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【食事と心の関係】コンビニ弁当、カップ麺で育った子供はこんな子でした

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食事と心の関係

こんにちは、alpapa(@mamaschool)です。

『給食で死ぬ!!』
以前から気になっていた本を読んでみたのでレビューします。

改めて子どもの『食事と心の関係
について考えさせられる内容です。

給食についても、
親は給食費だけ払って
「何が出されてるか知りません」ではいけないなぁと感じました。

この本の舞台は、
長野県の荒れた中学校。

どのくらい荒れていたかというと、

生徒が、
廊下をバイクで走り抜ける‥
学校外で空き巣をする
弱い生徒をいじめてお金を巻き上げる
一人暮らしのお年寄りの家にいって脅す
校舎に落ちたタバコの吸殻を集めれば1時間でバケツいっぱいになる
などなど

そこ、日本ですか??

と突っ込みたくなるような中学校で
とにかく毎日のように非行や犯罪が起きていたようです( ̄◇ ̄;)

この中学校に不妊した校長先生(著者)
は、非行少年たちの私生活を調査した結果「食べてるものがまともじゃない!」ということに気づきます。

子どもたちは、
コンビニ弁当やカップラーメンばかり食べていたのです。

しかし、
保護者たちに食事の改善を相談しても、
まったく聞く耳持たず….そこで、給食を改善していったところ、

この荒れた中学校が優秀校に変わった
というのですから驚きです。

コンビニ弁当やカップラーメン
ファストフード、お菓子やジュース
これらを子供に与える事が増えてきた方は続きをどうぞ▼

子供の『食事と心の関係』コンビニ弁当の子供

生徒たちの非行に困った先生は、
問題を起こす子供たちの私生活の徹底調査を行います。

そこで著者の先生は、
生徒がお昼にコンビニ弁当やカップラーメンを食べていることに気がつき、朝5時からコンビニの前に張り込み子供たちの様子を調査したようです。

すると、生徒の親子が次々と来店し
コンビニ弁当やカップラーメン、菓子パン、ジュースなどを買っていたのです。

このような生徒の多くは、おしなべて問題をかかえた子どもたちでした。つまり、かなり高い確率で非行問題を起こしていたり、いじめる側であったり、キレやすく学習に無気力といった子が多かったのです。

引用元「給食で死ぬ!!」/ 大塚貢, 西村修, 鈴木招平 (著)

簡単にいうと、
問題のある子供たちは
添加物や砂糖まみれの偏った食生活をしていたということですね。

コンビニ弁当というのは、
腐らないように防腐剤や添加物が大量に使われ、本来の素材は入っていないものも多いです。

例えば、ハンバーグ弁当などの
ハンバーグに牛肉は使われておらず、
鶏や豚に牛脂肪を加え添加物とカラメル色素(発がん性あり)で味や色をつけています。

安くて(本来の素材を使わない)、
見た目がキレイで(着色料)、
おいしい(添加物)、
コンビニにはこういったものがズラリと並んでいます。

その中でも、もし、
「この食品を食べるとキレる子になる可能性があります」
と書いてあるものがあれば、買いますか?▼
【危険な添加物】合成着色料とキレる子供の関係・避けるべき添加物とは?

さらに著者の先生が
子ども達の「食生活」を調査すると、

何と、生徒の38%が朝食を摂らずに学校に来ていました。5人に2人くらい食べてこないのですから、これは見過ごせません。(中略)

さらに、食べてきたとしても何を食べているかが問題です。
菓子パン、ハム、ウィンナー、さらに化学薬品で味付けされたジュースなど……。朝にそういうものを摂る子が、夕食にどんなものを食べているかというと、やはりレトルトカレーや焼肉が多いというデータでした。


引用元「給食で死ぬ!!」/ 大塚貢, 西村修, 鈴木招平 (著)

朝→菓子パン
昼→カップラーメン
夜→レトルトカレー

胃がもたれてダウンしないのが不思議
本当に食べているものがまともじゃないですね….。

ちなみに、子どもの
朝食と学力の研究結果はこちら▼
【朝食のメリット・子供の学力】朝食を食べる子/食べない子、学力の差は?

