子供が公園でチャドクガ(毛虫)に刺された!
どうしたらいい?!
公園で遊んでいたら、
いきなり全身ボコボコの皮膚炎に!
という子供が、春(4〜6月)、秋(9〜10月)に続出・・・
うちの子もやられました。
いきなりボコボコに腫れ上がり
「ママ〜かゆい、いたい」
と、戻ってきた時、今すぐ何ができる??
娘が刺され、テンパった時に私がして、
すぐに痒みと赤みがひいた対処法を紹介します▼
チャドクガの毒は、
50度以上の熱で無毒化されます。
なので速攻で家に帰り、
患部を熱めのシャワーでよく洗い流しまくった後、50度以上の蒸しタオルを患部に当ててください。
↑
これをした結果、
一気に腫れも痒みも引きました。
蒸しタオルは、
タオルをぬらして絞り、レンジでチンすればすぐにできます。(火傷に注意!)
チャドクガについてネットで調べると
こんな内容が多数ヒットしまして▼
《チャドクガの毒はたんぱく質系で、50度以上の熱で無毒化される。対処法は患部を強めの流水でよく流し、50度以上の蒸しタオルを当て毒針毛を無毒化させる》
ほんとかよ?!
と、思いつつも
速攻で家に連れ帰り、
患部を熱めのシャワーでよく洗い流しまくった後、50度以上の蒸しタオルを患部に当てていたら…
赤みも腫れもひき、さっきまで痒い痛いと大騒ぎだった4歳娘が「もう痒くない、遊ぶ〜」と、なったので結果、効果ありでした。
ふぅ…効果あってよかった。。
これを見ているママは
お子さんが刺されて当時の私のようにテンパってると思うので、とりあえず結果を先にお伝えしました。
ちなみに
掻くと皮膚の炎症が広がるので、
絶対に掻きむしってはいけません!(皮膚科の先生より)
それでは、
刺されてからの詳しい【処置方法〜完治】までを紹介します。
刺されたのが土曜の夕方という..
病院は開いてない、
でも、さすがに
毛虫に刺されて救急車というわけにもいかない…
こんな状況で
どう対応してどうなったか、
対処法をまとめながら経過を紹介するのでご参考ください。
(注)子供がチャドクガに刺されてアナフィラキシーショックを起こした場合はすぐに救急車を呼んでください。
子供がチャドクガに刺された!皮膚炎はどうなる?
チャドクガの毒は、
50度以上の熱で無毒化されます。
強めの流水でよく洗い流した後(毒毛を流す)、50度以上の蒸しタオルを患部にあて、無毒化してください。
↑
ネットで多くヒットした情報ですが、
やってみた結果、腫れも痒みも気にならないくらいに治り、かなり効果ありました。
出元は多分こちらの病院のスタッフブログ
(でも無毒化されるとは書いてない…)
毒針毛が残った状態で掻くと、炎症が広がるので絶対に掻かないでください。
毛が残っているかもしれないので、服はすぐに着替えさせ、毛がついてそうな衣類はすべて50度以上のお湯につけます、他の服と一緒に洗濯しないこと。
↑
毛が残っている服を放置したり、
他の服と洗ってしまうと、家族も被害にあったりします…。
いつまでも毒針毛を残さないために、
50度以上のお湯につけて無毒化するのが安全です。
ここから、
かゆみ・皮膚炎症はいつまで残るか?
使った薬など
【状況と完治するまでの経過】
を紹介します▼
公園で遊んでたら
「ママ〜毛虫いやー」
と言いに来る娘(4歳)
見ると、
3〜4センチくらいの毛虫が服の上に…
こいつです▼
ティッシュで追い払いましたが、
それからしばらくすると
「かゆい、かゆい」と背中をかきむしっている。
どうした?と、服をめくると
首下から肩、背中まで
赤いカリフラワーのようにボッコボコになってる!!
一緒にいたママ友が
「これ、チャドクガじゃない?!」
と、教えてくれて
とにかく毒針毛を流さないと!
と思い、すぐ家に連れ帰り、
シャワーで患部を流した後、#8000に電話⇒看護師の方からアドバイスをうけました。(ついでに仕事中のパパにどうすればいいかライン!)
#8000は小児緊急電話相談です。
子どもが生死にかかわらない症状で「どうすればいい?病院につれていくべき?何科?」など迷ったら電話すると看護師さんが対応してくれます。
私の経験上、
子供がこういう状況になる時って
いつも土日祝の夕方5時過ぎ。
病院開いてなけど
救急車を呼ぶほどではない状況…
ということで#8000に相談したら、まずアナフィラキシーの症状がでていないか聞かれました。
アナフィラキシーショックを起こしたら、すぐ救急車を!
チャドクガなどの毛虫、
虫さされで恐ろしいのは、
かゆみや皮膚炎ではなくアナフィラキシーショック。
チャドクガの幼虫に刺されたあと、
アナフィラキシーショック(じんましん、息苦しいなどの呼吸困難、唇や目など粘膜のかゆみや腫れ、嘔吐、下痢)を起こした場合は、すぐ救急車を呼んでください。
アナフィラキシーショックは
刺されてから30分〜1時間以内に起こることがほとんどです。
しかし、
まれに何時間もたってから起こる場合もあるので、刺された当日は子どもの様子をよく見てください!とのことでした。
その時うちの子は、
アナフィラキシーショックが出ていなかったので、とりあえず危険な状況ではない。
そこでいたたいたアドバイスは、
「洗い流した後、かゆみが引いて元気そうなら、後日皮膚科へ」
「しかし、ひどく痒がったり、
様子がおかしいなら夜間休日診療をしている病院へ行ってください」
と、とりあえず最寄りの
病院や緊急連絡先を4件ほど紹介してもらいました。
危険な状態ではなかったのですが、
あまりにグロくボコボコになっていたので
一応、病院に電話してみたものの
「すみません、今夜は外科医しかいなくて…」とか
「皮膚科の先生が当直でなくて、
専門外なので応急処置程度になります、かゆみ止めを処方して、翌日に皮膚科に行ってください、という対応になりますがよろしいですか?」と、結局やんわり断られました。
どこも受診できそうにない!
