こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
今回は、子どもの成長にかかせない
『外遊び』の大切さについて紹介します。
子どもがスクスク育つには
・外遊びをたくさんさせると良い!
・自然の中で過ごすことが良い!
と、言われますが、それはなぜ?
また、
部屋の中で遊ぶのと何が違うの?
わざわざ外で遊ばなくても、家でお勉強をさせた方が賢くなるんじゃないかしら?
いつも外で遊んでるあの子、別に賢くないわよ!
などなど、
こんな疑問にお答えしていきます^^
外遊びで育つスゴイ効果について紹介するよ!
目次
外遊びをするとどんな子に育つ?
幼少期に、外遊び・自然遊びをたっぷり楽しんで過ごした子は、一言でまとめると
人を惹きつけるような魅力的な人間に育ちます。
それほど
外遊びや自然から受け取るものは大きいです。
幼少期の外遊びで
育つ力はとても多いですが、
その中でもママに知っておいてほしい内容をいくつか紹介します。
基礎体力がつき、全能力を効果的に伸ばせる
まずは基礎体力がつき
運動系の能力を高めることができます。
幼少期にいろいろな運動をすることは、思っている以上に大切です。
なぜなら脳の機能は連動しているので(脳の汎化)、外を走りまわって運動能力を高めることで、同時に視覚や聴覚、指先の機能など他の能力もひっぱられて高めることができます。
また、このひっぱられ伸びる度合いは年齢と反比例するため、小さい頃に多様な運動をしておくことによって全能力を効果的に伸ばすことができるのです。
野外や自然では、
走ったり木にのぼったり、水に入ったりと、必然的に全身を使って遊ぶため、脳はいろいろな動きを経験することができます。
それだけではなく、
注目していただきたいのは、
外遊びでは、脳が受け取る情報量が全然違う
ということです。
外遊びでは、脳が受け取る情報量が圧倒的に多い
野外や自然の中は、
部屋の中で遊んでいる時とくらべ、
子どもの脳が受け取る情報量が全然違います。
大きな青空の下は、
子どもにとって『発見の連続』まさに学びの宝庫です。
身体感覚から伝わる風、光、気温。
刻々と動く太陽や伸びる影、季節によって変わる色、匂い、温度、夏の日差しのまぶしさや、冬の北風の頬にささる冷たさ、春の新緑の香り、秋の澄んだ空と紅葉、などなど五感が受け取る情報量がとても多いです。
これら五感を通して受けとる刺激は、子どもの想像力や感性を大きく育てます。
また、五感からの刺激だけではなく
自然の中で遊ぶことは、子供にとって「冒険」であり「思わぬハプニング」から身につける力も多くあります。
予想外のハプニングから育つ非認知能力
外や自然で遊んでいると、
家にいては考えられないようなハプニングが起こります。
石をどけたら虫がぴょーんと飛び出てきたり、草むらを歩いたら全身ひっつき虫だらけになったり、水たまりに映る真っ青な空を見つけたり、気がついたら日が暮れて夕焼け空が広がっていたり、
こいういった予想外の出来事から
新しい視点や気づきを得て、発想力や、ものごとを多面的に見る力が育ちます。
また、野外で遊んでいると
知らない子に「一緒にあそぼ」と誘われたり、ボールが庭に入り番犬に吠えられたり、通りすがりの大人に叱られたり助けられたり、その場で自分で考えて対応する力も磨かれます。
そしてこれらの対応力は、
コミュニケーション能力の向上にもつながります。
ギョッとしたり、感動したり、助けを求めに行ったり、踏み出す勇気が必要だったり、さまざまな体験が待っています。
外遊びで育つ非認知能力は多いですね!
自然は子供の好奇心をかき立てる
自然の中に身をおくと「なぜ?どうして?」と不思議に思う出来事ばかりで、子どもの好奇心・探究心を刺激してくれます。
季節や時間によってみるみる変化する景色、虫や動物の生態系、天気、環境問題など、学ぶことはたくさんあり、チャンスを与えてあげれば、子どもは自分で疑問をもったことを探求する楽しさを知ります。
本でみた虫をパパと探したり、捕まえた虫が何を食べるか調べたりするのは楽しかったなぁ。
家族でキャンプに出かけたり、自然体験イベントに参加したり自然の中で遊ぶチャンスを与えてあげてくださいね!
赤ちゃんにも外遊びを推奨
だっこの赤ちゃんに外遊びって意味ある?
もちろん赤ちゃんにも外遊びや自然遊びをオススメします。
赤ちゃんは、温度や風、光を感じたりして学ぶ『感覚遊び』の時期です。
ママと一緒に「まぶしいね、あたたかいね」「冷たい風がきもちいね」「花の香りがするね」など季節や時間ごとに変わる自然を感じ、言葉がけをしながら五感に良い刺激を与えてあげてください。
外遊びで賢く魅力的な子に育つ理由
これまでお伝えした
外遊びで育つ主な力をまとめると、
・基礎体力
・運動能力
・豊かな感性
・好奇心と知恵
・対応力
・多面的なものの見方
・コミュニケーション能力
つまり、
体力のある健康な体をもち、
好奇心あって賢い、感性豊かで、いろいろな見解ができて、コミュニケーション能力も高い、これはとても魅力的な子と言えますね!
