
こんにちは、
alpapa(@mamaschool)です。
子どもにとっても
大人にとっても楽しい『旅行♪』
いつもとは違う場所で、
いつもとは違う体験をすることは、
いつもとは違う頭の使い方をすることになります。
非日常を味わえる旅行は、
子どもにとって『良質な脳刺激』となるだけでなく、好奇心や視野を広げる貴重な学びの場になります。
旅行を通じて知育効果を10倍UPするコツを紹介しますので、ぜひ次回の家族旅行で活用してみてください^^
目次
旅育とは?

【旅育】
『旅育』とは、ただ子どもを旅行に連れて行くだけではなく、旅行を楽しみながら家族でさまざまな体験をしたり、知識を学んだり、新しい価値観に触れ、子どもの心や人間性の成長を促す旅行のことです。
【旅育の効果】旅行が子供によい影響を与える理由
子どもは日々の体験や経験から多くのことを学んでいますが、同時に自分が普段接している日常が「世の中のすべて」かのように捉えがちです。
旅をして日常から離れ、日常にはない体験や価値観に触れることで「自分が知ってる日常は、大きな世界のほんの一部だったんだ」という気づきを得ることができます。
こういった『非日常的』な特別体験は、
刺激が強く印象的なため、旅行をすることで▼
・視野が広がる
・好奇心が広がる
・知識が増える
・新しい価値観を知る
・多様な視点が育つ
・柔軟な思考が育つ
・豊富な体験は発想や想像力、選択肢の幅を広げる
という良いメリットがあります。
また、旅行中は渋滞や天候などで予定通りにいかないことも起こるため、計画力、自制心、柔軟な思考力なども育てるチャンスです。

そして、このような子どもの頃の豊富な体験は、楽しい思い出として記憶に残るだけでなく、将来の選択肢の幅にも影響を与えます。
何かを一度でも体験したことがある、挑戦してみたことがある、見たことがある、聞いたことがあるという土台があると、それを元に想像したり、応用したり、発案したりという能力の幅も広がっていきます。
こう考えると、本や図鑑ってすごいですよね、歴史や未来、地球外のことまで疑似体験できちゃうんですから。
また、旅が子どもの人間性を育てることを確証できるようなエビデンスとして、シリコンバレーのゴッドマザーとして知られるエスター・ウォジスキーさんの家庭の例があります。
ウォジスキーさんはどんなママかというと、
スティーブ・ジョブズを教え、googleの人材教育を担当、3人の娘を育て、長女はYouTubeのCEO、次女はカリフォルニア大学医学部准教授、三女はバイオベンチャー創業CEOとして活躍中という、アメリカ教育界のスーパーママです。
そして、そんなウォジスキー家では、『何よりも優先していたのは旅行と教育で、そのほかのことにはお金を使わないようにしてた』ということです。
旅行×教育のパワーを思い知らされますね!
こちらに
ゴッドマザーの著書を紹介しておきます▼

旅育の効果を10倍UPさせる方法

旅行体験は、子どもが自分の枠を広げ、学び、成長するチャンスです。
ただ親に連れて行かれただけで終わってしまわないよう、旅育の効果をUPするコツをいくつか紹介します。
旅育の学び効果を上げるために
最も大切なことは『楽しむこと』です。
・貴重な体験をさせてあげたい!
・旅先で知識を学ばせたい!
・歴史に興味を持たせたい!
こう思うのはごもっともですが、
どれだけ下調べをして、場所を厳選して、学びを深めるぞと意気込んでも、楽しくなければ子どもの学びにつながりませんし、良い記憶としても残りません。
旅育の最優先事項は『楽しむこと』
これをお忘れなく。
それでは、
旅育の効果を10倍上げるためのコツを紹介します▼
親が行きたい場所・楽しめる内容であること!
まずは企画する親自身が興味のある内容であることは重要です!

