読むことに対して意欲的になっていました。

ちょっとしたことですが、子どもにとって褒めの効果は絶大なので、こういうことから自信がついたり、学習意欲が上がるきっかけになったと思います。

早期教育 読み書き計算

習い事に電車で通っていたのですが、電車の中で絵本を読んでいると、高確率でおばあちゃんやおじいちゃんに話しかけられ「すごいね〜、何歳?もう字が読めるの?」と褒めてもらっていました^^

そして「うちの孫はねぇ…」と続くので、4〜6歳の頃は、電車に乗るたびにどこかしらおばあちゃんの孫の話を聞いていたような気がします(笑)

alpapa

こういう経験も重なってか、初対面の相手ともペラペラしゃべる子になりました。

新しい遊び方が増えた

年中さん(4歳〜5歳)になると、
周りにもひらがなが読める子、書ける子が一気に増えてきたようで、保育園ではお友達と「お手紙交換」が大ブームでした。

早期教育 読み書き計算

子どもって新しいツールを得ると、すぐに遊びに使うんですね。

毎日たくさんお手紙をもらって帰ってきて、遊びに行くたびに「〇〇ちゃんにお手紙書く!」とせっせと書いて、可愛いシールを貼ったりしていて、字を書くのも絵を描くのも、子どもにとっては同じようなものなんだな、と思いました^^

ひらがなが書ける 手紙

保育園の先生の話では、
最初は数名の女の子たちから始まったようですが、あっという間に「私もかける!」「私もやりたい!」とクラス全体に遊びが広がっていったようです。

alpapa

この時「うちも教えておいてよかった…」と思いました。みんな忙しいワーママさんだったけど、家庭ではしっかり教えてたのね!

文字という新しいコミュニケーションツールを得た子どもたちが、さっそく遊びにも反映させているという感じでした。

子どもって何でも遊びにするので、面白いですよね!

本が大好き、本から自主的に学ぶ子になった

早期教育 本好き

幼児の頃から絵本が大好きで、
何か知りたいことがあると、本を読んで自分で学ぶ子になりました。

もう小学3年生ですが、わからないことや、調べたいことがあると図書館で本を探し、読んでは挑戦しているので、早い段階から楽しく文字に触れてくれてよかったなと思います。

早くに文字が読めると絵本を楽しめなくなる?

早くに文字を覚えましたが、
楽しめなくなるどころか、ますます絵本大好きになりました。

うちの子の場合は
ママに読んでもらうのも、
自分で読むのも、両方好きでした。

「早くに文字を覚えると、絵本が楽しめなくなる」
と懸念するママもいますが、

現実には
「ひらがなが読めるのに一人で読んでくれない!」
「どうすれば一人で読むようになるのかしら?」
と、悩んでいるママの方が多いです。

ひらがなを読むようになっても、
スラスラ文章を読めるようになるまでには、やはり時間がかかります。

読ませてみても最初は、
「む・か・し・む・か・し・あ・る・と・こ・ろ・に…」という具合なので、億劫がって、なかなか一人で読もうとしない子が多いんです。

alpapa

うちの子も、ひらがなを覚えたのは3歳ですが、自分から絵本を読んで楽しむようになったのは、4歳後半〜5歳になる頃でした。約2年かかってる…!

5歳を過ぎたら、どんどん自分で読むようになりましたが、それでも相変わらず、絵本をもってきては「ママ、これ読んで」「じゃあ次はパパに読んでもらう!」と膝にのって甘えてきていました。

文字を早く覚えると絵本を楽しめなくなる

もうひらがなも読めるのに、
この子は絵本を、親とのスキンシップやコミュニケーションとして楽しんでいるのかな、と感じ、子どもとの絵本の時間は私も好きでした。

また、
絵本の「絵やキャラクター」だけに興味をもつこともあり、
「この話はあんまり好きじゃないけど、絵が好き!」と話は読まず、絵が気に入った絵本をたくさん借りてきて、真似してスケッチブックに描いている時期もありました。

絵本の楽しみ方というのは、
子どもそれぞれなので、
その子なりの楽しみ方を尊重してあげれば、それでいいと思います。

「絵本は絵の世界を楽しむものよ!言葉は耳で聞いて、想像力を育てましょう!」という大人の意見も分かるのですが、子どもだって、絵だけ見たい時もあれば、文字を読んでみたい時期もあり、成長の段階で変わっていくものです。

なので、もしお子さんが文字ばかりに興味をもって読もうとするなら、それはそういう時期だったり、その子の個性だったりするので、心配せず尊重してあげればいいと思います^^

alpapa

現実には、ひらがなが読めても「ママ読んで〜」が大多数です!文字ばかりに注目するなら個性だと思います。

すぐに覚えるので親子ともに楽だった

早くに教えて良かったと思うことの一つに
振り返ってみると、早く覚えてくれて「楽だった」というのがあります。

0〜3歳は、脳的に一番情報吸収率が良い時期で、この時期はどの子も等しく天才です。

alpapa

うちの子が賢いからすぐに覚えたわけではないです!