こんな子がクラスにいたら、絶対人気者だわ!
外遊びしてるのに賢くない?!
幼少期の外遊び・自然遊びで「賢くなる」という話題になると、こういった意見も出てきます。
外で遊ぶの好きだけど、勉強は大嫌い〜!
他にも、
「外遊びもしてたけど、別に普通よ?」
「近所のわんぱく坊主は外遊びばかりしてるけど、お勉強は苦手だよ」
なんで?小さい頃に外遊びすれば賢くなるんじゃないの?
外遊びで賢く育つ子とそうでない子、
違いは、生活に学習環境が整っているかどうかというのがあります。
幼少期の学習環境とは『家庭』です。
つまり、子どもの学びに対して親が協力的だったかどうかという環境の違いは大きいです。
では外遊びで子どもが受けた恩恵を、
親はどうサポートしてあげればよいか簡単なコツを紹介します。
外遊びでの学びを生かす対応
子供が外遊びで受け取った刺激や情報は、
そのまま記憶から流してしまわないようにしましょう!
素晴らしいものを受け取っても
一度も思い出さない、使わなければ、日常に流されて忘れていってしまいます。
英単語を覚えても
一度も使わなければ忘れてしまうようなものです。
受け取ったら(インプット)したら、
取り出す(アウトプット)作業をサポートしてあげましょう。
アウトプットと聞くと大げさに聞こえますが、ようするに『記憶や感覚を思い出すだけ』でもいいのです。
夕食の時に「今日何が楽しかった?あれが楽しかった、これが不思議だったね」など家族で会話してみてください。そこから広がります!
インプットしたらアウトプット
子どもが外で受け取った刺激を、
流してしまわず力に変えるコツを紹介します。
●会話する
●カードにする
●絵日記に書く
●図鑑や博物館で調べて学習に繋げる
【会話する】
幼少期の親との対話は本当に大切!
子どもが遊びの中で、何が楽しかったか、発見したこと、不思議に思ったこと、次にやってみたいことなど、たっぷり子どもの話を聞いてあげてください。
まだうまく話せない年齢の場合は、
親が「こんな虫がいたね、日陰は涼しかったね、夕方の風は心地よかったね」など感じたことや体験したことを、たくさん話しかけてあげるだけでも◎です。
【カードにする】
自然で見たもの、発見したもの、体験したこと、食べたものなど、「文字カード」や「絵カード」にして別の角度から見せてあげると子供の認識が深まります。
カードにして見せることで、
・語彙が増える
・文字を覚える
・記憶に定着する
という効果もあります。
【絵日記に書く】
楽しかったことや自分の感じたことを思い出し、絵で表現する、文で説明する、というアウトプット方法です。
記憶力・思考力・表現力・文章力など、鍛えられるものが多くオススメです。(推奨4歳〜)
【図鑑や博物館で調べて学習につなげる】
子どもが自然体験の中で興味をもったこと、不思議におもったこと、興味がありそうなことは『家に帰ったら図鑑で見てみようか?』『週末に博物館にいってもっと詳しく見てみる?』と好奇心の芽を育ててあげてください。
自然の中で遊ぶと
「なんで山の上は涼しいの?」
「なんで海の水はしょっぱいの?」
「雨の水はどこに消えるの?」
子どもは多くの
「何故・どうして」に出会います。
それらの疑問を放置せず、最初は一緒に調べてあげて『疑問に思ったら→調べる』ということを幼児期から習慣にしていると、これがのちに自主学習の土台になります。
子どもが伸びるチャンスは成長過程で多くありますが、忙しさゆえそれらを流してしまってるんですね。
親がなるべく拾ってあげれるといいですね!
大きくなって「自ら勉強する子」というのは
疑問に思ったことを放置せず、自分で調べている子なんですね。
子供に知識をつぶやく
もう一つ、
外遊びでの学びを深める対応を紹介します。
それは
『親が知識をつぶやく』ことです。
一緒に公園やキャンプに行った時、
「セミはオスしか鳴かないんだよね〜」
「カブトムシってサナギの中で溶けてあの形になるんだよ」
など、
子どもが思わず「え、そうなの?」と
興味をもつようなことを何気なくつぶやいてあげると◎です。
そして子どもが
「もっと知りたい」
「セミのオスとメス両方捕まえてみようよ」
など、好奇心を広げ出したら素晴らしい✨
さらには、
「他の虫はどうなんだろ?家に帰ったら図鑑みてみよう」と自分で調べ出したらマーベラス!
子供が遊んでいる最中にも、
遊びを邪魔しない程度にいろんな知識をつぶやいてみてくださいね。
あくまで「さりげなく呟く」がオススメです。
「ねえ聞いて!」みたいに言うと鬱陶しがられ逆効果です。
お子さんによっては、
親がこういったサポートをしなくても賢く魅力的に育つ子もいますが、0〜6歳は外遊びの効果を最大限に発揮するためにも、やはりサポートしてあげることをオススメします!
楽しかった記憶、
受け取った素敵な刺激や情報は、うちに帰ってからアウトプットしてあげましょう。
さまざまな経験をして、思い出し、ワクワクし、そのワクワクを次の興味へと繋げていけると、子供の心も知識も豊かに育って→魅力的な子に育ちます^^