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【マシュマロテストは嘘?】否定されたマシュマロテストの嘘ホント

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マシュマロテスト

こんにちはalpapa(alpapa11)です。


子供の「自制心」と「将来の成功度
の関係性を調査した有名な実験『マシュマロテスト


結果は、
自制心の強い子ほど将来成功する!
と出ていましたが、近年この結果の一部をくつがえす研究結果がでました。


子供が将来成功するかどうかは、
幼児期の自制心(セルフコントロール能力)ではなく、実は親の〇〇?!

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マシュマロテストとは?

その前に、
マシュマロテストについて紹介します。

マシュマロテストとは
1960年代から1970年代にかけて
心理学者のウォルター・ミッシェルらが、おもに幼児(4歳前後)600人以上に行ったテストです。

マシュマロテスト

椅子とテーブルだけの部屋に子供を呼び
子供の前にマシュマロをひとつ置きます。

そして、
「これは君にあげるよ、
私は今からちょっと用があるから部屋を出るけど、もし私が戻ってくるまでの15分間たべるのを我慢できたら、もうひとつマシュマロをあげるよ♪でも、我慢できずに食べちゃったら2つ目はなしね。」

と、言って子供を1人にし、
我慢できるかどうかを試します。

結果は、
2個目をもらったのは全体の1/3
残り2/3は我慢できずに食べてしまいました。

マシュマロテストの結果

そして、
この子たちを大人になるまで追跡調査した結果、我慢して見事2個目をもらった子たちは、我慢できなかった子に比べ、学力健康状態収入などがが良く、社会的な成功度が高いという結果になりました。

マシュマロテストの批判1

この研究結果により、
「我慢できる子は将来成功する!」
と幼児期の自制心、つまり衝動や感情のコントロールが大切と言われてきたのです。

子供の自制心とマシュマロテスト
についてはこちらをどうぞ▼
マシュマロテストで子供の自制心がわかる!待てるようになるのは何歳?

ところが、2018年に
この結果を一部覆す実験結果がでてしまいました▼

マシュマロテストが否定された?

2018年に行われたニューヨーク大学の研究者テイラー・ワッツらの研究()によると『マシュマロを我慢できたのは、子供の自制心の問題よりも、子供の家庭環境経済的な影響の方が大きい』という結果になったのです。

マシュマロテストの批判2

つまり
我慢できる子が将来成功する率が高い、というのは間違っていないが、そもそも我慢できた子というのは⇒裕福で恵まれた家庭で育った子だった。という調査結果になりました。

この研究は以前よりもサンプルの数を増やし、900人以上の子供たちを実験&調査した結果なのですが

研究によると、
我慢できた子は裕福な家の子が多く、
我慢できなかった子は、経済的に貧しい家庭で育った子が多かったのです。

「約束が守られる保証はない」
「いま食べないと、もう食べられないかもしれない」

このような子たちは、
「我慢すれば〇〇をあげるね」
と言われても、そのような経験がないので喜びを先延ばしにできないのではないかという見解に至りました。

貧しい家庭で育った子は
世の中や未来に対して、我慢した分のリターンがくると期待がもてず短期的な報酬を求め我慢ができないのです。

これはたとえ
貧しい家庭で育っていなくても
親が約束を破ってばかりだったり、信頼できない環境で育てば、はやり我慢できずマシュマロを食べてしまったでしょう。

小さな事でも、
親が子供との約束を守ったり
子供へ言うことに一貫性をもたせるのは大切ですね。

マシュマロを我慢できたのは、家庭の経済状況

親の経済状況

「頑張った分のリターンがくる」
「言われた約束は守ってもらえる」
と期待がもてるのは、恵まれた環境では一般的です。

こういった環境で育った子供達は
「いま我慢すればいい事がある」という事を経験上知っています。

そして
将来のために我慢するといい事があるとわかっている子は、勉強もします。

ゆえに、
先の喜びのために「我慢できる」→「勉強する」→「将来の成功率も上がる」のです。

1960年代のマシュマロテストでは
我慢できる子は将来の成功率があがる
と結果づけられましたが

2018年の調査では
親の経済状況が将来の成功に影響する。という結果になりました。

また、
裕福な家庭で育った子には、
「物欲が少ない」という特徴もあります。

欲しがらずとも、
恵まれ満たされているため
学業や人生でも「本当に自分のやりたい事に没頭できる」というのも将来成功する秘訣のひとつです。

さらに、裕福な家庭の子は
親からしっかりとした「お金の教育」を受けています。

欧米やユダヤ系の家庭では、
幼児期からお金について教えている家庭が多いですが、日本ではいまだにお金の話はタブー・下品とされていて、先進国の中では珍しいほどお金の教育がされていません。

どんな家庭でも
社会的な成功と切り離せない
お金についての話も、小さいうちからしていくと◎です。

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