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『母親やめたい、疲れた』こう思った私はダメな母親でしょうか?

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母親やめたい

こんにちは、
育児が向いていないalpapa(@mamaschool)です。

もうすぐ母の日ですね。
ここ数日で、「ママだいすき」と保育絵でのカーネーションの工作や、可愛い似顔絵をもらったママも多いのではないでしょうか。

このタイミングで恐縮ですが
あなたは「母親やめたい」と、
思ったことはありますか?

私はあります。
ごく普通にあります。

世の中のママたちはどうなのでしょうか?

2020年にインディゴ・フィルムズ(株)によって行われた調査(対象:400人)では「ママをやめてもいいですか?」と思ったことがある人は、77%

alpapa

えっ、、100%じゃないの?

正直、私はこの数字に驚きました。
77%どころじゃなく、ほぼ100%だと思っていたからです。

我が子は愛おしいですが、
24時間365日続く育児の中で「もう、ママやめてもいい?」と思うことがあっても、私は何の疑問も感じません。

もう一つ、こんな調査もあります。
2022年にNHKが6,528人の母親を対象に行ったアンケートによると「母親にならなければよかった」と思ったことのある人は、3人に1人

私はこれも思ったことあります。
そして、この調査では「母親にならなければよかったと思う」と答えた母親への二次調査を行ったところ、96%の母親が「子どもに愛情はある」と回答しています。

子どものことは愛している。
けれど、母親をやめたい

矛盾しているようですが、
共感するママも多いはずです。

子どもに愛情はあるのに
もう母親でいたくない、やめたい、
私には向いてない、いい母親になんかなれない。

そして、
そう感じる自分を責めてしまう。

そんなママの心が、
少しでも軽くなるように、以下の3つのことをご紹介します▼

①母親をやめたくなる時、心の中で起きていること
②自己セラピー:母親をやめたい感情の癒し方
③「もう限界!」という時の一時避難場所

母親をやめたくなる時、心の中で起きていること

母親やめたい 疲れた

「母親やめたい!もう育児なんてイヤ!」
こんなふうに思うこと、ありますよね。

でも、その言葉の裏には
『本当は、もっと良い母親でいたいのに、もっと育児を楽しみたいのに、(それができないから)→もうイヤ!やめたい!』
という思いが隠れているように感じます。

つまりあなたは
「本当は良い母親になってあげたい」
という心を持った、愛情も責任感もある、すでに良い母親です。

じゃなかったら、わざわざ「母親やめたい」と検索する前に、もうやめてます。

「親の愛情不足」を疑う時も同じです。
愛情があるから「もしかして私の愛情不足なのかな..」と悩むのです。

あなたにとって「母親」や「愛情」の定義は何でしょうか?
何をもって「良い母親」「私は子どもを愛せている」と感じていますか?

ここで少し、
自分の子どもと同じ年齢まで戻ってみてください。

もしかしたら、あなたは
何よりも子どもを優先して育ててくれた自分の親を見て、どこかで「愛すること」が「自分を犠牲にすること」「我慢すること」と結びつき、愛するほど、自分を犠牲にして辛くなっているのかもしれません

または逆に、自分の願った形で愛情を受け取れなかったと感じ、どうすれば愛情をもらえるのか考えた結果、「いい子でいるべき」「我慢するべき」「親の言うことは聞くべき」という、たくさんの制限を作り出し、それを自分にも自分の子どもにも押し付けて苦しくなっているのかもしれません。

私たちが何かに悩み、
辛さや痛みを感じる時、それは、今起きていることと関係なく、別の形でずっと前から心の中にある「痛み」が原因だったりします。

私たちは、
何か不快なことが起こったから→その結果、辛さを感じた。
と、思っていますが、
本当は逆で、心の中に未解決の痛みがあるからこそ、それを追い払おうとして、もう一度その感情を引っ張り出せるような状況を自ら作っているのです。

