こんにちはalpapa(@mamaschool)です。
「人の気持ちを考えなさい!」
と、叱ったことがあるママも多いと思いますが
そのまえに!
小さい子供というのは基本的に、
・自己中心的
・全部欲しい
・一つもあげたくない
・相手のことは考えれない
・好きなことしかしたくない
・愛情クレクレ星人
↑
これが普通だと思って接すると気が楽です?✨
では、人が
相手の気持ちを考えられるようになるのは何歳からでしょうか?
以下で紹介していきます↓
相手の気持ちが考えれるようになるのはいつ?
脳の発達からみると、
「思いやり」「コミュニケーション」といった
人らしい機能を司どるのは、脳の前頭葉という部分なのですが
前頭葉は発達がゆるやかで、そのピークは10代にかけてと言われています。
「人の脳は6歳までに90%完成する」
と言われる中でも『人らしさの脳』である前頭葉は、個人差はあれど6歳ではまだまだ発達途中です。
ですのでご安心ください。
小学校3年くらいまでは
自己中で相手の気持ちが考えれなくても、さほど珍しいことではありません。
また小さい子ほど、
メタ認知(自分で自分のことを知ること)が苦手です。
メタ認知能力が大きく発達するのも同じく小3くらいからで、つまりそれまでは相手のことだけでなく、自分の思考など自分自身についてもイマイチよくわかっていません。
しかし、だからといって
それまで何も教えないのは です。
発展途中だからといって、
全くの未発達ではありません。
そして、
脳的に理解できる年齢になったからといって、一度も教えられてもない・練習もしていないことが急にできるようになるわけではありません。
また脳というのは、
使えば使うほど発達し、逆に使わないと衰えます。
考えたり刺激して使うほど鍛えられるので「どうせ教えてもまだわからない」と放置せず、発達中の今こそしっかり教えてあげてください^^
赤ちゃんからでも伝えていくことは大切です。
わかる・わからない
できる・できないは別として、
「気持ち」について考える機会を作ったり、日々の言葉がけやお友達との関わりの中で教えていってあげると◎です。
子供には
100回、200回…と伝えて
1回聞いてくれればラッキ〜、くらいの気持ちでいてください?
できてなくても大丈夫です!
聞いてないようで実はちゃっかり聞いているのが子供。
親が何度も伝えていることは、しっかり浸透していきます?
相手の気持ちがわかる「人らしさ」の心は何歳から育つ?
「人らしさ」の心は育つのは
脳の前頭葉の発達と関係しています。
思いやり、コミュニケーション、判断力、洞察力、など、いわゆる「人らしさ」の機能は、前頭葉が担っています。
脳は後ろから発達する
と言われていますが、
前頭葉は一番最後に成長し、そして一番最初に衰えていきます。
前頭葉の発達には個人差があり、
だいたい4歳くらいから発達しだし、10代にかけて大きく成長し、その成長は20代まで続きます。
それに伴い、
4歳前後からは少しづつ、我慢したり、待ったり、予測したり、ということができるようになってきます。
ただし、まだ上手ではありませんので
日常の中で鍛えていくことがおすすめです、鍛え方の具体例を紹介します。↓
相手の気持ちがわかる子に育てるには?
思いやりなどを司る「人らしさの脳」を鍛えるには、何度も繰り返し刺激を与えて使うことが大切です。
例えば、日常でお子さんが、
考えたり、予測したり、計画したり、
そして実際に行動にしてみる、
という機会を多く与えてあげてください。
どうやって?
特に難しいことはなく
ただ日頃の会話の中で
「どうなると思う?」
「こういう時はどうするのがいいと思う?」
「じゃあ一緒にやってみようか」
など、自分の心で考えさせる質問をして、実際に行動を促したり、
「それを言われると悲しいよ」
「手伝ってもらって嬉しかったね」
「ありがとうって嬉しくなる言葉だよね」
など、気持ちを表現しあったり、自分や相手の気持ちに意識を向けさせるような会話を多くしていくだけでも◎です^^
日常の会話からだけでも
子供は多くの能力を鍛えているんです!
思いやり、コミュニケーション能力、思考力、洞察力、記憶力などなど、これらは日常の会話から鍛えることができます。
今日はどんなことを話しましたか?
ぜひ親子の会話を大切にしてあげてくださいね!
「相手の気持ちがわかる」は高度な能力?
「相手の気持ちを理解する」
これはよく考えると、
大人でも人の気持ちを理解するのは難しいです。
相手の気持ちを察しても、
行動に表せないことだってあります。
相手の気持ちがわかるとは、
脳的にも精神的にも高度なことなんですね。
高度な能力だからこそ
『真に賢い人というのは、
思いやりがあって優しい』
と言われるのも納得ですね。