子どもの勉強になりそうだからという理由で、親自身が興味もない場所を選んだり、気乗りしないプランを立てることはオススメできません。
子どもは、行きたいといっていたのに急にグズったり、疲れて途中で寝てしまったり、親の期待とは裏腹にまったく興味を持たなかったり…というのは、よくあることです。
こんな時、子ども中心に旅のプランを組んでしまうと「目の前にこんなに素晴らしいものがあるのに興味を持たないなんて!」とガッカリしたり「あなたが行きたいって言ったんでしょ!」とイライラしてしまいますね。
でも、たとえ子どもが興味を示さなくても、
親が楽しんでいたり、興味深そうに話しながら観光していたりすると、子どももいつのまにか興味を持ったり、話の内容を自然と覚えたりするものです。
聞いてないようで、実はしっかり親の会話を聞いているのが子どもです。
例えば、親が歴史好きなら、
子どももいつの間にか歴史が好きに、親が山登りが好きなら、子どもも自然とそうなっていく。
そんなことは本当によくあります。
私も子どもの頃、
父が園芸や植物が好きなので、
よく花市場や展示会などに連れていかれました。
でも当時の私は植物に全く興味がなく「売店でアイス買ってくれるなら行く」「植物なんか見て何が面白いの?お父さん1人で行けば?」くらいにしか思っていませんでした。
アイス買ってもらったくせになんて奴だ!
しかし、大人になった今、
我が家は観葉植物だらけです(笑)。
もう置く場所がなくて買えないくせに、観葉植物専門店を巡るのが好きで、娘に「ママ、なんで葉っぱ見るのが楽しいの?」と言われる始末。
私の兄弟もいつのまにか観葉植物好きになっていて、家はジャングル状態になってます。
こういった話は育児あるあるですが、
本当に親の「好き」の影響って強いんです。
幼児期の経験は、時間差で影響してくるので、ぜひパパママが好きなジャンル、興味のあること、情熱をもっていることに、子どもを巻き込んで楽しんでみてください。
子どもにも意見を聞いてプランを立てる
とはいえ、全て大人中心のプランを立ててしまうのも考えものです。

旅育の効果を引き出すためには、
子どもがワクワクして、視野が広がるような体験をさせてあげることが大切です。
そのためにも、
子どもにも選択肢を与えて旅行計画に参加させてあげると◎。
例えば、泊まる旅館の周辺には、いろんなものがあるけど、この中ならどこに行きたい?など、いくつか候補を出して一緒に決めると「自分で計画を立てた」という意識が芽生え、旅先でも積極的に動きやすくなります。
また、キャンプや自然体験、観光など各シーンごとに
「何を持っていけばいいかな?」
「向こうで何が必要だと思う?」
「服装はどうする?」
など質問しながら、一緒に持ち物を準備したりすると、想像力や計画性も育まれます。

また、行く前からワクワクを高めておきましょう。
旅行先や観光する建物の歴史などについて、出発前に少し会話しておくと、
旅行のワクワク度もUPします!
現地情報の下調べをしておく★★★
旅行先の下調べは絶対大切です!
向かう場所の、特産品、歴史、風土、食文化、伝統工芸、文化施設、方言など、なるべく子どもが興味を持ちそうなものについて、ちょっとした小ネタを仕入れておくと◎です。
子どもが好きそうなことを調べるのに、おすすめな本はこちらの3冊▼

小学生からの都道府県おでかけ図鑑
子どもにもわかりやすい
「旅のプラン」の立て方も載っています!

『47都道府県 ニッポン学び旅200』旅するほどに賢く、心豊かに!
これが一番オススメかも!
なんと、日本の観光スポットが
国語、社会、理科、美術など学科別に紹介されています!

るるぶ 地図でよくわかる 47都道府県の歴史大百科 (ビジュアル学習地図帳)
こちらは少し大きい子向け、
中学受験にも役立つような内容が満載です!
次の休みの行き先が決まってない場合は、
こういった本を子どもと一緒に読んで「ここに行きたい!」「これをやってみたい」「これを食べてみたい」と相談しながら決めるのもいいかもしれません。
また、オムツが取れていない子との旅行の場合は、施設の設備も要チェック!
歴史的観光地付近にある山奥の秘湯などに、下調べなしに行くと、小学生以下NG、混浴しかない、ベビーバスなし、オムツ台なし温泉なども案外あります。
しっかり事前確認して、みんなが快適に過ごせるようにしましょう!
好奇心を刺激する声がけ・つぶやき
何と言っても効果的なのは
好奇心を刺激する『親のつぶやき』です。
下調べして得た知識や、
親が興味をもったことなどを、道中で自然と話してあげると◎です。
特に小さな子がいる場合、
電車や新幹線より車での旅が多くなるかもしれませんね。
車窓から、その地ならではのものを見かけたり、景色を見て気がついたことがあれば、こんなふうに話してあげてください▼

