こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。
よくあるお悩みで、
「うちの子、椅子に座っていられない」
「もう5歳になるのに、落ち着いて話を聞けない」
というご相談があります。
これには、
「興味が移りやすい」「衝動性が強い」
という子供の個性もありますが、それ以外にも子供にそうさせてしまう食生活が原因なこともあります。
例えば、
・お菓子を頻繁に与えている
・朝ごはんを食べない事が多い
・朝食はトースト+ジャム(≒菓子パン)
・お茶や水ではなくジュースを買う
こんな事が多くないですか?
これらが当てはまる方で、
お子さんが落ち着きがなくじっと座っていられない!
という場合は続きをどうぞ。
5歳〜のお子さんだけでなく、
落ち着きがなかった3歳の子でも
きちんと座って話を聞くようになった対処法を紹介します▼
3歳児でも座って話を聞けるようになった取り組み
子供が落ち着いて
椅子に座っていられるのは何歳?
これには個人差がありますが、
「我慢する力」が育つのは4歳ごろ、4歳になると、待つことができるようになったり、自らルールを守るということをするようになります。
なので5歳には、多くの子が
落ち着いて椅子に座って話をきけるようになります。
しかし3歳〜4歳にかけては、
まだまだ落ち着きがない子も多いです。
そんな中、
落ち着きのない3歳の子でも、
きちんと座って話が聞けるようになった
ある幼稚園の取り組みを紹介します、こちらの2つです▼
●早寝早起き朝ごはん。
●伝統和食による食育
まずは『朝ごはん』ですが、
朝ごはんは子供の脳の働きに重要で、
子供の落ち着きのなさだけでなく、
朝ごはんを食べる子・食べない子、また何を食べるかで学力の差はハッキリ出ています。
結果は、
朝ごはんを食べる子の方が
学力は2倍以上も高く、
また、何を食べているかで「理解力・記憶力IQ」に差が表れました。
朝食を食べない子の学力が下がる原因は主に、脳へ送られるエネルギー量の違いと、血糖値の急落下によって集中力がキレる、イライラする、頭がぼーっとする等の状態に陥るためです。
逆にいえば
血糖値が急↑↓しない朝食しっかり摂ることで、子供は落ち着いた状態になり、幼稚園や学校での活動にも集中して取り組めるようになります。
理解力・記憶力の高い子たちは
朝ごはんで何を食べているか?
研究結果はこちら▼
【朝食のメリット・子供の学力】朝食を食べる子/食べない子、学力の差は?
また、問題を持つ子の多くが
朝食を食べずに登校、食べても菓子パンやジュースだったという調査結果はこちら▼
【食事と心の関係】コンビニ弁当、カップ麺で育った子供はこんな子でした
次に『和食の食育』についてですが、
福岡市にあるふたば幼稚園で
実際に行われている取り組みを紹介します。
こちらの園の園長は、
長年こども達と接するにあたり、
以下のような子ども達が昔に比べて比較にならないほど増えていることに気がつきました。
・落ち着きのない子ども、
・表情のない子ども、
・座っていられない子ども、
・生気のない子ども、
・アトピーやアレルギー疾患を持つ子ども
問題を抱えた子どもをよく観察していると、「食」に問題があることに気づいたといいます。
引用元「食品の裏側2実態編」/阿部司 (著)
朝から菓子パン、ジュース、スナック菓子といったものを食べて登園する子どもたち。
あるいは1日にお米を1粒も食べないという子ども。
「このままでは子どもたちが壊れてしまう」と危機感を抱いた園長が一念発起してとりくんだのが伝統和食だったのです。
こちらの園長先生が、
『伝統和食』の給食に取り組んだところ、
その結果は、
・風邪や病気になる子どもが著しく減った。
・虫歯や肥満の子どもも激減。
・子どものアトピーが改善。
・座っていられない子、奇声を発していたような子どもたちが、きちんと話を聞けるようになった!
これらが顕著に表れたそうです。
引用元の本の著者は、
全国の学校をまわっていて
この幼稚園にも訪問したそうです。
すると、
3歳、4歳の子どもたちが、
きちんと座って30分話を聞く!
座っていられなかった子ども達が
食育でこうも変わるとは驚きの結果です。
こちらの幼稚園の給食は、
穀物・発酵食品・根菜・海藻が基本のメニューで、たとえば玄米五分搗きごはん、みそ汁、煮物、和え物、漬物、納豆という具合です。
ご家庭でも
献立の参考にしてみてくださいね。
私の近所にも給食が「伝統和食」の人気園があります。
一度そこへ見学に行きましたが、先生や通っている親御さんの話では、子ども達は卒園するころには和食が大好きになり、ひじきや切り干し大根、煮物が大好き、家やレストランでも洋食より和食を好むようになったと話してました。
我が家もほとんど和食ですが、
うちの子も、根菜や煮物が好きで、肉より魚、パスタよりご飯、しかも白米より五穀米が好きに育っています。
(でも、かといって肉やパスタが嫌いなわけではないです)
また、
周りの子ども達を見渡しても
・落ち着きがない、やる気がない、集中力がない、疲れやすい、物覚えが悪い..
このようなお子さんのママは、
子供にチョコやアイスやジュース、お菓子などを頻繁に与えていて、食事も偏っていることが非常に多いです。
落ち着きがない子は、ADHD?
「うちの子だけ遅い」
「できない、しようとしない」
「もしかして発育障害?ADHD?」
と障害を疑うママもいますが、
個人的には、
障害のせいではなく
「頭に必要な栄養が足りてないだけ」
「血糖値が不安定で集中が保てないだけ」
「食事を残してお菓子を与えているから」
「ルールやお約束を守るよう頑張る経験が少ないから」
と、思うことが多いです。
中にはお出かけの時は
常にお菓子を持ち歩き、
飲み物を買う時はジュースを買い与えるママもいます。
1日の砂糖の摂取量は25g以下が推奨されていますが(米・成人で…)、例えば500mlのジュース1本は平均50〜60gの砂糖が使われています。
お菓子とジュース1本を与えれば
あっという間に3日分の砂糖の摂取量を超えてしまいます。
これで夕飯を残したり
朝ごはんを食べないのですから、
集中できず、落ち着きのない子になっても不思議ではありません(^_^;)
しかしながら、
●早寝早起き朝ごはん
●伝統和食の食育
この2つを毎日しっかりするのは大変だと思います。
「早く寝かせなきゃ!」「菓子パンをやめないと!」と、ストレスになっては本末転倒なので、何事も完璧にしようとせず、まずは無理のない範囲で試してみてください。
また、親が食に気をつけて育てても、
ジャンクフードを食べ始めたら、人間はあっという間に中毒になります。
『食育』とは、ただ与えるだけでなく
子どもが、自分で自分の健康を大切にすることを教え、食を選択する力を身につけることです。
ここが育っていないと
大きくなってすぐにジャンクフードにまみれてしまいます。
せっかく食に気を使うなら、
ここを忘れず伝えてあげてくださいね(*^^*)
最後にまとめます、
座っていられない子が、座って話を聞ける子になった2つの改善方法とは、
▶︎早寝早起き朝ごはん。
▶︎伝統和食の食育。
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