こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
勉強ができる・できない
『頭の良さ』はどこまで遺伝が影響するか?
実は、親の頭の良し悪しは、
あまり子供に影響しません。
親が勉強が苦手だったとしても
子供は優等生!というのは不思議なことではありません。
これについて、
わかりやすく紹介してある本があったので引用して紹介します▼
16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ
勉強できる・できないは遺伝とはあまり関係ない理由
『脳は後ろから発達する』
といわれますが、遺伝の影響が強くでるのも、脳の後ろ部分です。
遺伝が強く出ると言われる
「後頭葉」「側頭葉」が生まれてすぐ発達し、次に「頭頂葉」へ。
そして一番最後に発達し、
遺伝の影響を受けづらいのが『前頭葉』
前頭葉は、いわゆる「人らしさの脳」です。
思考、判断、決断、計画、洞察力、
コミュニケーション能力など、人を人たらしめる機能を担っています。
そしてこの『側頭葉』が、
学習や技能、つまりお勉強と関係のある部分。
脳の部位によって遺伝の遺伝の影響の大きさは異なり、学習や技能、考え方に関係する部分ほど、遺伝の影響を受けづらいことがわかっています。
引用元:16万人の脳画像を見てきた脳科学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ/瀧 靖之 (著)
お勉強に関係する部分(前頭葉)は、
遺伝の影響を受けづらいのです!
ということで、
ご両親がお勉強できたから、
子供もできる…とはかぎりません。
親の頭の「良し悪し」は、子供にはあまり影響しません。
引用元:16万人の脳画像を見てきた脳科学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ/瀧 靖之 (著)
たまに、
「ママが勉強できなかったから、うちの子も〜」
なんて言ってる方もいますが、ぜんぜんそんな事ないですよ〜!
(ただし、子供の前でそう発言していると、暗示でそういう子に育ちます…)
脳の90%は6歳までに完成する
といわれている中でも、
人が人らしくあるための前頭葉は、
遺伝の影響も受けづらく、発達のピークも10代と遅く、その後もゆるやかに発達します。
『言語能力』に関しては
発達は8〜10歳がピークなので、英語は0歳からしなくていい!幼児期からするなら英語より⇒ピアノがオススメ、と書かれていました。(小1からの英語で成果をあげた天才児の勉強法はこちら)
お勉強に関しては、
遺伝の影響というよりは
その子の気質に対して、与える環境や、親の対応、といった事が色濃くでてくると思います。
特に幼児期は好奇心を育て、
子供が得意な事・夢中になれる事を
たっぷりさせてあげることで子供が伸びます。
これとは逆に、
子供への対応で「叱る」をあげると、
日常的に叱られたり暴力を受け続けると脳がダメージを受ける事はよく知られています。
「叱る」「怒る」ということを、親はもう少し考えた方がいいかもしれません。
引用元:16万人の脳画像を見てきた脳科学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ/瀧 靖之 (著)
というのは、日常的にストレスを受け続けると、海馬が萎縮することがわかっているからです。
海馬は記憶を司る、子供の成長にとって非情に大切な部分です。
日常的に叱られるストレスで、
記憶を司る部分が
萎縮してしまうんですね。。
家では叱りっぱなし、
文句を言いっぱなしのママさん、
それらが子供の恒常的なストレスになっていないか、見直してみましょう。
その子の気質によって、ママが怒っても
さほど気にしない子もいれば、繊細に傷つく子もいるので、その子にとってどうか?をよく見てあげてください。
私も最近、
つい口を挟むことが増えたので
ストレスになってないか、気をつけよう(^_^;)
さらに、トラウマ級の出来事は、
「帯状回」という情動を司る部分も萎縮させてしまうようです。
日常的なストレスについては
『睡眠不足』も自覚のない心身のストレスとなるので注意です▼
子供の睡眠時間が短いとどうなる?→睡眠が足りないと脳が縮んでいく
話を戻して、
子供は褒めて伸ばす
といわれますが、
叱るより褒める方を多くしてあげてください。
どんな人になるかは、
心がどんな経験をして成長するか、に影響を受けます。
子供の内面や能力は
生まれ持った気質x環境(+親の対応)の相互作用で育っていきます。
心が喜ぶ経験を、
たくさん与えてあげてください^^
個人的な意見ですが、
賢い人というのは、勉強に関係なく
『幸せな思考・選択ができる人』だと思います。
そしてこれも↑
遺伝の影響をうけづらい部分ですね。
要点をまとめます▼
・お勉強に深く関わる「前頭葉」は遺伝の影響を受けづらい部分。
ゆえに、親の頭の良し悪しはあまり子供に影響しない。
・好奇心を育てる、得意な事をさせることで、子供が伸びる。
・慢性的なストレスを受け続けると、海馬が萎縮する。
最後に、こちらの本
わかりやすくてオススメです▼