こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
「子供の記憶力が悪いかも?」
「教えているのになかなか覚えない!」
と、お悩みのママへ、
『記憶力』とは、
勝手に良くなるものではなく、鍛えるものです。
ゆえに、
鍛えている子は3歳でも記憶力が良く
記憶の回路をあまり使わないまま育った子は「覚えるのが苦手」です。
記憶力の良し悪しは、
生まれつきの特性より、日常での頭の使わせ方(≒育て方)が大きいと言われています。
この記事では
■子供の記憶力が悪い原因と、記憶力を鍛える方法
を紹介します。
目次
子供の記憶力が悪い!原因は何?
冒頭でも紹介した通り、
子供の記憶力は放っておけば勝手に良くなるものではなく、鍛えて育つものです。
子供がいつまでたっても
「覚えようとしない」
「記憶力が悪い」と感じる場合は、
■日常の遊びや会話で、記憶力を育ててないから。
■記憶力を使う機会が少ないから。
という事を頭においておきましょう。
記憶力を育てるには
『頭にいれた記憶を取り出す事』
インプットとアウトプットの繰り返しをしながら記憶の回路を開いていく事が大切です。
複雑そうに聞こえますが、
とてもシンプルです。
たとえば、2歳〜3歳の子が
新しい言葉を聞いて(インプット)
▼
それを使う事で(アウトプット)
▼
『覚える』のと同じです。
子供の記憶力を鍛える!ものを覚えるためのステップ
人が何かを『覚える』時
まず、
①その情報を見たり聞いたりしてインプットします。
次に、
②その情報を短期的に「保持」します。
最後に、
③その情報を思い出したり、その情報について話したり、書いたりしてアウトプットする。
①〜③を繰り返すことで、
より記憶が定着し、素早くとり出せるようになります。
記憶は、
インプットとアウトプットはセットです。
よく記憶する子というのは
『よく思い出して、よく使う子』です。
つまり、一度インプットした情報を、話したり、思い出したり、遊びの中で使ったりして、日常でアウトプットを多くしている子、ということです。
ゆえに、
ママが子供の記憶力を鍛えてあげたいなら
日常の会話の中で「今日は何が楽しかった?」「給食は何だった?」など過去の記憶を頻繁に引っ張り出してあげるだけでもトレーニングになるのです。
逆に、教えるだけ教えて
全く使わない情報は、流れていったり、取り出せなくなります。
これは大人も同じで、
例えば本でノウハウを読んでも、それについて一度も考えたり実践したりしなければ、すぐに読んだことすら忘れてしまいます。
よく覚える人とは、
よく記憶を取り出そうとする人です。
子供の記憶力が悪い原因『記憶の仕方がわからない』
『覚える』にはインプット&アウトプットがセットですが、幼児期に「ただ見せるだけ、ただ聞かせるだけ」という受動的な経験だけをさせて、アウトプットをさせていないと、子供は『記憶の回路』をあまり使わず成長していってしまいます。
ものを覚えるための頭の使い方をしてこなかったので、記憶の仕方やコツがよくわからないまま成長し「覚えるのが苦手」な子になってしまうのです。
子供に何か新しいことを教えたり
子供が新しい経験をしたら、与えるだけでなく、それを思い出させたり、それについて話したり、絵日記に書いたり、なにかしらの方法アウトプットする機会も与えてあげてください。(具体的な方法は記事後半にて▼)
「英語のCDかけ流し」なども同じですが
インプットだけでアウトプットをしていないと、大人になっても英語は話せないままです。
「歌・暗唱・実践」などの方法で、アウトプットの繰り返しは必須です。
0〜3歳はインプットゴールデン期
0〜3歳は人生の中で
インプットのゴールデン期といわれています。
この時期は『右脳の働き』が優位で、
右脳は理解を必要とせず情報をイメージで吸収します。
ゆえに、
何でもぐんぐん吸収する時期なので、
積極的に質の良い情報を与えてあげましょう。
一方、
考えて理解する脳である『左脳の働き』が活発になるのは3歳ごろからです。
ゆえに、
0〜3歳はまだ「質問に的確に答える」などのアウトプットがうまくありません。
なので「教えたのにわかってない!」と焦らなくても大丈夫です。
十分なインプットの後、
アウトプットが盛んになるのが3歳前後〜と覚えておいてください。(個人差があり、中には小学生くらいで一気に開花する子もいます)
それまでは、教えたことを覚えていない&わかっていない様子でもイライラせずぐっと我慢して、ひたすら質のよい知識や刺激を与えて、笑顔でスキンシップをしてあげてください。
そして、3歳ごろからは
会話や遊びの中で、アウトプットの機会も積極的に作ってあげると◎です。
ただし「教えたでしょ?言ってごらん!」
と叱ったり、テストしたり、強制するのはNGです。
また、インプットが十分でない情報を
いきなりアウトプットさせようとしても、入ってないものは出てきません。
たとえば、
3歳になって急にひらがなを教え始め
すぐに「これは何て読む?ほら答えて」とプレッシャーをかけるのは です。
ひらがなに興味・関心がある子や、
記憶の回路が活性化されている子は
すぐにアウトプットできるかもしれませんが、そうでない子にこれ(テスト)をすると勉強嫌いになる可能性があるので注意です。
3歳の記憶力について▼
3歳の記憶力はどのくらい?記憶力を育てるなら3歳がピーク
子供の記憶力は日常の会話で鍛えられる
子供の記憶力は、
日常の親子の会話の中でも育ちます。
「今日保育園どうだった?」
「何して遊ぶのが楽しかった?」
このように、過去の記憶を引っ張りだして思い出させる質問をして、それについてどう思ったか子供の興味や感情、意見を話す、というのが効果的です。
記憶は、
興味や感情と結びつくことでより強くなります。
今日あった面白い事、
旅行に行った時の話、
新しく覚えた事についてどう思うか、
子供の目を見てたくさん会話して、話を聞いてあげてください。
親子でじっくり会話をすることは
記憶力・思考力を育てる良い機会にもなります。
こちらも合わせてどうぞ▼
【子供にかける言葉】自分から勉強する子に育つ親の言葉とは?
子どもが自分で『考える力』を伸ばす方法!2~3歳からできる鍛え方
子供の記憶力を鍛える遊び
親子の会話以外にも、
子供の記憶力を鍛えるゲームがあります。
記憶力UPで定番なのが
2歳からはじめる『記憶ゲーム』▼
幼児の記憶力トレーニング【記憶カードゲーム】2歳からの知育に◎
こちらは親子で楽しめる
幼児用神経衰弱カード、一つあると家族で楽しめます▼
幼児のカードゲーム!2~3歳からおすすめ神経衰弱メモリーゲーム
子供の記憶力が悪くなる生活習慣
なお、本記事は以下の記事の続きです▼
3歳・4歳ひらがなを覚えない!幼児の物覚えが悪い原因は?
こちらに『子供の記憶力・物覚えが悪くなる生活習慣5つ』がまとめてありますのでご参考ください。
どれだけ日常で記憶力を鍛えても、
この5つを改善しなければ、効果は激減です▼
3歳・4歳ひらがなを覚えない!幼児の物覚えが悪い原因は?
最後にもう一度、
記憶力は、鍛えることで良くなります。
日常でコツコツ鍛えてあげましょう^^
子供の成功は記憶力で決まる 学力、思考力、心を育む子育て