母親やめたいの本音

「母親をやめたい」という思いも、
×うまくいかない育児の連続から→
育児が向いていない、母親やめたい、辛い。

と思うのではなく、

未解決の痛みが心に溜まっている→
あなたの心が、その感情に気づいてほしくて、その感情を再び呼び起こせるような辛い状況を、わざわざ作り出してる。

というのが心の仕組みです。

(参考:チャック・スペザーノ博士のビジョン心理学)

育児においても、人間関係においても、何か心に痛みや辛さを感じる時、その原因は「頑張ってもうまくいかない」や「Aさんにイヤなことを言われた」などではなく、前から自分の心の中に溜まっていた、放置された過去の痛みが原因なのです。

そして、その多くは
6歳ごろまでの幼児期に起こったことが原因とされています。

けれど、大人になった今からでも、
この過去の痛みを探して、癒してあげることで、もう同じ状況は繰り返されなくなります。

なぜなら、今の状況を作っていた根元の原因が解消されると、心はもうそれを再現する必要がなくなるからです。

日常で心の痛みや辛さを感じたら、
それを放置せず、押さえ込まず、無視せず、目をむけ救い出してあげてください。

その感情と丁寧に向き合い、本音に気づくところまでいくと、解放され、もう同じようなことで同じように辛く感じることはなくなります。

あなたの現実世界は、
どこまでいってもあなたの内面世界の鏡です。

例えば
・Aさんの発言にイライラする
・夫が育児に協力してくれない
・子供を可愛いと思えず辛い

こういったことも、
原因は、Aさんでも夫でも子どもでもなく、あなたの心の中に溜まった未解決の痛みが作り出していることです。

その痛みを発見して解放してあげると、不思議と問題も解消されます。
こういった「心の本音探し」は、カウンセリングを職業にしている人が専門としていて、プロに相談すれば解決は早いでしょうが、実は自分でも十分できます

私も定期的に自分でやっていて、
やるほど心が整って気が楽になっていった実感があります。

alpapa

個人的におすすめのシンプルな方法を紹介します。

少しずつでも自分を癒していくことで
困ったことが起きても「自分の感情は自分で扱っていけるから大丈夫」という安心が得られるので、自己セラピーは日課にすることをおすすめします。

それでは、
日課にできるほどシンプルなやり方を紹介します▼

自己セラピー:感情の癒し方

母親やめたい、悩み解消法

やり方はシンプルで、
ペンがあれば誰でもできます。
ただし、自分の感情と向き合うという姿勢が必要です。

あなたが「もうイヤだ!」と思っていること
その原因は外の世界にありません。
すべて、あなたの内面から出てきたものです。

だから、
あなたが解決できます。

それでは、「早く見つけて!」と
SOSを出している原因を発見してあげてください▼

【やり方】
・心がざわついた時に行う
・思考と感情をノートに書き出す
・自問しながら本音に辿り着くまで掘り下げる

【用意するもの】
・100均のノート
・書きやすいペン(何でもOK)
・赤ペン、赤ボールペンなど(※あれば)

心がざわついた時、イラッとした時、怒り、悲しみ、恐怖など感情が出てきた時に行うと効果的です。
その感情は、潜在意識からのメッセージです。
ずっと見つけてほしくて、そのために何度も何度もイライラする状況を作り出しては「早く見つけて!」「早く気づいてよ!」とSOSを出してきているので、もう無視したり蓋をしたりせず、丁寧に向き合ってあげてください。

本当は見たくない怒りや
感じたくない感情と向き合うことで、問題も少しずつ解消されていきます。

ただノートに感情を書き出すだけでも効果がありますが、どう始めたらいいかわからない場合に感情を吐き出しやすい手順をご紹介します▼

【手順】
①心がざわつく時にノートを開きます。
②今、感じている感情や、考えていることを全て書き出します。
どう書き出していいか迷う場合は、ざわつきを感じる身体の部分に手を当てて、こんなふうに自問してみてください▼
『今、どんな気持ち?』
『私、何か言いたいことある?』