そして、文字を教えるといっても、
1日に数分ほど見せて遊んだだけなので、母的にとても楽でした。

ちなみに、小3になる当の本人に聞いてみると
いつひらがなを覚えたのかも覚えていなかったです。

早期教育 ひらがな 文字

さらに言うと、私がしてあげた文字カードの遊びも覚えていないようで、気がついたら日本語を話していたように、みんな読めるようになるものだと思っていたようです。

文字や数を幼児期に読めないことのデメリット

メリットは多く感じましたが、
逆に、幼児期に文字が読めない、計算ができなかったとしても、デメリットはないと思います。

本が好きな子もいれば、数が好きな子、かけっこが好きな子、と、子どもが興味を持つ対象はそれぞれ違いますので、文字や数を教えてみることはオススメしますが、基本的に子どもの好きなこと・得意なことを応援してあげるのがいいと思います。

今はできないことがあっても、子どもは、興味を持てばすぐに覚えてしまうので、周りのみんなが読めるからといって焦る必要はなく、その子のタイミングで教えてあげればいいと思います。

ただし、いくつか注意があり
文字や計算は、小学1年には覚えなくてはいけないことです。(すぐです)

教えなくてはいけない時期が来た時に注意することは、
「ママが子どもにイライラしないこと」
「小学校に入ってから、手のひら返したように詰め込まないこと!」です。

この時点で
子どもがなかなか覚えなくても問題はありません。
問題はママがイライラして叱った結果、やる気をなくし、勉強がキライになってしまうこと、の方です。

ひらがな 小学生 書けない

実際のところ、小学校入学の時点で、すでに多くの子が読み書き、簡単な計算ができる状態です。(ひらがなが読めるのは何歳?→調査結果)

最初のうちはママも
「まだ1年生だから」と寛大なのですが、

周りの子たちができる中、
我が子が、何度言っても間違えたり、
連絡帳を写してこなかったり、
ダラダラと宿題をやりしぶったり…

そのうち、
じわじわと怒りが溜まり…

「ひらがなくらい早く覚えなさい!」
「宿題くらいさっさとやりなさいよ!」
「また間違えてる!何回教えたら覚えるのよ!」
と、つい叱ってしまうんですよね。

これをしてしまうと子どもは、
やる気も自信もなくします。

周りと比べて
劣等感を感じてしまう子もいます。

そして、
勉強をするとママに怒られる、と思うようになり、勉強キライになってしまうので、この点だけは十分お気をつけください。

デメリットとして感じるのは、
子供ができないことではなく、すぐには覚えてくれない我が子に対し、ママがイライラして叱ってしまうことです。

小学校前の0〜6歳の時期、
その中でも3歳ごろまでの子どもは、
「うちの子、天才か?!」と思うほど何でも覚えてしまいます。(興味を持たせる教え方をすれば)

ひらがな 計算 3歳

しかし、脳の情報吸収能力は6歳までが最も高く、6歳を過ぎると、だんだん新しいことを取り込むのに時間がかかるようになってきます。

そのため、今までは
何となくママが言っていたから覚えた。
壁に貼ってあったから気づいたら覚えていた。
ということも→本人が取り組んで努力して覚えるというステージにシフトしてきます。

なので、一番の注意は、
子どもの「やる気」を潰すようなことをしてしまわないこと。です。

alpapa

小3くらいまでの勉強なら、やる気次第ですぐに追いつけるので大丈夫です。ただ、それまでに勉強キライにしてしまわないように!

何事も本人の「やる気」や「学習意欲」次第です。

ですので、幼児のうちから読み書き計算ができなくても問題はないのですが、早くからできることで「やる気・学習意欲」が育つことや、後々のママの負担を考えると、本人が苦労せず覚えられるうちに、覚えてしまうのが楽かなと思います。

特に0〜3歳は特別な時期で
ちょっと親が工夫した教え方をすれば、本当にすぐに覚えてしまいます。

0〜3歳が「文字と計算」を覚える遊びとは?

実は、子どもが文字や計算を覚えることは
みなさんが思っているほど大変ではありません

子どもが
覚えやすい順番や、
興味を持ちやすいコツ、
ちょうどいい時間やスピードなどがあります。

そして
基本的に1日5分でOKです。

正直なところ、
私が文字や計算を教えるために行なったのはこの程度なので、早期教育と呼べるほどのものではありませんが、これで十分でした。

1日5分と紹介しましたが、
私はズボラなので、実は1日5分もできておらず…、やっても平日のみで週末は外遊びをして過ごしていました。

ユル知育のalpapa

無理なく楽しめる範囲で取り組むことがオススメです。

それはどんな遊びかというと、
このブログでよく紹介しているドーマンメソッドの取り組みです。

ドーマンメソッド

ドーマンメソッドとは、簡単に言うと
グレン・ドーマン博士が50年以上にわたり、100カ国以上の子どもたちを研究した結果生まれた、子どもの知性を何倍にもする方法です。

ドーマン博士は「親こそ最高の教師」とし、
家庭で親が取り組めるプログラムを提唱しました。

このプログラムの中にある
「文字・数」への取り組みが「文字カード」と「ドッツカード」というおうち遊びです。

さらに詳しく
ドーマンメソッドとは何?
という方はこちらをご覧ください▼
ドーマンメソッドとは、どんな乳幼児教育?内容とメリットを詳しく紹介

「文字」の取り組みの体験談▼
ドーマンメソッド『文字』体験レポート《0〜1歳》文字が読めるのは何歳?

「数・計算」を教えるには
「ドッツカード」というカードで遊びます▼
【ドッツカードとは?】ドーマン博士のやり方が最も効果が高い理由

また、ドーマンメソッドの遊び方は
0歳からのママスクール」で知識ゼロから学ぶことができます。

知育や早期教育について
まったく何も知らなかったママにも、すぐに始められるくらいわかりやすく遊び方のコツや手順を紹介しています。

ママスクールでは毎月
無料体験としてドッツカードセミナーを行なっているので、ご興味のある方は今のうちに参加してみてくださいね。

子どもはどんどん成長していくので
思い立った時が良いタイミングです✨

\賢いママたちは、こっそりやってる/

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