このデータを元に著者の先生は
家庭での食生活の改善を呼びかけたのですが、
非行を起こしている子の親ほど、聞く耳をもたない、まるで食の大切さを理解してくれなかったそうです。

そこで「給食を変えるしかない!」と
給食の改善を試みたのですが、その頃の給食のメニューは、

それまでの給食はというと、たとえば子どもも教師も好きな「菓子パン」「揚げパン」がありました。
さらに主食でいうと中華麺、スパゲッティ、ソフト麺などがあり、みんな大好き。一方、ご飯は1週間に1食程度しか出されません、そのご飯の時も副食は肉が主流です。

引用元「給食で死ぬ!!」/ 大塚貢, 西村修, 鈴木招平 (著)

パン・麺・肉ばっかり!
給食って、栄養バランスが考えられてると思ってたんですが、偏ってるんですね…。

保育園・小・中と、地域によって
給食の内容はだいぶ違うようで、中には変な珍メニューがあり、こんな本まで出版されています▼


変な給食

もっと変な給食

お子さんの給食のメニュー、
確認していますか?

ちなみにこの中学校では
不登校は生徒だけでなく、教師にもいたそうです…。

そこで先生は、
主食をご飯に変えるよう呼びかけ、
副食にも魚や野菜を多くするよう改善していくのですが、あることに気がつきました。

『パン』が腐らないことです。
20日、1ヶ月たっても腐らない、カビも生えない、固くもならない。

つまりすごい量の防腐剤、
軟化剤が入っているということです。

実際に給食に出された
パン、大福、ハムを実験のため3年以上車の中に放置したそうですが、どれも腐らなかったそうです。

夏場なんか車内は
70度以上にもなるのに、ハムも腐らなかった。

それだけ添加物が入った食品が
給食に出されていたということですね。

そこまで実験する先生がスゴイですが、
それだけでなく、
自分でお米や小麦を買い付けにいって、
無農薬・低農薬の素材を使った給食を実現させます。

主食・副食についても
このような改善が行われました▼

主食のパン・麺→毎日『お米』へ
副食の肉類→『魚・野菜』中心へ

食事と心の関係

その結果、
子ども達が本を読みだした。
非行が消え、不登校の生徒がいなくなった。
家でも自主的に勉強するようになった。
生徒達の学力が上がった。
子ども達が楽しく通学
アトピーが消えた生徒も。

タバコの吸殻だらけだった学校が
驚きの変化ですね。

『食事と心』って、
改めて深く関係しているんだなと感じました。

この本は中学生の子たちの改善例ですが
幼稚園での『食育』の取り組みで、
3歳児でも落ち着いて話が聞けるようになった例もあります▼
【5歳〜】落ち着きがない子、じっと座っていられない子供の原因は?

人間、さえ整えば、
あとは何でもやる気になります。

私は、
非行や問題を起こす子供に、
責任はないと思うんです。

20歳くらいまでは、
変な人、尖った人、病んでる人、たくさんいます。

でも、
それはその人のせいじゃないと思う。
生まれ育った家や、今までいた環境のせい。
あなたは悪くない。

でも大人になって、
おかしい事に気がついたのに
改善しようとしないのは、自分のせい。

人は気がついた時から変われます。

ただ、子供のうちは
非常に素直で染まりやすく

言葉、食事、教育、人間関係、など
与えられたものは素直に吸収してしまいます。

良い環境におけば良くなり、
悪い環境におけば悪くなります。

好奇心も強いので
目立つものにはすぐ手を伸ばします。

自分の環境にあるものは
普通だと思って、
何がおかしいのか気がつきません。

ですので、
子供に与えるものは、
言葉でも食事でも、大人が気を使ってあげてください。

こちらの本、
興味のある方は読んでみてくださいね▼


給食で死ぬ!!
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