そんな時、パパからラインで
「流水でよく流して50度以上の蒸しタオルを当てるといいよ」と連絡がきたので、病院はあきらめて試してみることに。
レンジで蒸しタオルを作りつつ、
もう一度シャワーで念入りに患部を流しまくりました。
さすがに50度のシャワーを4歳児にかけるのは怖く、45度くらいでよく流しまくっていたら、この時点ですでに腫れも痒みも引きはじめました。
その後、
50度以上の蒸しタオルを当てていたら
「もうあんまり痒くない、遊びに行くー」とケロリと平気になりました。
さっきまであんなに痒がってたのに
でも、ああ、よかった...熱、効くんだなぁ。
毒毛を流す時に
石鹸も使いました。
毛虫の毒は酸性(のはず…)
なので、アルカリ性の石鹸で中和される(はず…)と思って、よく泡立てた石鹸で患部を擦らずなでて、ひたすら熱めのシャワーで洗い流しました。(石鹸の効果は自己満)
その後、
帰ってきたパパにも
「この程度なら皮膚科に行く必要ないね」
と言われるくらいに炎症も引いていました。
しかし…
その夜、
スヤスヤ寝ながら
たまにボリボリとわきを掻いていた娘。
翌朝、
わきの下をみると
なにこれ…!!
わきの下なんて刺されてないと思ってたのに!
ボコボコになってたのは肩から背中だったので、蒸しタオルをわき下には当ててなかった…。
夜中に掻いて
炎症が広がった様子…
しかし、
熱を当てた肩〜背中は痒くないこと。
わきの下も
見た目の皮膚炎症はひどいですが
本人はそこまで痒くはないそうです。
日中は普通に遊び、
たまに気になってポリポリ掻いていました。
もう毒は皮膚に入ってしまったので
効果ないかなと思いましたが、
もう一度シャワーで流し、
こんどはギリギリ50度近くまで温度を上げ、その後、また蒸しタオルを当てました。
そして次の日
2日目には▼
2日でだいぶ引いた!
チャドクガ幼虫の毒針毛に刺されると
2〜3週間は痒みで苦しむと聞きますが、対応が早かったおかげか2日でだいぶ改善しました。
この日は月曜だったので
皮膚科に連れて行き、皮膚科でもらった薬などはこちら、
チャドクガの毒針、かゆみはいつまで?皮膚科で処方された薬。
皮膚科に行くと
「君もチャドクガにやられたか〜!ここ数日だけで10人以上も来たよ」と、毎年こんな感じらしいです。
皮膚の炎症を見せると
「ああ、もう治ってきてるね、痒がる時だけ薬ぬってあげて」と、処方されたかゆみ止めはコレ▼
ちょっと強めのステロイド剤らしい。
ステロイドか…
あまり使いたくないなぁ、
弱めのロコイドでもいいかと聞いてみればよかった。
これと、
ジルテックドライシロップという飲み薬(かゆみ止め)も処方されました。
結局、塗り薬はその日の夜
1回だけ寝る前に使い、飲み薬は飲ませなかったです。
さすが薬、
その日は全く痒がらずスヤスヤ。
そして翌日、
刺されてから3日目▼
皮膚炎はほどんど消えて、
痒みもないそうです。
チャドクガに刺されたにしては、
かなり治りが早い方だと思います。
個人的には、
シャワー&蒸しタオルの効果だと思ってます。
そういえば
皮膚科を受診した時に、50度以上の熱で無毒化について聞いてみたら
「そうなの?そんなの初めて聞いた!でも、確かに蒸しタオルはいいかも!僕も後で調べてみよ〜」
と、逆に聞かれました。
すごく効果あったけど、どこ情報なんだろう…
そして、
もう起こってしまった炎症については
「掻くととびするから、絶対に掻かないようにね」と、言っていたのでご注意を。
そんなこんなで
4日目には本人も忘れていて、
1週間たつころには、跡もほぼ消えました。
最後に、
チャドクガについて。
チャドクガの幼虫(毛虫)は、
チャ(お茶)の木系の、
ツバキやサザンカ↓に春と秋によく発生します。
春4月〜6月、秋9〜10月にかけては、
ツバキやサザンカの木の近くはお気をつけください。
ツバキもサザンカも冬の花です。
花のない時期に毛虫がつきます。
また、もし刺されたら、
他の子が被害に合わないよう公園管理局などにお電話をすると駆除してくれたり【チャドクガに注意】の張り紙などを貼ってくれます。
そもそも…
毎年ツバキにチャドクガが発生するなら、公園にツバキを植えないでほしい!!
そういえば4歳娘が、
「ママ、毛虫ってなんで毒があるの?
なんで刺してきたの?」と聞いてきました。
「毒があるのは身を守るためだよ、
刺そうとして刺したんじゃんないよ」
なんて話してましたが、
生まれつき毒を持っているというだけで、一方的に駆除されるって、チャドクガの幼虫も不憫だ、、
身を守るものって時に身を滅ぼす
毒なんか持ってちゃいかんですね。
そんなこんなで、
チャドクガに刺された時の体験談でした。
ご参考ください。