心の傷の癒し方

「納得いかない!」「イライラする」「ふざけんな!」など、怒りが出てきた場合は、赤ペンで殴り書きをすると、蓋をしていた思いがどんどん出てきやすくなります。

何ページでも
思っていることを、毒出しのごとく、どんどん書いていってください。

「私、こんなふうに思ってたんだな」と、
出てきた感情は素直に受け入れて認めながら書いていってください。

③書きながら、自問してみましょう。
『なぜそう思うの?』
『それはなぜ?』

出てきた答えにさらに何度も
『では、それはどうして?』と自問し、掘り下げていってください。

ノートへ書き出すと悩みが消える

書きながら出てきた思いは
否定せずジャッジせず「そう感じている私もいてもいい」と認めながら進めていってください。

怒ってもいい、嫌ってもいい。
感じてはいけない感情なんて、本来、存在しないのです。

本当は、何に対して、誰に対して、どんな理由で、何をされたから傷ついて、本当はどうなりたかったのかーーなど、こういった自分の気持ちがハッキリしてくるほど、そして自分の気持ちをわかってあげるほど、感情は落ち着いてきます。

④それから、
『私はどうしたいの?』
『どうなりたいの?』

と本音に近づけるような質問もしてみてください。

本音に触れると「ハッ」とする感覚や
気づきを得たような感覚があると思います。

⑤「だから私は怒っていたんだ」
「だから私は苦しかったんだ」と、
本音に気づいたら、ただ、受け入れ、認めてあげてください。

自己セラピー 気づき

【ノートの書き出しポイント】
・自分の深い部分に話しかけてみてください
「〜するべき!」と制限が多く出てきた方はこちらの記事もご参考ください
・大人の思考や常識でジャッジしなくていいです(⇒潜在意識は6歳児のままです)
・子どもの話をひたすら聞いてあげるように、どんなに幼稚で自己中な意見でも、ただ受け入れて聞いてあげてください
・誰にも見せないノートなので遠慮なく書いてください

『心の書き出し』を習慣にすることで、自分の内面にアクセスしやすくなり、心(潜在意識)が整ってきます。

私たちは生きていく中で、いろんな感情にフタをして、自分を押さえ込み、違う誰かになろうとして苦しんでいますが、本来の自分に気づけば、人生は自然と、うまく回り始めます。

『もう育てられない!』と限界な時の一時避難場所

今、すでに状況があまりにも辛く
限界に達している場合、
このままでは虐待やネグレクトに発展してしまいそうな時は、ここに一定期間子どもをショートステイさせることができます▼

子育て短期支援事業/こども家庭庁】

親の疾病や育児疲れ、仕事の理由などにより、こどもの養育が一時的に困難となった場合や保護者の育児不安や過干渉により、児童自身が一時的に保護者と離れることを希望する場合に、児童養護施設等で一定期間こども及び保護者を預かる事業です。

出典元:子育て短期支援事業について(こども家庭庁)

相談をして入所に該当する場合、
一定期間(原則7日、最長2ヶ月)子どもを預かってくれます。

またこのショートステイは、子どもだけでなく、親のレスパイトケア(介護や育児などからの休息)目的で、親もステイすることができるので、現在すでに限界が来ている方は、これ以上無理せずこういったサポートを頼ってください。

がんばるより、まずは自分を大切に

自分を大切にする

自分を犠牲にしてがんばったり、我慢するのが当たり前になってしまって、無理している自分に気づかなくなっていませんか?

現実は、どこまでいっても
あなたの心の投影です。

まずは自分を大切にしてください。
そうすれば、相手もあなたを大切に扱うようになります。

まずは自分の話を聞いてあげてください。
そうすれば、子どもも夫もあなたの話を聞くようになります。

自分を大切にするとは
「自分の気持ち」を無視せず、押さえつけず、否定せず、「私は今こう感じているんだな」と受け入れて認めて、感情を大切に扱ってあげることから始まります。

どうか、自分を大切に。

ここまでご覧いただき、
ありがとうございました^^

ママいつもありがとう▼
【子育ては世界一のお仕事】ママ達に伝えたい最高のありがとう

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