「このあたりは〇〇の産地で、生産量は日本一なんだってさ」
「これから行く場所は、世界遺産に登録されてるんだよ」
「このあたりは〇〇武将の出身地なんだって」
「動物注意の標識があるよ!このあたりはクマが出るんだね!」
こうしたちょっとしたつぶやきが、
子どもの好奇心をくすぐるきっかけになります。
子どもが興味を示したら、
親も積極的に話を広げてみましょう。
親子のコミュニケーションも深まります。
もし、子どもが興味を示さなくても大丈夫です!
夫婦で楽しそうに話したり、「へえ〜これは面白いね」「こんなふうになってるんだ」など、独り言のようにつぶやいているだけでも、子どもはしっかり聞いていて、心に入っています。
私もいつのまにか、いろんな植物の名前や花の咲く季節など、気がついたら知っていました(全く興味なかったのに)。
子どもは親の会話は自然と覚えてしまうので、無理に聞かせようとしたり、勉強させようとしなくても大丈夫です^^
反応を期待せず、まずは楽しい空気を作ることが大切です。
親が挑戦してみる

現地に行って、その地ならではのものに出会ったら、まず親が積極的に試してみることがオススメです。
伝統工芸や特産品など、その土地の歴史や地理、風土によって育まれた独特なものなので、ちょとした雑学を交えながら親が楽しんでみましょう。
子どもが小さいうちは、見慣れないことや初めてのものに抵抗を感じて、なかなか挑戦したがらないことも多いですが、そういった場合は無理にやらせようとせず、親が楽しそうに体験している姿を見せてあげてください。
そうやって、いろんなことに挑戦して楽しんでいるお手本を見せていると、成長と共に「僕もやってみる…」と、言い出すようになります。
また、実際に体験することでその土地の記憶も強く残ります。
私にも一つ、記憶に残っている体験があります。
昔、名古屋城に行った時「みそキャラメル」なるものがあり、こんなの絶対まずいだろう?!と思いながらも試してみたところ、ごめんなさい、予想通りめちゃくちゃまずかったです。
国内の城跡にはあちらこちら行きましたが、今は城跡といえば=名古屋城のみそキャラメルが真っ先に思い浮かぶくらいまずかったです。
ちなみに北海道には「ジンギスカンキャラメル」もあるようですが、これもまずいと有名で、販売元の会社も「不味い!」と公式に認め、人気のお土産品になっているようです。
ジンギスカンキャラメルは食べたことないですが、なんとなく味噌キャラメルの方がまずいような気がします。
こういった経験は、後になって思い出すと良い思い出になるので、ぜひその土地ならではの体験に挑戦してみてくださいね!
旅行を振り返って会話をする

体験をしたらそれでおしまいではなく、旅館に戻ってから「今日は〇〇が楽しかったね」「〇〇を見たの初めてだね!」など食事の時に振り返って話したり、質問してみましょう。
子どもは話すことで体験を消化していくので、自分の体験や感じたことについて話す機会を与えるほど、心の成長につながります。
ちなみに、ユダヤ流「自ら勉強する子に育つ親の質問」はこちら
ただ1日の出来事を思い出して話す。
これだけで、子どもは体験を消化吸収でき、さらに記憶力を育て、記憶の回路を広げることもできます。
子どもの記憶力を育てるには
見たり聞いたりして「一度頭にいれた情報を取り出す」という、インプット&アウトプットの繰り返しを日常で意図的に促してあげることが効果的です。
「うちの子、記憶力が悪いなぁ」
「何でもすぐに忘れちゃうわ」
という場合は、その日の出来事について、たくさん会話(=アウトプット)してあげてくださいね。
記憶力は年齢と共に勝手に良くなるというわけではなく、鍛えてあげることで良くなります。
そのほかにも、旅の絵日記を書いてみたり、写真を飾ったりして、なにかしらの「形」にしながら振り返ってあげると、より楽しい記憶が定着します。

小さい子ならフラッシュカードや文字カードにして見せてあげたりすると、記憶に残るだけでなく、文字も覚えるのでおすすめです。
【旅育・まとめ】
旅行をして日常から離れ、
新しい体験をすることは
子どもにとって大きな学びのチャンス。
心と人間性の成長を促すためにも
ぜひ、一工夫の「仕込み」をしてから出かけてみてくださいね!
【旅育の効果を10倍UPするコツ】
・「楽しむ」が最優先、親も楽しむ
・子どもの意見も取り入れる
・現地の下調べをしておく★
・好奇心を刺激するつぶやきをする
・親が率先して挑戦してみる
・旅行を振り返って会話したり、絵日記を書く