こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
小さい子に文字の読みを教える時、
つい「あいうえお」から教えようとしてしまいがちですが、これは順番が逆です。
実は、小さい子にとって
「ひらがな」を覚えるのは難しく
「漢字」を覚える方が簡単なのです。
うん、そーだよ。
だって、ひらがなって「音」だから想像しにくいもん。
そして、この教え方の順番次第で
子どもはスムーズに文字を覚えていきます。
この記事では、
どうして小さい子ほど漢字の方が簡単なのか?
また、子どもにとって覚えやすい教え方の順番を紹介します。
この記事はこんな方にオススメ
・幼児にひらがなが難しい理由は?
・漢字ならどんな漢字でも教えていいの?
・子どもにとって簡単に文字を覚える
目次
漢字の方が簡単!幼児にひらがなが難しい理由
どうして漢字の方が覚えやすいの?
ひらがなのが簡単なのに。
大人の頭で考えると
「小さい子に漢字は難しいから、まずはひらがな」と思ってしまいますね。
しかし、
ひらがなというのは「音を表す記号」であって、抽象的で子供には覚えにくいのです。
一方で、
漢字は一文字で
それが何なのか具体的にわかるため、子供はより簡単に覚えられます。
まだ文字が読めない小さい子にとっては、抽象的なひらがなより、具体的な漢字の方がわかりやすく覚えやすいのです。
たとえば小さい子どもに、「あ」と教えても、子どもは「あ」を日常で見ないし、「あ」を食べたり「あ」と遊んだり「あ」を触ったことがないので、それが何かよくわからず、対して興味をもちません。
しかしここで
「足」という漢字を教える場合はどうでしょうか。
子どもは当然「足」が何か知ってます。
説明されなくても聞けば「ああ、足ね」と具体的にイメージできます。
子どもは、毎日「足」を使って歩いて、ズボンをはかせ、お風呂で洗って触ったりして足が何か知っていますし、自分の体の一部でもあるので、身近なわかりやすい言葉です。
ですので「あ」はなかなか覚えなくても『足』ならすぐに覚えてしまうのです。
ここでのポイントは
『身近な単語』ということ。
幼児がすぐに読めるようになる単語を紹介します!
幼児がすぐに覚える・読めるようになる文字の特徴
幼児がすぐに覚える・読めるようになるのは、自分にとって『身近な単語』です。
冒頭では「ひらがなより漢字!」といいましたが、実際には『その子にとって身近な単語』から教えれば、漢字でもひらがなでもカタカナでも英語でも、スムーズに覚えます。
馴染みのない「あ・い・う…」からではなく、その子が毎日見るもの、聞くこと、触るもの、遊ぶもの、行くところ、好きな食べ物etc から教えてあげてください。
漢字だから、
ひらがなだからというより
知っている・馴染みがある単語 ⇒簡単に覚える・興味を持ちやすい
知らない・想像できない単語 ⇒覚えにくい・興味を持ちにくい
ということです。
たとえば、
以下のような単語は1歳の子でもスムーズに覚えます。
実際にうちの1歳児で試してみたところ、すぐに覚えました⇒動画はこちら!
私の体験談からでは、自分のよく知っているもの、聞けばそれが何かすぐにわかる単語なら、1歳の子でもすぐに覚えます。
ただし、
よく知っている単語でも覚えにくいものがあるので注意です▼
幼児が覚えにくい文字とは?
幼児が覚えにくい文字とは?
ご覧のように↑形が似ている文字は、漢字でもひらがなでも覚えにくい!
これには理由があり、幼児は視覚がまだ未発達で、視野も狭く、ピント調節もうまくありません。
大人と同じような視覚に発達するのは6歳ごろと言われています。
そのため、ひらがなのような
どれも似ている形は、視覚で捉えづらく見えにくい、読みづらい、さらに1音づつでは何か具体的にイメージするものがないので⇒覚えない・興味もたない。ということが起こります。
覚えないのは僕のせいじゃないよ〜
ぜんぶひらがなだけでかかれたぶんしょうはこんなかんじです。
↑大人から見ても
ひらがなだけの文は…目がチカチカして非常に読みづらいですね。
わかる〜!
絵本も全部ひらがなで書いてあるから、読みにくい!
漢字まじりの絵本も出版してください!
また漢字でも、
「目、耳、首」のように形の似ている漢字を一気に教えると、子どもは視覚的に覚えにくいです。
そして
幼児に文字を教える時は、ドカンと大きく!書いて見せてあげてください。
幼児にとって難しい漢字、簡単な漢字とは?
ここまで読んでいただいた方へクイズです!
以下の文字の中で、
1〜3歳の子たちがすぐに覚えるものはどれでしょうか?
もうお分かりですね
答えは『熊』です!
なぜなら、このように
それが何か楽にイメージできるからです。
幼児が簡単に覚える文字とは
その子が簡単にイメージできるものです。
そして、
抽象的なものほど難しく
具体的なものほど簡単、ということです。
確かに「書く」となると、画数の少ない漢字やひらがなの方が簡単ですが、書かせるわけではないので、漢字でも平仮名でもカタカナでも、最初はその子が聞けばイメージできるものから教えてあげてください。
そうすれば、難しいと感じることなくスムーズに入ります。
ひらがなが読めない!読み書き嫌い対策
子供というのは基本的に言語の天才です。
何も教えなくても聞いているだけで日本語でも英語でもマスターします。
もちろん抽象的なひらがなでも読めるようにもなりますが、最初に自分と馴染みもない「あ・い・う・え・お」から読ませようとすると、子どもによっては全く興味をもたず、なかなか覚えず、「読み書き嫌い」になってしまうことがあるので注意です。
教えているのに覚えないと
きっと多くのママさんは…
こんなふうに
トドメを刺してしまうでしょう💧
言ってはダメだとわかっていても、
つい言いたくなってしまいますよね!
しかし、子どものプライドは山より高いので、こんなことを言われたら自己肯定感も下がり、ますます読み書き嫌いになってしまいます。
そうならないためにも
教える順番は工夫してあげてください。
興味のないことは簡単なことでも覚えない、これは、大人も子供も同じですね。
また、小さい子にとって
『知っていること・分かること=楽しいこと』です。
0〜3歳の子は、
自分の知っているものを見つけるたび「ママー!〇〇だよー!」と嬉しそうに報告してくれますね。
わかること、知っていること、言葉で表現できることが楽しい時期なんですね。
楽しいこと(知っている単語)から教え、もっと興味を引き出してあげましょう^^
子どもがすぐに文字を覚える!教え方の順番
最後にまとめて
0歳からできる、教え方の順番を紹介します。
すでにできている子は
最初のステップを飛ばしていただいて大丈夫です。
オススメの順番は▼
①たくさん話かけて、
知っている単語を増やす
↓
②「読む」という行為を教える
↓
③その子にとって
イメージしやすい身近な単語から教える
①知っている単語を増やす
何と言ってもまずは『話しかけ』です。
毎日たくさん話しかけ会話して、ものの名前を教え、語彙を増やしていきましょう。
お散歩やお買い物の時に、
・花の名前
・虫の名前
・野菜の名前
・色の名前
など、教えて本人が「知っている言葉」を増やしていきましょう。
また、
絵カードや絵本、図鑑を使って語彙を増やすもの◎です。
②読むということの存在を教える
0〜2歳なら、まずは「この世には”読む”という行為があるよ」というところから教えてあげてください。
どんな子も世の中に「読む」という行為があるというのを知るまでは、
グレン・ドーマン博士
とくに読む事に興味を持ちません。
あの形には音や意味があって
「読む」という行為がこの世にはある。
大人には当然すぎて教えるのを忘れていますが、この世にきて間もない幼児は「読む」「文字で伝える」という行為があることにまだ気づいていないかもしれません。
そして、読みの存在に気づかないかぎり興味をもつこともありません。
③本人がイメージできる単語から教える
聞けばすぐにイメージできるような、本人にとって馴染みのある単語から教えていってあげてください。
ひらがな、漢字、カタカナ、英語など、どれでもOKです。
書くわけではないので、難しい漢字でも問題ありません、ただし幼児はまだ視覚が弱いので、画数の多い漢字を教えるなら、はっきりした色で大きく書いて見せてあげてください。
ひらがなも積極的に教えたい場合は、まずは本人が知っている言葉の中から『二文字の単語→三文字の単語→四文字...』という順番がオススメです。
ちなみに、私はこんなふうにひらがなを教えました。
0歳の赤ちゃんでも漢字が読めるの?
0歳の赤ちゃんでも、漢字は読めます!
そう語っているのは、
幼児教育で有名なグレン・ドーマン博士
「赤ちゃんにとって文字を読むことは、けしてむずかしくありません。必要以上に漢字を入れることはありませんが、ひらがなだけより、漢字混じりの方が赤ちゃんは早く学びとります」と研究の結果から語っています。
ドーマン博士の取り組みをやってみましたが、0歳でも本当にわかってそうな様子でしたよ!
0〜1歳の子へ文字を教えてみたいママへ
ドーマン博士のメソッドのひとつに「読み」を赤ちゃんに教えるプログラムがあります。
私もやってみましたが、読める読めない以前に、やっていて楽しかったのでオススメします♪
気になる方はこちらをどうぞ▼
ドーマンメソッド『文字』体験レポート《0〜1歳》文字が読めるのは何歳?
小さい子に何かを教える時は、
子どもにとってスムーズに取り入れやすい方法がいくつかあります。
もし、お子さんが
「なかなか平仮名を覚えない!」
と悩んでいるなら、それはお子さんの問題というより、こちらが教え方を少し工夫してあげれば解決することがほとんどです。
子どもはどんな時も100点満点です!
もし何かうまくいかないと感じた時は、大人側が視点を変えてあげるだけでグンと伸びますよ^^
賢い子に育つ秘訣は
毎日たっぷり抱きしめて、大好き、ありがとう!と伝えて育てることです。これはママが幸せになる方法とも言えますね♪